セクシーな女の子だけじゃない、地球滅亡後の世界観やマキシマイズのデザイン、PvPにも力を注いだ―「スカーレットブレイド」開発インタビュー

セクシーな女の子だけじゃない、地球滅亡後の世界観やマキシマイズのデザイン、PvPにも力を注いだ―「スカーレットブレイド」開発インタビュー

2013年10月19日 00:00

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ネクソンが運営する悩殺系MMORPG「スカーレットブレイド」。正式サービスを前に開発を手がけるLIVEPLEX社の開発チームにインタビューを実施したので紹介しよう。

「スカーレットブレイド」は、未来ファンタジーの世界観をベースに、強力な戦闘兵器に変身可能なマキシマイジング(Maximizing)システム、迫力あふれる戦闘を楽しめる各種戦闘システム、誰でも手軽にゲームを楽しむことができる便利システムなどを搭載しているMMORPGだ。

韓国では2012年7月より正式サービスを開始し、日本では2013年10月10日よりクローズドβテストが実施された本作の開発を手がける、LIVEPLEX社 スカーレットブレイド開発PM「チェ・ジュンヨル」氏と日本担当PM「ナム・ドヒョン」氏、そして日本での運営を担うネクソン 運用部「阿曽沼 義典」氏にインタビューを実施したので紹介していこう。

写真左よりネクソン 運用部「阿曽沼 義典」氏、LIVEPLEX社 開発PM「チェ・ジュンヨル」氏、日本担当PM「ナム・ドヒョン」氏

「スカーレットブレイド」開発・運営インタビュー

開発について

――本作が開発された経緯を教えて下さい。

チェ・ジュンヨル氏:韓国において、女性のみが登場するSFの世界観を持った独特で面白いゲームを作りたいと思い、開発を始めました。

――当初から大きなコンセプトなどは決まっていたのですか?

ナム・ドヒョン氏:女性だけのキャラクターと近未来の世界観だけは決まっていました。

チェ・ジュンヨル氏:本作は宇宙から異星人が襲来したり、地球が滅亡した後の物語で、女性の戦士が活躍するようなSF映画などを観て、構想を練りました。

――開発の期間は構想も含めてどのくらいですか?

チェ・ジュンヨル氏:約2年半ほどですね。デザイナーやプログラマーなどを含めると約120人ほどで開発しています。特にグラフィック関連に携わった人は50人を超えていますね。

――開発で特に苦労した点を教えて下さい。

チェ・ジュンヨル氏:まず、キャラクターがキレイで可愛いグラフィックを持たせること、大規模戦闘においても高い描画性を維持しながら、大人数で快適にプレイできるような最適化が一番苦労しました。

――開発チームには男性と女性どちらが多いんですか?

チェ・ジュンヨル氏:最初のコンセプトを決めたのは女性なんです。

ゲームについて

――本作の世界観やシナリオなどで特にこだわった点はどこですか?

チェ・ジュンヨル氏:本作では滅亡した地球を舞台にしており、「ナラック」と呼ばれる存在やそれに従う悪の勢力、それに対峙する「ロイヤルガード」と「フリーナイツ」という2つの勢力がせめぎ合っています。シナリオで重要なのは「スターダスト」と呼ばれる貴重な鉱物を巡る戦いです。3つの勢力はその鉱物を独占するために戦っており、「ナラック」を地球から追い出すことも目的となります。ミッションをこなしていくとだんだんと謎が明かされていきます。

――セクシーな女性キャラクターのデザインでこだわった点は?

チェ・ジュンヨル氏:クラス別の特徴を生かし、セクシーかつ、強い女性の戦士を組み合わせることにこだわりました。特に「ウィッパー」の衣装はほとんど裸なんですが「脱いでるのに強い」ことを意識して作りました。

――セクシー過ぎて開発チームから反対意見などは出なかったんですか?

