自らの手で強大な帝国を興そう!ターン制による本格タクティカルシミュレーション「ヘクサウォーズ」を紹介

ベクターが、本日12月14日よりオープンβテストを開始する本格タクティカルシミュレーションゲーム「ヘクサウォーズ」。ここでは、オープンβテスト開始に先駆けて本作を体験することができたので、肝となる領地争奪戦やゲームシステムについて紹介する。

「ヘクサウォーズ」は、ターン制バトルシステムを起用した本格的な戦略シミュレーションゲーム。曹操、劉備、孫権など、歴史や伝説上の人物たち総勢100名以上のキャラクターで部隊を編成し、六角形(ヘクサ)のマスを奪い合う知略戦が魅力だ。

本作には、ほかのプレイヤーとリアルタイムに領地を争奪するオンラインゲームならではの要素はもちろん、歴史的な戦場を舞台に、異なる勝利条件の達成を目指す“演義”なども用意されている。

ここでは、特に本作の肝である、ほかのプレイヤーとの駆け引きが熱い領地争奪戦や、単純ながらもさまざまな要素と閃きが交錯するターン制バトルシステムを紹介していこう。

筋道なき戦略に勝利なし!領地を広げて国を興せ

本作の目的は、なんといっても自身の領地を拡大すること。最初は拠点となる城とその周囲にしか領地がないので、隣接するマスを制圧し徐々に領地を広げていこう。戦闘によって制圧したマスには自軍の旗が立ち、これを繋げてぐるりと囲むことで範囲内のマスも一気に領地にすることができるので、効率的に領地を拡大するにはどのように進行していくかも思案しておくと良いだろう。

もちろん、ただマップをクリックするだけでは土地を制圧することはできない。そこに存在する敵軍を殲滅することで、初めて自身の領地とすることができる。

本作では、自軍と敵軍が交互に行動するターン制バトルシステムが採用されている。操作方法は、部隊に攻撃や移動、スキルの使用を指示するのみ。ルールも、“制限ターン内にすべての敵を倒す”というシンプルなものなのだが、このわずかな操作量の中にさまざまな可能性が秘められていることが、シミュレーションゲームの妙と言えるだろう。

出陣させる武将を選択し、いざ戦場へ。選択できる武将の数はマップによって異なるので、
可能な限る多くの武将を育てておくと臨機応変に対応できるだろう。

武将を選択した時点で、移動可能な範囲が表示されるので、まずは移動したいマスをクリック。武将が移動した先が、敵を攻撃できる範囲内であれば、攻撃のコマンドを選択してそのまま攻撃に移ることができる。武将の兵種によって、移動できる距離や使用可能なスキルと攻撃範囲が変化する。兵種と大まかな特徴については以下の通りだ。

槍兵

隣接したマスなどの近距離に攻撃可能な兵種。スキルによってはマスを貫通して攻撃可能なものもある。移動範囲も狭すぎず広すぎずなオーソドックスな兵。

盾兵

受けるダメージを軽減する能力や、確率で倒した相手から捕虜を取り自身の戦力を回復させる能力などを持った兵種。

投石車

遠距離から広範囲にダメージを与えることができる兵種。ただし、足回りが遅いのでほかの部隊と孤立しないように注意。

弓手

弓を用い、少し離れた位置からでも攻撃が可能な兵種。足も速く、また火矢などの特殊な攻撃を行えるのも特徴。

騎兵

6つの兵種の中で最も広範囲に移動が可能な兵種。直線範囲の進行方向に存在するすべての敵を攻撃可能なスキルを持つなど、使い勝手はなかなかのもの。ただし、森などの一部地形には進行することができない。

妖術師

落雷や火計など、強力な妖術を用いて戦う兵種。発動する妖術は天候によって変化し、晴れの時は火計、雨の時は落雷などになる。なお、すべての武将は、兵種を自由に変更することができる。

戦況を左右する要素としては、兵種のほかに地形と天候がある。バトルフィールドには、平地はもちろん、森林や川、柵に囲われた場所などがある。これらの地形は部隊にさまざまな影響を及ぼす。

既述の通り、騎馬兵は森に入ることができないので、森林や川を隔てた先からは一方的に攻撃されてしまう。また柵に囲われた場所は侵入できる箇所が限られる。本作では部隊を跨いで移動させることができないので、こういった場面では突入させる部隊の順番も考えなくてはならない。

機動力がピカイチな騎兵だが、森の中や川には入ることができない。
ここに敵がいた場合は、大人しくほかの部隊に任せよう。

天候については、主に武将が使用するスキルに大きく影響する。天候が与える面白い要素について、弓手の火矢を例に挙げて紹介しよう。

弓手の火矢は、使用することで敵のいるマスを燃やすことができる。火はしばらくの間マスに残り続け、ターンの終わり際などに風向きの方角(西ならば左の方向)へ燃え広がる。これを上手く利用すれば、一度に複数の敵を攻撃できるだけでなく、敵の進行を妨げることも可能だ。しかし、火矢は晴天時のみ使用可能で、雨天時では一切発動できない点に留意しておこう。

