金山の島・佐渡島でたらい船や砂金採りに挑戦!「アーキエイジ」サービス開始3周年記念オフラインイベント「ルシPと行く!東西島ツアー」レポート

2016年7月23日、ゲームオンは「アーキエイジ」のオフラインイベント「ルシPと行く!東西島ツアー」を、新潟県佐渡島にて開催した。

「ルシPと行く!東西島ツアー」は、「アーキエイジ」の3周年を記念して開催されたオフラインイベント。「ルシP」の愛称で知られる日本版の運営プロデューサー・石元一輝氏と共に、東西の島を巡ろうというもので、今回のツアーの舞台となったのは、新潟県にある金山の島・佐渡島。当日である23日は、再来年の世界遺産登録を目指す国内候補が決定する目前の時期であり、島全体も大いに盛り上がっていた。(なお25日に行われた文化審議会の結果、今回の候補には「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が選ばれ、有力候補とされていた佐渡金銀山は、惜しくも2年連続で推薦を逃す結果となった)

そんな歓迎ムードの中、全国各地から約30名ものプレイヤーが参加したツアーの模様をお届けする。

朝の7時という早朝の集合時間ということもありプレス陣もイベント前日から現地入りすり。
他にも既に現地入りしている参加者も多く、早くもホテルには今回のツアー専用の受付が作られていた。
前日の夜に行われた懇親会にもお邪魔させてもらったのだが、新潟の海産物と地酒はどれも絶品。
特に地酒は飲みやすいものが多いので、日本酒を飲みなれてない人にもオススメだ。

佐渡島には「アーキエイジ」内のロケーションのようなスポットが満載

新潟から船で揺られること1時間、佐渡島に到着したプレイヤー達が通されたのは意外にも港の会議室。それもそのはず、石元氏による挨拶のあとには、なんと佐渡島市長・三浦基裕氏による歓迎の挨拶が行われることに。

全周約260キロにも及ぶ、イメージと異なる佐渡島の広さを紹介したあと、「ゲームと一緒に佐渡島を楽しんでいただければ」と佐渡島をアピール。会場には今回のイベント実現のために尽力してくれたという広瀬大海市議も駆けつけ、他のタイトルのオフラインイベントではまず見られないような厳かな雰囲気の中、ツアーはスタートした。

超高速旅客船「ジェットフォイル」に乗り込み、新潟から約1時間で佐渡島に到着。
この日は波も穏やかでほぼ揺れもない、かなり快適な航海だった。
左から広瀬大海氏、石元一輝氏、三浦基裕氏

その後は、主に観光バスに乗りながら各地の観光スポットを廻ることに。最初に訪れたのは「アーキエイジ」では、タルにのって川を渡る「ロカの渓流下り」にも通じるものがある、「たらい舟」で有名な小木海岸で、たらい舟とはその名の通り、たらいを舟代わりに使ったもので、現在でも漁に使われているという佐渡島の名物だ。

ゲーム内の渓流下り。ゲーム中のキャラクター達は、いとも簡単にやってのけているが……

ガイドさんによると、長い歴史の中で今まで一度も転覆したことがないそうなのだが、最初に乗った石元氏をはじめ、参加者の誰もが恐る恐るといった様子で乗船。

筆者も乗ってみたところ、船内でバランスを崩せばすぐに海に浸かってしまいそうなほど不安定で、これがかなり怖い。(この日は観光客が多く、たらい舟同士が波を起こしてしまうので、少し波が大きくなっていたそうだ)基本は漕ぎ手の専門が漕いでくれる。希望すれば途中漕ぎ手を交代してもらうこともできるが、これがかなり難しく、すぐに波に流されてしまい、ほとんど前に進めることができなかった。

5mほど前に進められれば認定証がもらえるそうなので、佐渡島にお越しの際には是非挑戦してみてはいかかだろうか。

超へっぴり腰の石元氏。このときは周囲も爆笑しながら見守っていたのだが……
いざたらい舟に乗り込むと、今度は自分がビビりまくり。
この海面の近さがお分かりいただけるだろうか

「アーキエイジ」にはさまざまな鉱物が登場し、「ガラガラ音の商人採掘機」などを使うことで入手することができるが、金山の島とも言われる佐渡島にも、金や鉱石にまつわるスポットが非常に豊富に存在する。

例えば、本格的な砂金採りが体験できる佐渡西三川ゴールドパークもその1つで、今回のツアーでは実際に参加者全員で砂金採りに挑戦。砂金は土よりも重く、底の方へと沈んでいくため、専用の容器を用いて砂金よりも軽い余分な土や石を洗い流していくことで、最後に残った砂金を見つけることができるようになっている。

挑戦したのは、砂金が埋まっているとおもしき部分の土を掘るところからスタートする中級コース。

決して作業事態はそれほど複雑ではないのだが、容器に入れた土の中に砂金が混ざっているかは運次第になってしまうので、根気との戦いになる。作業中は誰もが顔色を変え真剣な眼差しで挑んでおり、結果的には参加者全員が無事に砂金を見つけることに成功していた。

偶然にも掘ったポイントがよかったらしく、筆者は10粒近くの砂金をゲット。
ライターをやめて砂金採りで生計を立てた方がいいのかもしれない。

また、惜しくも世界遺産登録の国内候補推薦を逃してしまったものの、依然佐渡島を代表するスポット「佐渡金銀山」も見学。平成元年の創業停止まで、日本最大の金銀山として発展をし続けてきたという、歴史的にも非常に価値の高い場所だが、その内部はまるでRPGのダンジョンで、真夏であるにも関わらず中はひんやりと冷たく、地上とはまるで別世界のよう。