チェ・ジュンヨル氏:ちょっとセクシーですが、カワイイキャラクターばかりなので、反対する人はいませんでした。実はもっとやり過ぎなデザインもあったんですが、さすがにそれは採用できませんでした(笑)。

――等身など韓国の女性に似ていますよね。

チェ・ジュンヨル氏:背丈は男性より高いんですよ(笑)。「ウィッパー」はインド系の女性、「ディフェンダー」は北米の女性、「センチネル」は東洋系の女性をイメージしてデザインしています。

――戦闘兵器への変身「マキシマイズ」のデザインでこだわった点はありますか?

チェ・ジュンヨル氏:プレイヤーは「エルカナ」と呼ばれる生体兵器で、「マキシマイズ」をするとマシーンと一体化するという設定です。「マキシマイズ」は単純にキャラクター同士の戦闘だけではなく、大きな機械で迫力ある戦いも提供したいということで導入しました。

――まさか、兵器になった後に変形はしませんよね?

チェ・ジュンヨル氏:そういったアイデアはありましたが、変形は残念ながらできません。

――キャラクターのモーションがかなり滑らかに表現されていますが、苦労した点は?

チェ・ジュンヨル氏:マキシマイズした際の姿をよく見てみると、アニメーションや可動部分など細かく作りこんでいるのが分かると思います。キャラクター操作時にはクラスごと、衣装ごとにモーションが変わります。

――体型のカスタマイズなどはできますか?

チェ・ジュンヨル氏:現在はできません。ユーザーからの要望もたくさんあったのですが、コンセプトに合わなかったり、システム的に無理があり、採用していません。

――韓国では、男性キャラクター「Chaser」が実装されているそうですが、今後男性キャラクターは増えるのでしょうか?

チェ・ジュンヨル氏:韓国では男性のプレイヤーが多いので、「Chaser」の外見にはあまり反響はありませんでした。男っぽい動きや、突進力のある攻撃、多数の敵と同時に戦えるスキルなど性能自体に惹かれているプレイヤーは多いようですね。「マキシマイズ」時の姿はかなりカッコイイです。使用武器は剣と銃になります。

ナム・ドヒョン氏:実はプレイヤーには性別はなく、突然変異で生まれたのがこの男性の姿をしている「エルカン」なんです。

――ファンタジーRPGなどでよくある獣のような姿の種族などはいないのですか?

チェ・ジュンヨル氏:アイデアとしてはあったのですが、世界観と合わせ、第3の種族のような存在を導入することは考えていません。

――海外では、年齢制限があるようですが、日本では表現の変更などはありましたか?

チェ・ジュンヨル氏:日本以外の国では18禁のゲームになっています。日本でのサービスに向けて変更したのは顔つきや表情、コスチュームや露出部分に関しても修正をしています。

――武器やコスチュームなど外見が変わるようなアイテムは何種類くらい用意されているんですか?

チェ・ジュンヨル氏:レベルが上がるにつれて装備できる基本のコスチュームは約6種類、その他のコスチュームは約40種類、下着は約20~30種類、武器が約4種類、「海賊」など全身セットで装備できるものも用意しています。見た目が変わるアイテムは全部で約60~70種類以上になります。

――韓国ではどんなコスチュームが人気がありますか?

チェ・ジュンヨル氏:調査によりますと「制服」「看護師」「海賊」が人気があります。最近アップデートされた「ランジェリーセット」も好評です。包帯グルグル巻きの「看護師」や、超ミニのセーラー服だったりと、かなりセクシーなものが用意されています。コスチュームは世界観とは関係なく、自由に作っています。

――今後各国でのサービスに合わせたコスチュームなども実装される予定ですか?

チェ・ジュンヨル氏:各国のコスチュームに関しては日本が初めてとなり、ペットについては台湾で「ドラゴン」「パンダ」などを実装しています。

――韓国ではかなり過激な描写でサービスをしているようですが、なぜですか?

