「サドンアタック」透明になって戦えるインビジブルモードを3月5日の実装に先駆けてプレイ―抹茶さんと紙投げさんにも遊んでみての感想を聞いた

ネクソンが運営する「サドンアタック」では、3月5日に新たなゲームモード「インビジブルモード」が実装される。本モードを先行してプレイできるメディア向け体験会が開催されたので、その際のインプレッションをお伝えしよう。

インビジブルモードは爆破ミッションモードがベースとなっており、攻撃側となるREDチームは防衛側のBLUEチームを全滅させるか、指定ポイントにC4を仕掛けて起爆させると勝利。BLUEチームはREDチームを全滅させるか、C4が仕掛けられた場合はそれを解除すれば勝利となる。

本モード最大の特徴となるのが、REDチームのプレイヤーは立ち止まっていたり歩いて移動しているうちは、透明でいられるという点だ。透明度が最大の時は、手に持っている武器などを含め、相手チームからは全く姿が見えない状態となる。その代りREDチームに支給される武器はナイフに加え、敵が持っている武器をドロップさせ、2秒間動きを鈍くするショック手榴弾に限られる。

透明度は画面上部の赤いバーによって確認できる。走ったりすると徐々に姿が見えてしまう。

つまりREDチームは、透明であることを活かして敵に気付かれず相手を全滅させるか、C4を仕掛けて爆破させることが目的となる。透明状態でいられるのは歩いている時や立ち止まっている時だけなので、走って移動したり、ナイフで攻撃したりすると、姿が見えた状態になってしまう。BLUEチームから攻撃を受けた時や、C4を設置している時も姿が見えてしまうので、いかに自分の存在に気付かれないかが重要となるのだ。

一方のBLUEチームは、ゲームモードとしての目的は通常の爆破ミッションと同じだが、息遣いを頼りに姿が見えない敵を探して倒していくこととなる。REDチームのプレイヤーが完全に透明化されている状態でも、相手に近づくと「はあ…はあ…」という息遣いが聞こえてくるのだ。

息遣いは相手との距離によって聞こえてくる音量が異なるほか、自分と敵の位置関係によって声が聞こえてくる方向も変化するので、ヘッドホンなどでプレイしていると向きを聞き分けることができる。こうした音の情報と、相手がどこに潜んでいそうかを頼りにプレイしていくこととなる。

息遣いがどの辺りから聞こえるのか、簡単に検証してみた。
1番上の画像辺りからかすかに聞こえ始め、2枚目、3枚目の距離でそれぞれボリュームが上がった。

このインビジブルモードは、まず3月5日に「第3補給倉庫」マップを対象に実装される。その2週間後、3月19日には「プロバンス」マップにも実装される予定だ。

体験会では両マップでプレイすることができたが、共通して思ったのは、REDチームの場合は走らないで移動するのは意外と大変、BLUEチームの場合は敵の息遣いが聞こえてもなかなか居場所がつかめないということだ。

歩いて移動するにはShiftを押しながら、しゃがみ歩きでも透明化は解除されないので、その場合でもCtrlキーを押しながら移動するのことになる。慣れるまでは、この操作で移動し続けるのが大変、というのもあるのだが、走って移動している敵に迫ろうとしても、微妙に追いつけないもどかしさがあった。

背後から迫ってナイフを…と思っても、運悪く距離が離れてしまうと「ああっ…!」と声を上げてしまいたくなる。しかもその時にナイフで攻撃してしまっていると、こちらの姿が見えてしまうので、悔しさに拍車がかかるというもの。

今回ナイフのみで戦ってみて分かったが、普段から全然ナイフを使っていないと、思いのほか攻撃が当たらない。ナイフを使い慣れていない人は、明日の実装を控え、少しだけ触っておくといいかもしれない。

爆破ミッションがベースとなっているので、リスポーンはなし。
倒されてしまったら味方の動きを見て動きの参考にしてみるといいだろう。

一方のBLUEチームでもプレイしたが、息遣いが聞こえてくると結構慌ててしまう。息遣いは距離によって音の大きさが変わるので、徐々にボリュームが大きくなってくると「やばい、近い。やられる!」と思って乱射してしまうのだが、それだと意外に当たらないし、偶然当たった時も予想より遠くにいた、なんてこともある。

もちろん、REDチームでプレイしている時は、自分の存在で慌てている敵を見るのは面白い。奇襲に成功して相手を倒したときや、こっちの存在に気付いて待ち伏せしている正面から倒せたときは、最高に楽しい瞬間だ。

実装当初など、慣れないうちはREDチームが有利なモードに思えてしまうかもしれないが、何度か対戦を重ねていれば、すぐにその差は縮まってくるだろう。BLUEチームも息遣いの聞え方による距離と方向は研究し甲斐があるし、狙って撃ったところに敵がいたときのしてやったり感がたまらない。

負けたり自分が失敗するとやっぱり悔しいのはあるのだが、本気の悔しさというよりは、お祭り要素が強いモードだ。緊張感と気楽さが適度に入り混じったモードになっているので、エイムが下手でFPSは…と思っている人にも遊びやすいだろう。

さて、ここまでインビジブルモードの印象をお伝えしてきたが、体験会にはFPSプレイヤーの抹茶(Matcha)さんと紙投げさんも参加していた。二人は本モードをプレイしてどう思ったのかなどを聞いてみたので、最後にその内容もお届けしよう。

――今回インビジブルモードをプレイしてみての感想はいかがですか。

抹茶さん
抹茶さん

抹茶さん:「サドンアタック」のなかで一番ワイワイできるものだなと思いましたね。ほかにもワイワイできるモードはありますが、一番面白いのはこのモードかなと。「サドンアタック」ではネットカフェでオフラインイベントをやっているんですけど、そういう時にこのモードをプレイしても面白いのかなと思いました。

紙投げさん:似たようなモードはありますが、純粋に面白かったです。僕や抹茶さんは比較的デスマッチや爆破ミッションしかやらないんですが、そんな人でも気楽にプレイできるんじゃないかなと思いました。最初はREDチームが有利かなと思いましたが、ちゃんと音を聞けば相手の位置も分かるので、慣れてきたらBLUEも楽しくなると思います。

――息遣いの左右と前後の違いが分かりづらかったですが、経験を積めば大体の位置は掴めそうですか?

