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2025年は「R.E.L.O.A.D」をキーワードに6つの目標でゲームを改善していく!「RED STONE 20th. Anniversary Party」レポート

L&Kが開発・運営するPC向けMMORPG「RED STONE」の20周年を記念したオフラインイベント「RED STONE 20th. Anniversary Party」が、3月8日に東京・銀座にあるGrace Bali Ginzaで開催された。

当日は、事前に募集した参加者の中から抽選で選ばれた50名のプレイヤーたちが参加。食事を楽しみながら、クイズやビンゴ大会なども行われ、かなりの盛況ぶりとなっていた。

会場内では、20周年記念のイベント向けに作られた特別なフォトスポットが用意されていたほか、「RED STONE」の長い歴史を象徴するかのように、これまで作られてきた貴重なグッズの展示なども行われており、多くのユーザーが写真を撮影している様子も見られた。

20周年記念のイベントらしい特別なパネルが設置されたフォトスポット。
20周年記念のイベントらしい特別なパネルが設置されたフォトスポット。
過去に販売またはイベントプレゼント用に制作されたグッズもガラスケースで展示されていた。
過去に販売またはイベントプレゼント用に制作されたグッズもガラスケースで展示されていた。
会場内に入って真っ先に目にはいるので、「おおっ!」と感動しているファンも多かった。
会場内に入って真っ先に目にはいるので、「おおっ!」と感動しているファンも多かった。
食事はビュッフェ形式で自由に食べられるようになっていた。
食事はビュッフェ形式で自由に食べられるようになっていた。

イベント冒頭に登壇したL&K代表取締役のナム・テグォン氏は、流暢な日本語で挨拶。「RED STONE」が登場した20年前はMMORPGというジャンルはまだ世界的には珍しい部類であったが、その後韓国では社会現象になるほど盛り上がった。同時にアメリカや中国でも注目されるようになったが、その中に「RED STONE」があったことは誇りであると振り返っていた。

L&Kのナム・テグォン代表。
L&Kのナム・テグォン代表。

ちなみに今回のオフラインイベントは、全体で3時間半ほどの長丁場となっていたが、オフラインパーティ的な内容とは別に、途中で2025年に行われるゲームのアップデート情報も告知されていた。こちらの記事では、そちらも合わせてレポートしていく。

ナム・テグォン氏の乾杯の音頭でイベントが開幕した。
ナム・テグォン氏の乾杯の音頭でイベントが開幕した。

「RED STONE」の20年を振り返る「開発者セッション」

同イベントで最初に行われたプログラムは、「開発者セッション」だ。こちらでは、「RED STONE」の開発陣が登壇しQ&A形式で本作の20年について振り返るという内容になっていた。ちなみにQ&Aで用意されていた質問は、ユーザーからの意見なども含まれたものとなっていた。

写真左からナム・テグォン代表、開発本部長のイ・ヨンチャン氏、企画チーム長のオ・スンジェ氏、企画パート長のユ・ヨンジュン氏、運営PDのイ・ドフン氏。
写真左からナム・テグォン代表、開発本部長のイ・ヨンチャン氏、企画チーム長のオ・スンジェ氏、企画パート長のユ・ヨンジュン氏、運営PDのイ・ドフン氏。

――「RED STONE」はL&Kのオリジナルゲームですが、どんなアイデアから始めたのでしょうか?

ナム・テグォン氏:超自然的な力や宿るというコンセプトは、古い物語の材料にもなっています。「RED STONE」は弊社で初めて作ったMMORPGだったので、王道ファンタジーのようにしたいと考えていました。

――20年間サービスをしてきて、最もやりがいのあった瞬間はいつですか?

イ・ヨンチャン氏:サービスの初期にプレイヤーの行動を観察していたときに、印象的な出来事がありました。ゲーム内で通りかかるプレイヤーたちにバフをかけてくれるユーザーがいました。最初は運営側がそうしたイベントを行っているのかと思っていたのですが、純粋に他のプレイヤーたちを支援することを楽しんでいるユーザーだったんです。

その話を聞いたときに、こうした体験が生まれるゲームを私が作ったんだと思ったときに感動しました。オンラインゲームの魅力は、プレイヤー同士のコミュニケーションにあります。その価値を改めて実感した瞬間です。

――今後、最上位コンテンツのアップデートはどのように行われますか?

