ゲームオンがサービスを行うMMORPG「黒い砂漠」。6月28日に新たなクラスとして実装される「格闘家」を一足先に体験できたので、その特徴を紹介する。
6月28日に実施される大型アップデートでは、「ダークナイト」に続く14番目の新クラスとして「格闘家」が実装される。
「黒い砂漠」の既存のクラスの多くは、それぞれがクラスを象徴する得物を手にしていたが、「格闘家」は己の拳一つで敵と戦う、実に漢らしいクラスだ。
そんな本クラスだが、公式サイトにあるグラフを見ると操作難易度がかなり高いようだ。徒手空拳に加えて足技もあり、さらには気功術まで使用できるとの説明文からも、スキルの多彩さが窺い知れる。
そんな妄想をしていたところ、ゲームオンから「格闘家」実装に伴い、「『格闘家』の師範に弟子入りできるのですが、どうですか？」とのお誘いを受けた。渡りに船とはまさにこのこと。2つ返事でOKしてさっそく「格闘家」を先行体験してきた。
放て！気合の仙術：狼牙神掌！
そもそも「格闘家」の師範とはいったいどういうことなのだろう……。と思案を巡らせていた筆者を待ち構えていたのは、「黒い砂漠」プロデューサー・麥谷将人氏だった。
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| 本当は道着を着たかったそうだ。 |
ここからは麥谷師範から教わったことをベースに、筆者が実際に「格闘家」を使ってみて便利だなと感じたスキルを紹介していこう。
まずは移動スキルについてだ。「格闘家」は通常の回避移動の他に［Shiftキー］＋［W or Sキー］で“瞬動”というスキルを使用することができる。これは通常の回避移動よりも長い距離を一気に移動でき、さらに移動中は無敵になるので、敵との距離を詰めるときに使用するといいだろう。
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| “瞬動”中にクリックをすることで、そのまま攻撃に転じることも可能。 |
ちなみに［Shiftキー］＋［A or Dキー］だと“躍動”というスキルになる。こちらは移動距離は短いものの、素早く左右にステップをすることができる。ステップは別なスキルでキャンセルすることもできるので、相手の攻撃に合わせて使うと強そうだった。
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| 相手の直線的な攻撃にカウンターの要領で使うといいだろう。 |
次に攻撃スキルの中でも癖が少なく使いやすい技として“紅牙”を紹介しよう。［Shiftキー］＋［右クリック］で発動できるこのスキルは、前方ガード状態で相手に攻撃を仕掛けるため非常に便利。また発動後は［左クリック］［右クリック］［Fキー］のどれかを押すことで連携攻撃に派生することが可能だ。特に［Fキー］で派生する“コンボ：旋刃脚”は、相手を空中に浮かせるので、そこからさらにコンボを組み立てることができる。
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| 金剛衝 | コンボ：旋刃脚 |
「格闘家」には多岐に渡る派生スキルがあるので、操作難易度が高いとされているが、実は“紅牙”のように“起点のスキル”＋“派生スキル（左クリック or 右クリック or Fキー）”という形がほとんどだ。派生スキルの部分は上記のコマンドで固定の場合が多いので、ひとまず起点スキルだけ覚えておけば、その後の派生連携もとっさに使うことができるだろう。
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| ［Shiftキー］＋［左クリック］で発動できる“弾丸暴脚”は“紅牙”より移動距離が長いため、状況に応じて使い分けよう。相手に当てたらすかさず派生連携だ！ |
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| ［Qキー］で発動できる“天上拳”。昇○拳のように飛び上がってアッパーを放つ。このスキルも派生スキルに繋ぐことでコンボを伸ばすことができる。 |
「格闘家」は己の拳で戦うという特性上、どうしても多体一の戦いが苦手だ。相手に囲まれてどうしようもない！ そんな時は［Shiftキー］＋［Qキー］で出すことができる“天地轟壊”を使ってみよう。このスキルはスーパーアーマーが付いており360度全ての敵に攻撃を行ったうえでダウンを奪うことができる。
また、PvPで強力そうだと感じたのが［Eキー］で発動できる“喧嘩殺法”だ。このスキルは相手を掴み上げてボコボコにした後、投げ捨てるという豪快なもの。相手をダウンさせることができるので、さらに追い打ちをかけることができる。
最後はとっておきのスキル「仙術 : 狼牙神掌」だ。［Sキー］＋［右クリック］＋［左クリック］で発動するこのスキルは、「格闘家」唯一の遠距離スキルだ。キーを押すと気を溜めるモーションに入り、離すと前方に気功術による波動を放出する。
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| めちゃくちゃカッコイイ！ ただ遠距離スキルと言えど飛距離はあまり無い。 |
他にも、サマーソルトの様な技やライダーキックのような技などがありモーションが一々カッコイイので、ガチャガチャ攻撃を出してるだけでそれなりに見えるのが「格闘家」の特徴だ。完璧に使いこなそうとすると奥が深そうだったが、最初は数個のスキルを使うところから始めていけば、前評判ほど難しくは無いのではないだろうか。
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倒せ！麥谷師範！
今回のテストプレイでは、「ASCII.jp」「ファミ通.com」「4Gamer.net」「GAME Watch」、そして「OnlineGamer」という5つのメディアが麥谷師範に弟子入りしていたのだが、テストプレイが一段落したところで、麥谷師範からメディアに対する、挑戦状が叩きつけられた。ルールは簡単、師範がボスとなりメディアが一人ずつそれに挑戦するというもの。曰く「セ○ゲーム」をモチーフにしたとのことだった。
セ○ゲームの、「挑戦者側が全員負けると地球が滅亡する」というルールもしっかり踏襲しているようで、「もし誰も勝てなければ『黒い砂漠』の世界に何かがおきます」と圧をかけてくる師範。しかし逆に誰か一人でも勝つことが出来れば特別なイベントを実施するとのことで、思いがけず重要な展開になってしまった。
いざ戦いが始まると、全力で殺しにかかってくる麥谷師範。「こういうのって花をもたせてくれるんじゃないのか？」と思っていたらあれよあれよという内に負けてしまった。
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| 「おかわりもあるぞ！」とばかりに膝を入れてくる師範。 |
結局、どのメディアも師範に勝つことができず、「黒い砂漠」の世界は核の炎に包まれることが決定してしまった。だが、諦めたらそこで試合終了だ。「黒い砂漠」の世界は何としても守る！ と、良く言えば5つのメディアが結束！ 悪く言えば多人数で袋にすることで、なんとか師範を倒すことに成功したのであった。
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| くにへ かえるんだな。おまえにも かぞくがいるだろう・・・ |
そんなこんなでなんとか終了した今回のテストプレイ。一番印象に残ったのは、さすがの「格闘家」も多人数を相手にするのは辛いということだろうか。
ちなみに麥谷師範に無事（？）勝利することができたのでアップデートに合わせて「スキル経験値アップイベント」が開催されることが決定した。今まで戦闘経験値アップ系のイベントはあったが、スキル経験値アップは「黒い砂漠」サービス開始から初めてのことだ。この機会にぜひ「格闘家」の育成に着手してみてはどうだろうか。
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