シューター×アクションの新境地「デビルズサードオンライン」発表会をレポート!OnlineGamer枠として500名分のCBT応募枠も用意

ネクソンが本日11月12日に実施した新作タイトル「デビルズサードオンライン(Devil’s Third Online)」の発表会。会場ではハイスピードで展開するゲームの特長が紹介されたほか、開発者・板垣伴信氏のインタビューも行われた。

先日、ネクソンが発表した新規オンラインゲーム「デビルズサードオンライン」は、「DEAD OR ALIVE」「NINJA GAIDEN」シリーズを手掛けた開発者・板垣伴信氏の率いるヴァルハラゲームスタジオが、Wii U向けに展開した「デビルズサード」のシリーズ最新作。タイトルの魅力はそのままに、オンラインゲームらしいゲームデザインへと再構築されているのが特徴だ。

ゲーム内容はFPS/TPS形式のシューティングアクションとなるが、そこはヴァルハラゲームスタジオとでもいうべきか、“スピーディで立体的なメレーコンバット(近接攻撃)”に重きが置かれており、既存のジャンルとは少し趣きが異なる“格闘シューター”として提供される。

世界観も中々に富んでいて、テロリストの起こした核爆発によりケスラーシンドローム(端的にいうと、宇宙空間に“飛び道具”が撃てないほどゴミが溜まった状態)が発生し、世界各地で遠隔攻撃が不可能になってしまったことから、“近接戦闘こそが戦い”になった世界を舞台にしている。

その中でプレイヤーは、「銃」「格闘」「近接武器」の3つの攻撃スタイルを操り、最大16名のオンラインバトル、PvE形式の協力プレイなどを通して、「デビルズサード」の世界観を体験していくこととなるのだ。

なお、タイでは今週よりクローズドβテストがスタートされており、聞くところによるとプレイヤーの盛り上がりも相当なもので、既に幾つものプレイ動画がアップロードされているのだとか。ちなみにCBTはタイで先行したのち、日本、ロシアが追ってスタートするスケジュールとなっている(CBT情報は記事下部へ)。

多彩なルールが用意されたPvP

最大16人が参戦可能なPvPでは、各々の力量が問われる「バトルロイヤル」、仲間との連携がカギを握る「チームデスマッチ」、近接武器のみで戦いを繰り広げる「クロスファイト」、背負ったカボチャで玉入れをする「カーニバル」の4種が初期実装。そしてオープンβテスト後には、自分たちがカスタマイズした“要塞”で相手を迎え撃つクランバトル「シージマッチ(要塞攻略戦)」が用意される。

“戦場のリアル”を追求した3Dアクション

本作では、バトル中の通常視点はTPS、銃を構えるとFPS、近接武器/格闘はTPSと、視点がインタラクティブに変化する。武器は銃器&近接武器が持ち込みで、武器を手放して素手になると格闘、そのほかグレネードや火炎瓶などのサブ武器が存在する。

近接攻撃は通常攻撃と強攻撃があり、ノーロックながらも若干の補正がかかるとのこと。そして敵をロックしながらの誘導攻撃「AIMロック(跳びかかり攻撃)」、手持ちの武器を投げて大ダメージを与える「メレーショット(近接武器のスローイング)」が存在。メレーショットで倒し切れなかった敵をすぐさま格闘で追撃するなど、コンビネーションも重要となりそうだ。

なお、格闘と近接武器にはそれそれの強みがあり、アクション性の差別化が図られている。この辺りは実際にクローズドβテストで試しておきたい。

キャラクターの動作は「歩く」「小走り」「ダッシュ」と分けられているほか、2~3キャラ分の壁を素早くよじ登ったり、高所からもノーダメージで落下できるなど、いわゆるパルクールスタイルが採用。スライディング時は滑りながらの構え/射撃にも対応している。相手の攻撃に対してはいくつかの回避動作と、近接攻撃に対するガードを搭載。ただし、銃撃はガードできないため、対人戦では攻撃/対応の選択が重要となりそう。