イ・ヨンチャン氏:2025年度は、2000レベル以上向けの新規コンテンツを準備しています。新規ストーリーとフィールド、アイテムや新規クエストなども準備中です。また、開発内部では「地獄の難易度」と呼ばれている新規コンテンツも準備しいています。残念ながらいつになるのかということについてはお答えできませんが、期待してください。

――ゲーム序盤のプレイのハードルが高すぎますが、改善計画はありますか?

オ・スンジェ氏:ゲーム序盤が難しく感じるのは、始めたばかりの方だと思います。序盤から中盤に掛けて大変なところは、大きく分けて4つあります。ひとつは、ゲームの学習が不親切。ふたつ目は、クエストプレイ中に道に迷ってしまう。3つ目は、進行途中で急激に難易度が上がる。4番目はゲーム進行が難しいところです。ここでゲームを離脱してしまう人がいますが、こちらに対しては大変申し訳ないと思っています。

2025年のアップデートでは、このようなゲーム内のハードルを下げるために、様々な施策を予定しています。序盤チュートリアル進行中に派生する困難を改善するために、道に迷わないように会話をより明確なものにします。昨年、1250までのレベルアップを、以前よりも簡単に調整しました。それに続いて、よりスムーズに進行できるように改善します。

1250レベル以降の難易度の急激な上昇に戸惑う人がたくさんいますが、こちらは難易度を下げる代わりに成長を支援する新規コンテンツやシステムを順次オープンしてサポートしていきます。

――新しいイベントの計画はありますか?

ユ・ヨンジュン氏:新しいイベントは計画中です。定期的に開催する予定ですが、下半期からは新しいイベントが追加または改善される予定です。様々なイベントが、毎回繰り返し行われてきました。毎回似たような報酬を提供してきましたが、今後はもっと楽しくよりよい報酬が手に入るイベントを計画しています。

たとえば、ストーリーに関連したクエストイベントや特定モンスターのコレクションイベント、NPCコレクションイベントなど、ゲーム内の構成を確認できるイベントや、フィールドを移動しながら与えられた様々な条件を達成した場合のイベントなど、ゲームプレイをしながら進められるイベントが追加されます。そのイベントの内容に応じて、より良い報酬になるように提供する予定です。

――サービスとコミュニケーションに対する改善計画はありますか?

イ・ドフン氏:皆さんがゲームをプレイする中で感じる不便や疑問を、できるだけ早く解決するためにカスタマーサポートを含めた対応プロセスを見直します。公式ホームページのお知らせやその他の公式チャンネルを通じて、より正確で迅速な情報をお届けできるよう準備を進めています。マクロやRMTの問題についても、一貫した対応ができるようにモニタリング体制や内部ポリシーの整備を進めています。

2024年は、ゲームサービスが途切れることなく提供することに集中してきました。20周年となる今年は、さらに安定したサービスを目指し、みなさんの声をしっかりとキャッチしながらコミュニケーションを強化していきたいと思っています。

――未実装のコンテンツと累積した多数の不具合に対する対策はありますか?

オ・スンジェ氏:2025年は、不具合の解決と利用度が低いコンテンツの改善と補完が行われます。20年の間に蓄積された、膨大なデータとリソース、新しいコンテンツを提供するなかで発生した不具合は、今も解決が進行中です。また、安定したサーバ運営のための改善も同時に行う予定です。

メンテナンス後に発生する不具合も、内部検証システムの強化によって改善される予定です。また、古いコンテンツの改善も行う予定です。マクロは私たちも非常に重要な問題として認識しています。具体的な内容についてはお伝えできませんが、内部モニタリングの強化で改善を尽くします。

――PvPやギルドなどのコンテンツに対する今後のアップデート計画はありますか?