チェ・ジュンヨル氏:審査ではかなりギリギリのラインで通過しました。バイクに乗ったときのポーズなどグラフィックの部分の修正もかなりたくさんありましたね。韓国では18禁のオンラインゲームはほとんどサービスしていないので大変でした。

――韓国のネットカフェ(PCBAN)などでプレイは可能なのでしょうか?

チェ・ジュンヨル氏:もちろんプレイはできますが、ちょっと恥ずかしいですよね(笑)。既婚者のプレイヤーは奥さんが寝ているときにこっそりプレイしているみたいですよ。

――ネットカフェなどに販促として貼るポスターなどもセクシーなんですか?

チェ・ジュンヨル氏:すでに掲出しちゃいました。もちろん露出の少ないキャラクターを使いましたが…(笑)。

――本作を開発するにあたって、知り合いのクリエイターはどんな反応でしたか?

チェ・ジュンヨル氏:否定的な意見はありませんでした。キレイだね、カワイイね、エロいね!という反応が多かったです。ちょっとうらやましがられていたのかも知れませんね。

――韓国でのβテスト時のプレイヤーからのフィードバックはどのようなものがありましたか?

チェ・ジュンヨル氏:ペットの会話のオンオフ、遠距離攻撃が得意な「パニッシャー」に関するバランス調整、ソロプレイで遊べるダンジョンの追加などです。PvPでは参加レベル帯の細かい調整も実施しました。これらの改善点がすべて反映したバージョンが日本サービスで楽しめます。

――NPCとの会話ではキャラクターが生き生きと動きますが、アニメーションなどで苦労した点は?

チェ・ジュンヨル氏:苦労したのはそれぞれのクラスごとにキャラクターがスキルを使ったり、ジャンプ時もよりスタイリッシュで自然な動きを表現するためにモーションキャプチャーを利用したことですね。

――UI(ユーザー・インターフェース)の使い勝手もなかなか良かったですね。

チェ・ジュンヨル氏:UIに関してはβテスターからの意見・要望を受けて、サービス直前まで修正をしていました。モーションについてもテストパターンを作り、アニメーターだけでなく全社を上げてテストを繰り返しました。

――クラスの決め方や、ボツになったアイデアなどはありますか?

チェ・ジュンヨル氏:最初は剣を使用する近接型クラス「ディフェンダー」をまず決定し、それを支援するクラスを考えながら順々に決めていきました。ボツになったアイデアは「二刀流」のクラスで、現在実装している「シャドウウォーカー」と変わらないということ、メカニックを操作する「召喚士」のようなクラスもコンセプトと合致しないということで企画段階でボツになりましたね。

――今後実装予定のクラスのアイデアなどはありますか?

チェ・ジュンヨル氏:実装予定については未定ですが、サイボーグに近いクラスを考えています。

――テストプレイの際に出会ったNPCが植物だったんですが、やはり世界観と関係するのでしょうか?

チェ・ジュンヨル氏:本作では「ナラック」を撃退するために人類が「核」を使用してしまい、その影響でさまざまなものが変異しているんです。しかも植物型のNPCは韓国版ではかなりイヤラシイことを話してくるんです(笑)。ローカライズではちゃんとレベルを下げて翻訳してありますけど…。ちなみにその台詞を考えたのは女性の開発者なんです(笑)。

――PvPなど対人戦ではどのような遊びができますか?

チェ・ジュンヨル氏:タワーを壊したり、基地を占領したり、フラッグ戦や特定のオブジェクトを壊すようなモードも用意しています。PvPで得られるアイテムなども存在しますよ。韓国ではやはりPvPが一番遊ばれています。

――インスタンスダンジョンではどのような遊びやギミックが用意されていますか?

