STRIFEが日本の強豪クラン、中国・韓国代表を破って優勝―新マップや武器バランス調整の発表もあった「スペシャルフォース2」の大会をレポート

NHN PlayArtは本日12月21日、東京・平和島にある平和島Red&Blue TOKYOにて「スペシャルフォース2」のアジア最強クランを決める「SPECIAL EXHIBITION MATCH 2013 ASIA」を開催した。

本大会は、2013年における日本の強豪クランをはじめ、中国・韓国の代表チームを招いて行われるもの。対戦人数は5対5、前後半各5ラウンドの6本先取による3セットマッチが基本ルールとなっている。

日本からは、「SF2 Hi-SPEED TOURNAMENT」のCLASSICとNew Generation、「SUPPER LEAGUE 2nd SEASON GRAND FINAL」それぞれの優勝クランである3チームが出場。大会はトーナメント形式で行われ、まずは第1回戦でSTRIFEがAX-Fivestarsを下し、さらに2回戦のシードで待ち受けていたRylaizにも勝利して日本代表を決めた。

続く3回戦は中国と韓国の代表同士が激突。実況・解説も驚くほどの実力を見せて勝ち上がったのは韓国代表のLunatic-haiだが、敗れてしまった中国代表のNEW4も「中国に帰ってもっとレベルアップしていきたい」と、さらなる戦いに向けた意気込みを見せていた。

決勝戦の前には、惜しくも敗退となってしまったRylaizとNEW4による3位決定戦が行われた。今回は日本代表の座を逃してしまったRylaizだったが、撃ち合いで中国チームを圧倒し、3位入賞を果たした。

決勝は、日本のSTRIFEと韓国のLunatic-haiによる戦い。抽選によってマップか先行・後攻の選択権を得た韓国側は、マップを優先し、「バイオ研究所」をチョイス。一方の日本側は、先に防衛する後攻を選び、いよいよ試合開始。

STRIFE Lunatic-hai

後攻を選んだSTRIFEは、大事なファーストキルをしっかりと取り、その勢いのまま4on1と人数差で大きく有利な状況に立ち、1ラウンド目で勝利を収めた。守りが有利と言われているマップなだけに、最初の5ラウンドでできるだけ勝利数を稼いでおきたいSTRIFEだったが、前半が終わった段階で3:2と一歩リードという状況にとどまった。

しかし後半もSTRIFEは順調な戦いぶりを見せ、ラウンド勝利数でLunatic-haiに追いつかれることはあっても、リードを許すことなく5:5のタイまでもっていった。そしてマッチポイントとなった最終ラウンドも、ほぼ互角の戦いが展開したが、上手く相手を追い詰めたSTRIFEがギリギリのところで勝利。1セット目を取った瞬間には、メンバーが思わず叫ぶほどの喜びを見せていた。

2セット目はマップが「工事現場」、攻守は先ほどと同じく日本の防衛でスタート。今度はLunatic-haiが手堅く1ラウンド目を勝利するが、次のラウンドでは日本側が巻き返したりと、4:4まで一進一退の攻防が続く。ここから強さを見せたのがLunatic-haiだ。

9ラウンドでファーストキルを取り、そのチャンスを逃してマッチポイントに差し掛かる。10ラウンドではSTRIFEがファーストキルを取り、またもや5:5に持ち込まれるかと思いきや、中国代表との試合でも見せた撃ち合いの強さを発揮し、Lunatic-haiが連続でラウンドを取り、6:4で勝利。お互い1セットずつ取り、勝敗は最終セットまでもつれこんだ。

3セット目は選択権が交代となり、マップを選べるSTRIFEは「デザートキャンプ」をチョイス、Lunatic-haiは先行を選んだ。マップを選んだ側としては勢いに乗っていきたいSTRIFEだったが、前半終わって2:3と相手に一歩リードを許してしまう。

しかし後半が始まると、クランマスターのStanSmith選手の奮闘で最初のラウンドを取り、続くラウンドでもテラスからスナイパーによる狙撃で有利に進めたりと、一気にリードを奪う。撃ち合いばかりに目が行きがちではあるが、デザートキャンプは爆破モードのため、爆弾を設置し、解除に来る敵を迎え撃つなどの作戦も活かし、5:4とSTRIFEが一歩リードし返したところでマッチポイント。

ここで勝負を決めておきたいSTRIFEは、相手にファースト切るを取られてしまうものの、すぐに切り返して2on1と有利な状況に。一人倒せば優勝だが、2on1など人数的に不利な状況からの巻き返される可能性があるのもFPSの面白いところ。相手の位置を探りつつ進む緊迫した時間が続いたが、いざ敵と遭遇しても慌てず対処したSTRIFEが見事アジア最強クランの座に輝いた。

優勝したSTRIFEには目録に加え、日本プロデューサーの佐野亘氏の実家が米屋ということで
米俵が贈られるという、本当にFPSの大会の表彰式かと目を疑うような面白いシチュエーションに。

大会終了後には、表彰式に加え、今後のアップデート情報も公開となったので、最後にその情報をお届けしよう。

今回のアップデートは主に「武器バランス」と「アップデート」の2つに焦点があてられている。バランス調整については、12月11日から18日までに行われていたアンケート調査をこの場で公開し、すでに調整済みの韓国サービスを基にしたバランス改修への賛成が70%越えとなり、それを踏まえて日本でもバランス調整を行うとの結果に。

大まかな調整はSIG551とK2の下方修正、AK103の上方修正、サブマシンガン・マシンガン・ショットガンの上方修正。まずSIG551とK2についてはヘッドポイントの縮小が行われ、SIGについては遠距離ダメージの減少も加わる。これにより、ほかの武器と撃ちあう場面においても1発では倒しに状況が増えるようになる。

AK103は、アサルトライフルで最高のダメージを持っているというが、精度が低いためなかなか使われない状況にある。そこで、よりAK103らしく、高いダメージを実感できるよう与えるダメージがさらに増加されるとのこと。

マシンガンについては、元々攻撃を受けると画面が揺れる「ひるみ効果」と高いダメージがあるのだが、ほかの武器と比べると、精度の低さによって遠距離での役割が少ない。そこで有効射程距離の増加と、距離によるダメージ減衰の緩和が行われ、遠距離でも活躍しやすくなるように上方修正される。

サブマシンガンとショットガンも有効射程距離が短いため、敵が少し離れただけでも倒しにくくなってしまっているため、遠距離でも敵を倒しやすくなるよう調整が入る。

発表された武器バランスの調整は以上だが、アンケートの結果では、SIGを苦労して手に入れたため修正には反対という意見もあった。こうした人に向けた施策も何かできないか考えているようなので、望まぬ結果だった人も、続報を待とう。なお、武器バランスの調整は2014年1月から2月にかけて、段階的に実装される予定だ。

続いてアップデート情報では、対戦に新しい刺激をプラスしたいとのことで、スピードブーツが実装される。このスピードブーツの存在により、戦闘ポイントへ行くまでの移動時間が短縮されるほか、サブマシンガンなど軽い武器の優位性向上を図っていくという。こちらの実装は2014年1月の予定となっている。

最後には新規マップ2つも公開された。1つはスピードブーツなどと同じく2014年1月実装予定の「ゴーストタウン」。そしてもうひとつが、開発コードネーム「ブラックホークダウン(仮名)」。まだ正式名称も決まっていないようだが、2月か3月、遅くとも4月には…と話していたので、詳細が発表される日はそう遠くなさそうだ。

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