パナソニックの新たなゲーミングネックスピーカー「SC-GNW10」がお披露目!発表イベントの模様をレポート

パナソニックは、ゲーミングネックスピーカー「Sound Slayer」の新製品「SC-GNW10」の発表会を、9月7日に東京・AOYAMA GRAND HALLにて開催した。

今回発表されたのは、パナソニックのゲーミングネックスピーカー「Sound Slayer」の新製品である「SC-GNW10」。「Sound Slayer」のラインナップとしては、初のワイヤレスモデルとなる。

「Sound Slayer」のラインナップとして2021年10月に発売された「SC-GN01」は、「ファイナルファンタジーXIV」のサウンドチームと共同開発されたことも大きな話題を呼んだ。計画に対し2021年は2倍、2022年は3倍の売上を記録するなど、想定を上回るヒットとなったことが明かされた。

今回発表された「SC-GNW10」は、「SC-GN01」で採用されていた3種のゲームジャンルのモードの切り替え機能、内蔵された4つのスピーカーによるリアルサラウンドといった特徴を引き継ぎつつ、様々な改善が行われている。

新たに開発されたスピーカーユニットにより、低音と最大音量が共に強化。これはユーザーから寄せられた要望に答えたもので、音圧に関しては「SC-GN01」の約2倍に達しているという。

ゲーミングネックスピーカーのネックとなりがちなボイスチャット機能も、マイク位置の見直しと新たなマイクチップの搭載により、ゲーム音をカットして音声だけをより鮮明に伝えられるように。新たに専用のPCアプリも用意され、音の高さや位置ごとに音量を変更するなど、ユーザーがカスタマイズできるようにもなっている。

稼働方式が有線からバッテリーに変更されていることもあり、重量は「SC-GN01」の244gから403gにアップしている。その分鎖骨上部の空間を拡大し、より身体に触れにくくなり、重量が上がっても装着時の快適性を損なわないための設計の見直しが行われ、「SC-GN01」とは形状も異なっている。

対応機種として、PC(Windows)の他、PlayStation4・5、TVモード時のNintendo Switchをサポート。ただしPC以外のハードについては、「SC-GN01」と同じ2チャンネルでの出力となる。

なお発表会では、「ソニックフロンティア」などのタイトルを手掛けたセガのサウンドディレクター・大谷智哉氏や、声優の中村悠一さん、ライター・タレントのマフィア梶田氏が発表を祝福する、ビデオメッセージも公開されていた。

ガジェット系YouTuber・さっさんが登壇

発表会では、ガジェット系YouTuberのさっさんを招いてのトークセッションも実施された。

「SC-GNW10」で初めて「Sound Slayer」シリーズに触れたというさっさんは、見た目の印象に対する軽さに驚いたと語る。また一般的なヘッドホンの疑似サラウンドと異なり、4つのスピーカーを用いたリアルサラウンドならではの臨場感も実感することができたようだ。

ガジェット系YouTuber・さっさん
ガジェット系YouTuber・さっさん

事前に心配していたというボイスチャットについても、ノイズキャンセリング機能によってスピーカーから流れるゲーム音はカットされ、しっかりとボイスのみを聞き取ることができていた様子。「SC-GNW10」のオススメの対象として、音質にこだわりをもつFPSプレイヤーを挙げるなど、コアゲーマーも満足できる製品となっていることに太鼓判を押していた。

ゲーミングネックスピーカーのメリットとして、装着しても髪型が崩れないという、配信者ならではの視点からのコメントも。
ゲーミングネックスピーカーのメリットとして、装着しても髪型が崩れないという、配信者ならではの視点からのコメントも。

「SC-GNW10」の実際の装着感とは

発表会終了後には、実際に「SC-GNW10」を装着してのゲームプレイを体験することもできた。

特に顕著に感じられたのは、装着した際の快適性だ。「SC-GNW10」は「SC-GN1」よりも100g以上重量が重くなっているとのことだが、ほぼ重さは気にならない範疇に収まっている。周囲の音を遮断する分、没入感ではやはりヘッドホンに分があると感じたものの、ずっと装着していて耳が痛くなったり蒸れたりしないのは、長時間プレイすることが多いRPGやFPSをプレイする際には大きなメリットといえる。

「SC-GN1」から改良されたという音圧もかなり感じられた。「SC-GNW10」では、先端下部に取り付けられたダイヤルを回して音量を調節することができるようになっているが、調整可能な幅がとんでもなく広い。比較的小さめの設定でも問題なく音が聴きとれるようになっている分、「そろそろ最大かな」と思えるくらいにまでダイヤルを回しても、まだ音量を上げることができたことに驚かされた。そこまで音量を上げても、自分以外にはさほど音が大きく聞こえていないようで、集合住宅などの環境でヘッドホンなしにプレイする場合でも、安心して迫力のある音量を楽しめそうだ。

なお、PCやゲームハードとの接続は、専用のトランスミッターを介して行う(機器とはUSB Type-Cで接続)。アプリでは、音域ごとの音量や、音のなる位置やバスレベルなどを細かく設定できた。設定した項目はトランスミッター内に保存されるため、一度PCで設定しておけば、PS5やSwitchなどのコンシューマにも変更した設定を適応できる。一度作った設定はプリセットとして保存しておき、ワンボタンで切り替えられるようにもなっていた。

9月21~24日にかけて開催される東京ゲームショウ2023のパナソニックブースでは、「ソニックフロンティア」で「SC-GNW10」を実際に試着できるコーナーも用意されるとのこと。興味がある方は、この機会に是非とも体験してみてはいかがだろうか。

製品情報

製品名

SC-GNW10

発売予定日

2023年11月17日

価格

オープン価格(37,000円前後)

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