内部には鉱山で働いていた人々の仕事ぶりをそのまま再現した仕掛けや人形などがいくつも配置されており、その歴史の一端を知ることができた。

なお佐渡金銀山を出た先には、当時実際に使われていた道具などが展示された資料館があるのだが、その中でも一際注目を集めていたのが、時価6000万は下らないという純金の延べ棒。

実はこの延べ棒が展示されている箱には手を入れることができる穴が空いており、穴から延べ棒を取り出せるかを挑戦することができるようになっており、周囲には常に大きな人だかりができていたほどの盛況っぷり。ただしその穴は延べ棒の幅だけでほとんどが埋まってしまうほどに小さく、かなりの腕の細さが求められる上、約12kgにも及ぶ延べ棒を持ち上げられる筋力も求められるなど、難度はかなり高め。ツアー参加者の多くや石元氏も挑戦したものの、残念ながら全員が失敗に終わっていた。

純金の延べ棒に挑む石元氏。テコの原理を利用して持ち上げようと画策するも、あえなく失敗に

「アーキエイジ」に関わる催しでは、石元氏への質疑応答が大盛り上がり

ツアーでは、もちろんただ佐渡島を観光したというだけではなく、「アーキエイジ」に関わる催しも実施された。

まず当日に配信が行われた公式番組「アーキエイジLIVE!」の第26回の放送に石元氏が佐渡島から生出演するという驚きの試みが実施され、変身能力をもつ新種族「ウォーボーン」と「ドワーフ」、専用のスキルが開放される新たな補助適性「憎悪」、12人のプレイヤーが生き残りをかけて戦う新PvP「バトルロイヤル」、ステータスを上限させキャラクターの個性を引き立てることのできる新システム「ユスティンの祝福」、条件を満たす建築物を建設しているとその地域の住民として活動できるようになる「住民システム」などの多数の新要素が発表となった。

各コンテンツの詳細は、先日掲載した記事で確認していただきたい。

配信は昼食の時間に行われ、海鮮丼を食べながら石元氏の勇姿を見守る参加者達という、
一風変わった光景が繰り広げられた。

バス移動の合間には、石元氏が参加者からのさまざまな質問や要望に答える、質疑応答のコーナーも行われた。

まず、瞬時に記録された場所へと移動するアイテムである「微かなぬくもりのCTを元に戻して欲しい」、という意見には、「僕ももっと短い方がいいと思っているし、海外と違い不正に使われることは日本では少ないので、前向きに検討したい」と回答。

「染色できるのがアバターしかないので、戦闘に関係する装備品も染色できるようにして、バケツの色も増やして欲しい」という要望に対しては、実は前から同様のことを石元氏も思っており、開発に意見を出していたことが判明。その他にも頭部分がないアバター装備は装備品の表示が別にできるようにするなど、UCCに特化した部分をより強化していきたいと考えているそうだ。

「貿易で同じものばかり作ることになると飽きがきてしまうので、普段は納品しない貿易品が1.5倍などになるイベントをやってはどうか」という参加者からの提案には、「システムとして組み込んでしまうのはバランスを一気に壊しかねないので難しい」と前置きしつつも、「イベントとしてなら、調整が難しいところはあるけどできるかもしれない。過去にもやった貿易品を運ぶイベントのような形で、何かできないかを考えてみようかなと」と改善を目指すことを約束していた。

多くのプレイヤーが気になっているであろう「蜃気楼の島」にある、扉がしまったままとなっているカジノに関しても言及。石元氏によると、日本ではすぐにでもスタートさせることはできるものの、海外はギャンブル的な要素に対する規制が日本よりも厳しく、実装しようとすると日本だけの独自仕様となってしまうのだそうで、実装が先送りになってしまっている原因の裏話も明かされることに。

また今回寄せられていた意見の中でもっとも多かったのが「労働力の上限を上げて欲しい」というもので、これは石元氏自身も利便性を考えると上限が高い方がいいことは承知しているものの、ログイン頻度が下がるプレイヤーが出てくるとゲームそのものが盛り下がっていく原因にもなり得ると考えており、現状では上限を上げることは考えていないのだそうだ。

ビンゴ用シートも今回のために作られた特別なものだった
ビンゴ用シートも今回のために作られた特別なものだった

そしてこれまでのオフラインイベントでは、イベントの最後に恒例のプレゼント抽選会が行なわれていたのだが、「同じことをやってもつまらない」という石元氏の意向により、今回は装い新たに、「アーキエイジ」のゲーム内用語を用いたビンゴ大会が行われることに。

プレイヤーにとってありがたい「冥府の保管箱」や「フェニックスグライダー」、「子猫(家具セット)」といったゲーム内アイテムのほか、かわいらしい「ヤタヌイグルミ」といったリアルグッズまで幅広く、ビンゴを揃えることに成功したプレイヤーは皆大喜び。

そうして早朝からさまざまな観光スポットに出向いては身体を動かしたハードなスケジュールながら、最後まで大盛り上がりとなったツアーは幕を閉じた。

今回一行が行った場所以外にも、佐渡島にはさまざまな観光スポットが存在する。
お越しの際には、是非一泊してゆっくり観光するのをオススメしたい

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