紙投げさん
紙投げさん

紙投げさん:音の位置が微妙に違うので、それを聞き分けて弾を撃って、当たったらラッキーみたいな。前を向いて敵が右にいる時と、正面にいる時では音が若干違いますので、聞いてみたら分かると思います。

――これからプレイする人に向けてコツみたいなものはありますか?

紙投げさん:音が一番重要ですが、BLUE側は案外弾を惜しまず、敵がいそうな場所を撃っておくといいかもしれません。REDに関しては、しゃがみ移動だと的が小さくなるので、しゃがみ移動が有効かなと思います。

抹茶さん:僕は片耳しかイヤホンを付けてなかったので音が全然分からなかったんですけど(笑)、BLUEは本当に音が重要だと思いますね。紙投げさんは弾を惜しまずって言ってましたけど、僕はどちらかというと大事にした方がいいのかなと。弾が無限の武器を持っているのであれば使いまくっていいと思うんですけど、REDが勝つためにはBLUEが弾を撃ってリロードするタイミングで距離を詰められるようにする戦法もあるので、リロードのタイミングに気を使ったりですね。

――RED側に支給されるショック手榴弾の使い道でオススメはありますか?

紙投げさん:(メイン武器しか落とさないため)慣れてしまうと、グレネードが飛んできた瞬間に武器を切り替えてしまえばあまり意味がないので、使いづらそうですね。

抹茶さん:まだ試せていないですけど、大人数でプレイしている時に味方のひとりが突っ込んでいたり、戦闘しているときに後ろから投げてあげたりとか、援護なら使えるのかなという感じです。1対1の時は実用性が…というイメージですね。

ショック手榴弾を受けると、このようなエフェクトと共に武器を落としてしまう。
落とした武器は自分のすぐ近くにあるので、拾い直せばリカバリー可能。

――投げて逃げる、とかでしょうか。

抹茶さん:そうですね。透明な状態でも投げられるので、ある程度距離が離れているけど、ゆっくりしていると適当に撃たれて当てられそうだなっていう時には、グレネードを投げてから逃げるのはアリだと思います。

――隅っことかは狙われやすいと思いますが、この辺がいいんじゃないか、みたいな立ち位置ってありましたか?

紙投げさん:中途半端なところとか(笑)。

抹茶さん:あえてど真ん中に立つとかアリですよね(笑)。敵の真ん前じゃなくて、壁と敵の間ぐらいに立つとか。

――爆弾を仕掛けた後は解除しにくるのを待って倒してたりしましたよね。

抹茶さん:それは慣れてくると絶対やってくるので、いそうな場所に撃ってくるじゃないですか。なので、相手が一度撃った場所に逃げるとか。あそこに撃ったから、次は別の場所に撃つだろう、みたいな感じで(笑)。

――武器についてはどうでしょうか?ショットガンとか近づかれたときは良さそうですが。

紙投げさん:アリかもしれないですね。ただ、距離があるとショットガンは威力が弱いので、待つ場所によるのかなと。

――弾をいろんな場所に散らばせたいならSMGとか。

抹茶さん:メイン武器などを全部含めて一番足が速いのはナイフで、その次がSMGやハンドガンになるので、ウージーとかを持って戦うのであれば、相手がナイフでも逃げ切れるかもしれないですね。

――抹茶さんが武器を色々試してましたけど、紙投げさんはずっとスナイパーライフルでしたよね。スナイパーでやってみてどうでしたか?

紙投げさん:いや、ハンドガンばっかり使っていました(笑)。プロバンスは至近距離で戦うことが多かったですけど、第三補給倉庫はBロングのような場所もあるので、後ろを取ると、走って逃げていく赤が丸見えというときはありました。

抹茶さん:一人倒して、もういないだろ、という感覚で走っていると後ろを取られてしまうことがあります。

――ほかのモードと比べてクリアリングの位置とかはどうでしたか?

抹茶さん:全然違いますね。

――慣れている人ほど、普段見ている場所を意識しそうですが。

抹茶さん:そうだと思いますね。ただ、あんまり強い弱いは関係なく、みんなでワイワイできるかなと思います。負けても「あいつ空間把握能力たけえな」みたいに(笑)。

――ワイワイできるという意味では、生放送とか動画映えしそうですね。

抹茶さん:僕はニコニコ生放送をやっているんですけど、そういうところではリスナーさんと絶対一緒に遊ばないキャラなんです。すごく負けず嫌いなので、リスナーさんと対戦して負けると腹立つんですよ(笑)。でも、このモードならワイワイ楽しむものだし、負けてもいいかなと(笑)。

――実装を待っているプレイヤーにメッセージをお願いします。

抹茶さん:ワイワイ楽しめるモードだと思うので、一緒にあそぼ!

紙投げさん:このモードに少し早く触ったので、僕に勝てる人はいないと思いますが、みなさん楽しくやりましょう。

――ありがとうございました。

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