さらに、画面上に表示されるゲージを溜めることにより、「エックスギア」と呼ばれるスペシャルアクションが発動可能。これは各自が設定できるとのことで、「グレネードランチャー」「ロケットランチャー」といった強力な火器などを瞬時に装備することができる。なお、課金形式は正式には決まってはいないものの、銃器・武器はゲーム内通貨での購入が可能なようだ。

アクション動画 一覧

下記動画は、バトル中に行える主だったアクションを紹介しているものだ。ゲームの雰囲気を知りたい人は目を通しておくといいだろう。

個性溢れるアバターデザイン

前作「デビルズサード」と違い、「デビルズサードオンライン」ではプレイヤーキャラクターはオンラインゲームらしく、各々が自由にクリエイトできる。同時に、豊富なアバターも盛りだくさん。サービス発表時に公開されたメインビジュアル(記事冒頭画像)からして、“チェーンソーを持った般若面の黒人&グルカナイフを持ったタヌキ面の男”などインパクトたっぷりだ。

本作ではそれらのように、一風変わっているジャパニーズ文化な小物をはじめ、ミリタリーやコミカルなど、さまざまなアバターアイテムが随時用意されるので、プレイヤーは各々の個性をいかんなく発揮することができるだろう。

オープンβテスト以降のアップデート

PvEモード「キメラ掃討戦 β版」

「キメラ掃討戦」は、周囲から攻め込んでくるキメラを室内籠城で迎撃するミッションで、1~4人でのソロ/協力プレイが可能。規定Wave数まで持ちこたえることでクリアとなる。本モードはオープンβテスト時に実装が予定されており、人間の数倍にも及ぶ巨大なキメラ(下記画像のゾンビのようなモンスターなど)以外にも、強大なボス「ゴーレム」などが出現するとのことだ。

目玉コンテンツ「シージマッチ(要塞攻略戦)」

OBT以降実装(2016年春予定)の「シージマッチ」では、北米を十何分割にしたマップ上で各クランが要塞を保有することができ、建物、障害物、対空兵器などを設置して要塞を強化し、相手クランを迎え撃っていく。バトルは2つのクランが攻撃サイド/防御サイドに分かれて、防御サイドがカスタマイズした要塞が戦場となる。

戦闘では、攻撃サイドなら「司令部を爆破」「相手の兵力メーターを0にする」かで勝利となり、防御サイドなら「相手の兵力メーターを0にする」「制限時間内まで守り切る」ことで防衛成功。戦闘を繰り返していくことで、各クランにはレーティングなどの指標が付けられていくとのこと。

要塞はクラン資金でカスタマイズすることができ、ジャマーを設置すれば敵はレーダーを使用できなくなり、本拠地である要塞司令部を日本の城のデザインに変更したりと、バラエティ豊か。これらの施設は破壊可能で、高空爆撃などの圧倒的火力を誇るスペシャルウェポンの使いどころもカギを握るという。

ちなみに現状ではバランス調整中とのことだが、シージマッチはリアルタイムで戦うシステム上、「攻撃側は8人」「防衛側は人が集まらなくて4人」などの事態も起きてしまうとか。そのため、不戦勝にする扱いや、クランに入っていない人に「傭兵」という形で参戦してもらうなど、システムによるフォローが考案されている最中だ。

なお、ただたんにドンパチするだけでなく、「ほかのクランと軍事同盟を結ぶ」「あっちと戦うから不戦協定を結ぶ」など、外交戦略の楽しみも備わっている。こういった部分も現段階では調整中らしいが、直接的な戦闘以外の駆け引きも可能ということで、期待感がより高まるユーザーも多いことだろう。

多彩なルール

イグニッション

シューターゲームおなじみの爆破ルール。攻撃サイド/防御サイドに分かれ、爆弾による拠点への破壊活動を実行/阻止することが目的だ。

カーゴキャプチャー

マップ内に投下される補給物資を取りあうルール。投下された物資を確保し、最終的に総獲得ポイントの多かったチームが勝利となる。

チキン

マップ内に散らばっているニワトリを奪い合うルール。ニワトリは何匹も連れて歩くことができ、「何匹連れているか+どれだけ長く連れているか」などでスコアが加算され、最終的にスコアが高い人となる。一度死んでしまうとスコアは0になってしまうので、最後の最後まで気が抜けないモードだ。

クローズドβテスト募集受付が本日スタート!