ユ・ヨンジュン氏:PvPとGvGの改善を行う予定です。現在は利用率がやや低くなっていますが、今後は活性化するための検討を進めているところです。UI/UXの改善とシステム改善を通じて、各コンテンツが重要なものとして定着できるようにする予定です。

「開発者セッション」が終了後、ステージ上に20周年を祝う特別なケーキが登場。こちらはイチゴのショートケーキだが、かなりの大きさとなっていた。開発陣全員で「RED STONE20周年!」「おめでとう!」というかけ声に合わせて、ケーキカットが行われた。

「開発者セッション」の締めくくりに20周年を祝うケーキカットが行われた。
「開発者セッション」の締めくくりに20周年を祝うケーキカットが行われた。
ケーキはその後さらに細かくカットされて、来場者に振る舞われていた。
ケーキはその後さらに細かくカットされて、来場者に振る舞われていた。

隼氏描き下ろしの色紙などがもらえるクイズ大会と抽選会も実施!

休憩を挟んで行われたのが、「RED STONEクイズ大会」と「思い出発表抽選会」だ。「RED STONEクイズ大会」のほうは、5人ひと組のチームで正解数を競い合い、上位3チームに豪華な賞品がプレゼントされるというものだ。実は今回のイベントには事前に選ばれた50名が参加していたが、それぞれA~Jまで10席に5人ずつ別れて着席するというスタイルになっていた。このテーブルごとにクイズに答えていくというものである。

序盤は問題の難易度が低かったということもあってか、ほとんどのチームが正解という状況が続く。途中、答えを発表する時に、その答え自体が間違っていたというハプニングなどもあったが、徐々に解答にばらつきが出始めていく。最終的にポイントを重ねていった上位3チームが選ばれ、追加の問題が出題され勝者が選ばれることになった。

運営の手違いで答え自体が間違っていた!?
運営の手違いで答え自体が間違っていた!?
クイズはアルファベットが書かれた紙を上げて答えていく形式だ。
クイズはアルファベットが書かれた紙を上げて答えていく形式だ。

最終的にこのクイズ大会で1位に輝いたのは、Jチームだった。同チームには、隼氏描き下ろしのイラストが描かれたスペシャル20周年限定色紙と、ゲーム内アイテム1万SPと20th Anniv.Box50個がプレゼントされていた。

クイズ大会で優勝したJチーム。
クイズ大会で優勝したJチーム。

続いて「RED STONE 思い出発表抽選会」が実施された。こちらは、来場者の中から選ばれた3名が登壇し、それぞれの思い出を語るという主旨のコーナーだ。参加者には番号が書かれたパスが渡されていたが、ナム・テグォン代表が抽選箱から選出。それぞれ選ばれた人たちがひとこと思い出を語り、隼氏描き下ろしの色紙とトレーナーがプレゼントされていた。

ナム代表が当選者を箱から選ぶ。
ナム代表が当選者を箱から選ぶ。
中には先ほどのクイズ大会で優勝者した強運の持ち主もいた。
中には先ほどのクイズ大会で優勝者した強運の持ち主もいた。

2025年に行われるアップデート目標が発表!

休憩を挟んで行われたのが、今回のイベントのメインのひとつともいえる「2025年アップデート情報発表」のコーナーだ。こちらでは、先ほども登壇した開発本部長のイ・ヨンチャン氏から、今後予定しているアップデート内容の紹介が行われた。

2025年に行われるアップデートは大きく分けて6つある。こちらは、それぞれ「Refinement」、「Equality」、「Look」、「OverComing」、「Advance」、「Develop」という6種類の項目から頭文字を取り、「R.E.L.O.A.D」という呼び名で定義されている。

文字の並びとは順番が前後するが、最初にイ・ヨンチャン氏から紹介されたのは「Develop」である。こちらは新規システムの追加を目指すもので、そのひとつが先ほども話題になった超絶級難易度コンテンツの「位相征服者」だ。1250レベル以上のプレイヤーが対象になっており、報酬として多くの経験値などが得られるようになっている。

こちらに登場するボスはこれまでとは異なり、非常に強力で多彩な攻撃能力を持っている。それだけに、かなり戦いごたえもありそうだ。プレイ自体は、ひとりから最大4人まで参加することができる。

新規強化システムとして「フェーズストーン」が追加される。こちらはプレイヤーの成長を支援するためのものだ。アイテムを強化するというものではなく、キャラクター自身の能力を強化することができるのが特徴である。この「フェーズストーン」で様々な能力を成長させていくことができ、これによりさらに多くの冒険が楽しめるようになるだろう。