天候は晴れ。風向きは西南ということで、火は左下のマスへと燃え広がる。

すべての部隊の行動が終えると、相手のターンに移る。有利な土地に陣取っているか…天候と風向きを考慮した位置取りはどうか…など、ここでもただぼうっと敵が動くのを眺めているだけでなく、敵の動きからさまざまな要因を読み解いて勝利への道筋を立てておこう。

無事に勝利を収めることで、そのマスを領地にすることができる。また、マップ上にもバトルフィールドと同様に、豚や牛、採集地などのさまざまな資源が点在している。これらの資源を制圧しておくことで、拠点の拡張や増設、武将の強化に必要な資金やアイテムを獲得することができる。豊かな国作りには、豊富な資源が必要になってくるもの。こうした資源の有無も、領地拡大の上で一考しておこう。

さらに、領地を広げていくことで、敵の戦力も段々と強力になっていく。領地を拡大していく過程で、いずれは既存の戦力では太刀打ちできなくなってしまうことも。こういった意味でも、領地は野放図的に広げるのではなく、現在の戦力・資源をしっかりと考えつつ、計画的に広げていくことが得策だ。

マップ上に表示されている豚や牛などの丸いアイコンが資源だ。

相手の領地を“侵略”する国盗り要素

さて、自身の領地を拡大していく道筋で必ず直面する問題といえば、ほかのプレイヤーの領地とぶつかってしまうこと。「あの資源ほしいなぁ」「あの土地が手に入れば防衛が楽になるな!」「何でもいい。邪魔だ」…等々、理由はきっとプレイしていくうちに千変することだろう。そういった時は、相手の旗が立っている領地を侵攻、制圧するほかない。

誰もいない領地を制圧する場合は、特に名前もないような雑兵を相手にする場合がほとんどなのだが、この場合は相手の“国”の武将たちと戦うことになる。そう、ここからは本格的な“国盗りゲーム”になるのだ。

相手はNPCであることに変わりはないが、自身が扱う武将同様にしっかりと育成されているはずなので、戦力も比較にならないほど強力。そのうえスキルもしっかりと使用してくるので、苦戦を強いられるのは必至だろう。

無事に勝つことができれば、そのマスを未占領地に戻すことができるので、一気に制圧して自身の領地にしてしまおう。相手が広くマスを占領しており、範囲内のマスに旗を立てていなかった場合、内部も丸ごと未占領地にすることが可能だ。

領地の先端を占領したことにより、相手領地に“穴”が出来上がった。
この機会に、“穴”の部分もしっかりと占領してしまおう。

目指すは大陸を治める帝国の建設―ほかのプレイヤーと協力する“ギルド”

ミニマップに表示される茫漠とした大陸の半分を自分で治める、というのはあまりにも非現実的だが、自身の拠点を中心に表示された画面一杯の土地を領地とすることは不可能ではないだろう。しかし、領地が広がれば広がるほど、防衛するのが難しくなるのは当然のこと。そこで重要になるのが、ほかのプレイヤーと協力する“ギルド”の存在だ。

ギルドでは、加入しているメンバーの領地が共有されるため、守りやすい小規模な領地でも豊富な資源を獲得することができる。そのため、相手の領地をただ占領するだけでなく、時にはプレイヤー間で手を組むことで領地の継続率を高めることができる。

またギルドは大きくなるにつれて「公国」「王国」「帝国」と段々とランクが上がっていく。最高位である「帝国」を築くには並の規模ではかなわないことはもちろん、「ギルドランキング1位を何日間獲得」など、非常に厳しい条件をクリアする必要がある。決して簡単に築けるものではないが、自身のギルドの名を冠した帝国が興り、その勇名が大陸(サーバー)に響く瞬間の喜びはひとしおだろう。

領地を継続的に維持できれば資金も潤うので、その分自身の拠点の発展にも繋がっていくだろう。
武勇に長けることが、決して名君の条件ではない。

自分らしい国造りが楽しめる拠点の拡張機能

戦闘などを繰り返して資金が貯まったら、拠点を拡張していこう。拠点では、武将の兵力を回復させる“兵舎”や、拠点の防衛に不可欠な“砦”、武将の強化アイテムなどを購入できる“宝具商店”など、ゲームをプレイしていく上で重要な施設を建設することができる。

資源などから得た領地内の収入は、官府にて徴収しよう。収入の備蓄には上限が設定されているので、こまめに回収しておくことを忘れないように。官府のレベルを上げることで、各施設のレベル上限や備蓄上限などを上げることができるので、資金があるうちは積極的に上げておこう。

さらに拠点では、上記のように設置すると何かしらの効果を発揮するものとは別に、草木や柵、花壇といったインテリア専用のアイテムも多数用意されている。これらのアイテムを用いて拠点の景観を彩り、来訪する人やギルドメンバーに自慢するのも面白そうだ。

本格的なシミュレーションゲームと村ゲー要素が融合した本作は、一見して難解に思えるが、オート機能なども各所に実装されているため、非常に遊びやすい印象を受けた。緻密な戦略バトルが楽しめるタイトルとなっているので、気になる人はぜひプレイしてみてほしい。

ヘクサウォーズサービス終了

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