チェ・ジュンヨル氏:ダンジョン内の次のフロアに行く際にダイブしながら進んだり、床から炎や毒が噴き出すトラップや、オブジェクトに触れると歩行速度が遅くなったり、ジャンプで移動していくギミックなど飽きないような多彩な遊びを盛り込んでいます。

――登場するボスもかなり個性的ですよね?

チェ・ジュンヨル氏:ゲームを始めて、プレイヤー(エルカナ)が荒廃した地上に降りたときには、鉄のマシーンのようなボスと戦うことになります。その他にはカエルのようなボス、宇宙人のような容姿のボスなどかなりの種類が登場します。中ボスも個性的ですよ。

――「エルカナクラブ」を実装した理由を教えて下さい。

チェ・ジュンヨル氏:まずはプレイヤー同士が長く滞在できる空間を作りたかったことと、同時接続数を伸ばすことを目的とし、コミュニティーの場としても利用できますし、ペットを連れていると経験値も得ることができます。また、VIPルームでは特定のアイテムを使うと自分にスポットライトが当たったり、バフアイテムを購入することも可能です。

――エルカナクラブではプールで泳いだり、ちょっとエッチなダンスもありますよね??

チェ・ジュンヨル氏:雰囲気作りのひとつでもありますが、VIPルームのダンスは特別なプレイヤーへのお楽しみです。ちなみにダンサーもモーションキャプチャーで動きを取り込んでいます。

――エルカナクラブ内では今後どのような遊びを追加していく予定ですか?
―チェ・ジュンヨル氏:エルカナクラブは戦闘や冒険の疲れを癒やす施設なので、あまり大型のコンテンツを実装することは考えていません。ミニゲームなどは考えています。

――エルカナクラブで韓国のアーティストとコラボするようなアイデアはありますか?

チェ・ジュンヨル氏:エルカナクラブのBGMは、オーケストラなどを使用した楽曲を手がける制作会社が作っており、K-POPのアイドルなどとコラボしても楽しいかもしれませんね。

――フランチェキャンプのピアノの鍵盤などユニークなお楽しみ要素はどのくらい用意されていますか?

チェ・ジュンヨル氏:あるエリアからダイブすると、得点が書いてあるボードに突っ込んでバフアイテムを入手できたり、ジャンプで丘を登ったり、リゾートのような見て楽しめるようなアトラクションを用意しています。

――ちなみにエルカナクラブの下にあるビーチに泳いでいるモンスターは何ですか?

チェ・ジュンヨル氏:あれは単純に背景です(笑)。戦えません。

――ネクソン側から日本サービスに向けてどんな要望を送りましたか?

阿曽沼氏:キャラクターが個性的なデザインなので、アバターなども含め、より日本のプレイヤーが喜びそうなものを依頼しました。

ナム・ドヒョン氏:ネクソン側からの面白いアイデアを受け、開発チームもヤル気になって制作しました。

――日本独自のデザインなども今後依頼する予定ですか?

阿曽沼氏:いずれはお願いしたいですが、まずは日本でのサービスを安定して提供することが大事ですね。まだ提案はしていませんが、雪原のエリアで温泉があるといいかな、と考えています。バスタオルのアバターを着ていないと入れないとか…(笑)。

――日本で始まったクローズドβテスター募集ではかなり盛り上がりましたが、どう感じましたか?

チェ・ジュンヨル氏:予想外に反応が良くて驚きました。

――これから日本で遊ぶプレイヤーに向けてメッセージをお願いします。

チェ・ジュンヨル氏:まずはたくさん遊んでもらえれば嬉しいです。キャラクターはセクシーで可愛いですが、戦闘を始めるとスピーディーで緊張感を感じるようなコンテンツもたくさん用意しています。PvPも楽しいのでぜひレベルを上げて参加してください。また、公開されていないセクシーなものもゲーム内(ヒント→メピックス)に隠されているので探してみてください。

――ありがとうございました。

Copyright (C)2013 NEXON Co., Ltd. All Rights Reserved.
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メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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