新ジョブ・風水士などが追加される「FFXI」拡張ディスク第五弾「アドゥリンの魔境」の発表もあった「A DECADE OG FINAL FANTASY XI VANA★FEST2012」が開催!

スクウェア・エニックスは本日6月23日、パシフィコ横浜にて「A DECADE OG FINAL FANTASY XI VANA★FEST2012」1日目を開催した。ここでは、拡張ディスク第五弾「アドゥリンの魔境」に関する発表内容や、会場内の模様をお届けする。

和田洋一氏
和田洋一氏

イベントのオープニングステージでは、スクウェア・エニックス代表取締役社長の和田洋一氏が登壇し、挨拶を行った。和田氏は「『ファイナルファンタジーXI(以下「FFXI」)』は今でこそ多くのお客様に支えられていますが、発足当初は簡単な状態ではありませんでした」と話し始め、開発当初はMMORPGというジャンルが定着していなかったため、社内にも「FFXI」が成功するのかといった懐疑的な意見を持つ人が多かったなど、当時の出来事を語った。

また、今回のイベントを開催するにあたり、「FFXI」の現在アクティブなキャラクターの累積プレイ時間を試算したところ、およそ20数万年という結果が出たという。全てのキャラクターのプレイ時間を足せば、30数万年ぐらいになるのではないかとも話していた。最後に「今日が素晴らしいイベントになればいいなと思っています」と述べ、開会を宣言した。

オープニングステージの後は、「新スペシャルバトルフィールド 頂上決戦?!」が行われた。これは「FFXI」10周年を記念して作られた攻略型スペシャルバトルフィールド「ヒロインズタワー」を6人1パーティとして挑戦するというもの。ステージでは、2チームが同時にプレイしてクリアタイムを競うタイムアタック形式が取られた。

プレイすることになったのは、ヒロインズタワーの中で一番難易度が低いライオンが登場する1階層目。ステージ上でのプレイではパーティ構成が決まっていたり、サポートジョブが設定されていなかったりといった制限があったものの、片方のチームは順調にライオンのHPを削っていき、約5分ほどでクリア。

もう一方のチームは、なぜか一人がパーティを離脱してしまう状態になったり、MPが足りなくなって回復が追いつかなくなってしまったため、残念ながらクリアとはならなかったが、チャットによるパフォーマンスで会場の笑いを誘っていた。

続いては、開発陣によるトークセッションとして、ディレクター・伊藤 泉貴氏、アソシエイトディレクター・藤戸 洋司氏、プランナー・齋藤 富胤氏、プランナー・谷口 勝氏の4人が登場。すでにこちらでお伝えしている拡張ディスク第五弾「アドゥリンの魔境」に関する発表を行った。

「アドゥリンの魔境」発表内容

冒険の舞台

「中の国」からはるか西方にある「ウルブカ大陸」が今回の冒険の舞台になります。

・神聖アドゥリン都市同盟(ウルブカ大陸や周辺の群島からなる同盟の総称)

開拓

ウルブカ大陸の大半は未開の地で、冒険者はこの地の開拓を目的にアドゥリンを訪れます。危険を乗り越えて、未開の土地を切り開き、資材を運搬してアウトポストを建てるなど、開拓を進めることで発見されるモンスターの拠点や不思議なスポット、アイテムなどを巡り、バトルやミッション、クエストが展開されていきます。

ギルド

アドゥリンには、冒険者の開拓の活動を支援したり、クエストを発行したりする複数のギルドが存在します。

新たなジョブ「風水士」

魔法とは異なる「風水」の力を宿して戦う、攻守に優れた支援派ジョブ。

・詠唱者を中心に広範囲のフィールドを作り出し、様々な支援効果を発揮する
・羅版(仮称):パーティメンバーの位置に設置し、様々な支援効果を発揮する
・鬼門(仮称):立ち位置の方角により精霊魔法に様々なボーナスが得られるジョブ特性
・ラ系新魔法:鬼門の影響を大きく受ける新しい範囲魔法

トークセッションが終わると、ミュージックスペシャルステージとして、水田直志さんによる新プロデュース・アレンジバンドが登場し、ヴァナ・ディールを彩る名曲のうち3曲を披露。ヴァイオリンを担当する岡部磨知さんと、ピアノ&シンセサイザーを担当する伊賀拓郎さんは、「ファイナルファンタジーXIII」にも関わっていたようだ。

水田直志さん 伊賀拓郎さん
岡部磨知さん

次は「歴代ディレクタートーク プロジェクトXI ~開発者たち~」が行われた。ここでは、「FFXI」歴代ディレクターである石井 浩一氏、河本 信昭氏、小川 公一氏、松井 聡彦氏が順に登壇し、「FFXI」プロデューサー・田中弘道氏やMCと、対談形式でヴァナ・ディール10年間の歴史を振り返って様々なトーク内容を繰り広げた。

田中弘道氏
石井 浩一氏 河本 信昭氏
小川 公一氏 松井 聡彦氏

この後は、会場内のNPCから与えられるクエストに、現地で組んだパーティで挑戦するイベント「ライブクエスト」の答え合わせが行われることに。このライブクエストは「ヴァナフェス」2日目となる6月24日にも行われるのだが、出題されるクエストが異なり、1日目の今日はかなり難しい内容にしてあったという。ヒントは会場内に散らばっており、解説を聞いてもかなり頭をひねる必要がある難易度の高いものとなっていたが、29ものパーティが正解にたどり着いたとのこと。

そして本日2度目となるミュージックスペシャルステージでは、「FFXI」の楽曲も制作している谷岡久美さんによるピアノソロリサイタルが行われた。このステージでは闇王のテーマ曲「Awakening」といった激しい曲や、しっとりとした雰囲気の曲「Flowers on the Battlefield」、さらにはアンコールを含めて計6曲が演奏され、イベント終盤を迎えた会場を大いに盛り上げた。

谷岡さんのピアノソロで大きく会場の空気が盛り上がったところで、最後のイベントとなる「ノマドモグボナンザ」が行われた。このイベントは、抽選によって決められる5ケタの番号を予想するというもので、事前に特設フォームから応募することができた。

当選番号を決めるため、ここで再度「FFXI」プロデューサーの田中氏が登壇。5等から順に番号を決めることとなり、用意された抽選ボックスからボールを引く田中氏だったが、3回連続で7を引き当てる偶然が発生。しかしその後は少しずつ数字もばらけ、来場者の中では2等の番号が当たったらしく、「おおっ!」と喜びの声を上げる人がいると、来場者から惜しみない拍手が送られ、盛り上がりを見せたままイベントは終了を迎えた。

会場内は展示品やイベントコーナーも多数!

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