そして本日11月12日より、本作のクローズドβテストの募集受付がスタート。CBT実施日は11月27日から12月1日が予定されている。また、ユーザーから受けたフィードバックを元に、年内にブラッシュアップが施され、年明けの2016年1月12日からオープンβテストが開始、続いて1月20日から正式サービスが行われる予定だ。

なお、今回のクローズドβテストでは【500名分】のOnlineGamer専用枠も用意しているので、興味がある人は下記リンクよりCBT応募受付を済ませてもらいたい。

クローズドベータテスト概要

募集期間:2015年11月12日(木)~2015年11月24日(火)23:59まで
実施期間:2015年11月27日(金)~2015年12月1日(火)予定
募集人数:5,000名
当選発表:2015年11月25日(水)

※参加応募にはNEXON IDとワンタイムパスワードの登録が必要です。
※クローズドベータテストの参加応募期間は2015年11月12日(木)~2015年11月24日(火)23:59:59まで。
※クローズドベータテストでのキャラクターデータは、テスト終了後にすべて削除されます。
※クローズドベータテストの参加応募には、「利用規約」への同意が必要です。
※クローズドベータテストの参加応募は、1つのNEXON IDにつき、1回のみ可能です。
※なお、ワンタイムパスワードを利用していないNEXON IDでの応募はできません。当選者の決定は、抽選によって行います。当選者の発表は、当選メールの発送をもって代えさせていただきます。
※応募者又は当選者が、本応募条件又は当社の利用規約に違反したことが判明した場合は、当該応募及び当選を無効とします。

板垣伴信氏ヘのインタビュー

――「デビルズサード」の世界観は最初からシリーズとして構想されていたものですか?

板垣氏:もちろん、制作を始める前から世界観を広げることを考えていました。これはハリウッドムービーの監督が使う「3連作」の手法と同じです。「デビルズサード」「デビルズサードオンライン」ときて、既に3作目も頭の中では出来上がっており、あとは“(コンセプトや内容などを)どっちにするか”をさまざまな知人と話している段階です。さらなるところでいえば、“映画化”も想定していますよ。

――では、第2作目のコンセプトはどういったものになるのでしょう?

板垣氏:私は、シューターというジャンルは“サバイバルゲームごっこ”だと思っています。しかし、既存のタイトルはどこかお遊びにしか見えない(眼前に敵がいるのにマウスで照準を合わせるなどのゲーム操作・表現などを指して)のです。なので私は、「デビルズサードオンライン」は戦場のリアルをゲームというメディアに落とし込む“本物の戦争ゲーム”として開発しています。

それは戦争の悲惨さや凄惨さのリアリティではなく、個人の戦闘、チームの戦闘、クランの戦闘など、戦術・戦略カテゴリの全てを網羅した「R.U.N.E」システムの完成型として提供することです。私はユーザーから得たフィードバックの反映も迅速に行っていきたいので、テストを通して受けた感想を元に、どんどん拡充していきたいと考えています。

――なぜ、ネクソンと組んで「デビルズサードオンライン」を開発することとなったのですか?

板垣氏:一言でいえば、それは人の縁です。年が深まると、こういうものは全て人脈で出来上がっているとだと感じます。もちろん、ネクソンさんと組むまでに世界中を飛び回り、さまざまな企業とも話し合いを持ちました。中国だけでも香港、北京、上海、南京と15、16回は足を運んでいますし、ロシアのモクスワにも行っています。

そんな状況の中で、開発陣と話し合い、日本で提供すること、オンラインゲームの運営力、サービスのコツや失敗などの弱点分析を通して、ネクソンさんと協力することを決めました。ネクソンさんであれば、スムーズなゲーム運営に繋がると確信しています。

左からヴァルハラゲームスタジオ代表取締役 CTO・板垣伴信氏
ネクソン「デビルズサードオンライン」運営チーム・加藤友秀氏
デビルズサードオンラインサービス終了

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