また「アサルトチャレンジ」と呼ばれる大会も開催される。こちらは限られた条件下で冒険者たちの実力を試すようなランキングコンテンツとなっている。といってもPvPというわけではなく、記録を競い合うようなものだ。これにより、冒険者たちの強さを確認することができる。

続いて「Advance」に関するアップデート内容が紹介された。こちらは既存コンテンツの改善や拡張を目指したものだが、最初に紹介されたのが最上位フィールドの「インペリアルパス」の追加だ。2000レベル以上のプレイヤー向けのコンテンツで、新しいフィールドの登場と共にクエストなどが披露される予定である。

次に、1250レベルから1500レベルのプレイヤー向けの成長支援コンテンツである「精霊の牢屋」の追加も行われる。ストーリーとしては、異邦人「ダンテー」が異空間の「精霊の牢屋」に封印した「ヤティカヌの精霊」を取り戻すという内容になっている。

また、新規秘奥として、新しいコスチュームも提供される予定である。黄金の鎧というコンセプトになっているが、その名の通り、華やかで美しい見た目になるように制作されるとのこと。

続いて「Look」の項目について紹介された。こちらでは、グラフィックの改善としてフィールドのリニューアルが行われる。「RED STONE」は、他のタイトルと比較しても、グラフィック的な変化はあまりなかった。そうしたこともあり、見た目も改善されることになったのだ。フィールドのリニューアルでは、緯度経度などを考慮して順次改善される予定である。

こうしたフィールドの改善は、実際にプレイヤーたちがいる場所でもあるため、移動が不便にならないように気を付けているそうだ。

また、「RED STONE」には開発されてから20年以上が経過したモンスターが多数存在する。こうしたキャラクターたちは、最近追加されたものと比べるとどうしても違和感が出てしまうことがあった。そこで、全面的にリニューアルが行われる予定である。

さらに外部UIの改善も行われる。今年はタイトル画面からすべてが改善される。このイベントで公開されたものは開発中のものだが、見やすくて使いやすいものにしていくそうだ。

合わせて内部のUIも改善される。使いにくく感じているプレイヤーもいたと思うが、2025年のアップデートではワールドマップとディクショナリー、チャプターのUIが新しく改善される予定である。こうしたUIは見た目も重要だが、それよりも実際に使用するプレイヤーが扱いやすく感じるかという部分も重要だ。どちらもおろそかにならないように、開発していくとのこと。

「OverComing」の項目で紹介された改善ポイントが、利便性に関するものだ。「RED STONE」では、モンスターやNPCとアクションを行うときに、マウスのボタンを最後まで押し続けなければいけなかった。それをワンクリックで設計してアクションできるように変更する。当たり前の部分だが、あらためてこうして改善が行われることでより遊びやすくなることは間違いないだろう。

次に紹介されたのがバランスの調整に関する「Equality」の項目だ。ここ数年準備されてきたキャラクターのバランス調整が、順次行われていく予定である。プレイヤーから多くの要望が寄せられたもののなかからバランスの改善を行い、使用しているキャラクターたちがもっと輝けるようなものにしていくとのこと。

最後に紹介されたのが、「Refinement」の項目だ。「RED STONE」は現在も様々な問題を抱えている状態だ。そうしたものの中には、アップデートを行うことで発生してしまったものなどもある。これは問題解決よりもコンテンツの拡張に集中してきたためでもあるが、今後はそれらのバランスを取りどちらもおろそかにならないようにしていくそうだ。

最後はビンゴ大会でイベントを締め!

ひと通り用意されたプログラムが終わった後、締めで行われたのがこうしたユーザー参加型のオフラインイベントではすっかりおなじみのビンゴ大会だ。会場内に表示されるスライドにビンゴのルーレットが表示され、その番号を空けていくというシンプルな内容だが、商品もペア宿泊券やかに食べ比べなど、ゲーム内のアイテムは異なり少し変わった物が用意されており、大いに盛り上がっていた。

最後にナム・テグォン代表から「これからも皆様と一緒に、楽しい『RED STONE』の世界を作っていけたらと思います」というメッセージが語られ、イベントが締めくくられた。20年も続くゲームというのはあまり多くはないが、それだけ多くのファンが支持しているという証でもある。残念ながら今回参加できなかったプレイヤーの人たちも、機会があればぜひ次回は参加してほしい。

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