ブラウザ三国志のレビュー・評価シンプルな面白さ

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 簡単に書くと
 A) 1,時間の経過で資源が貯まる → 2,資源を使い施設の建築を指示する → 3,時間の経過で施設が完成する → 1に戻る
 B) 1,時間の経過で名声が貯まる → 2,空き地を攻めて領地にする → 1に戻る
 を繰り返すゲームで、拠点の増産や、空き地への出兵は、武将カードで行います。
 武将はレベルアップによるステータスの増強や、合成によるスキルの付与・強化を行うため、このゲームは、シムシティー + 陣取りゲーム + シミュレーションRPGの要素を持っています。
 単に武将の名前を仮借しているだけで、三国志の要素は少ないです。
 また、武将カードをデッキにセットして、空き地や拠点を攻めたり、内政させて生産資源を増産したりするのですが、武将カードは100枚しか所有できないので、「カード収集」という遊び方はできません。

 このゲームは、待つ時間が非常に長く、公式の宣伝文句も「1日5分のプレイで天下統一」ですが、生産量増加のスキルが3時間で切れるので、ある程度成果を出したければ、昼夜問わず最悪でも3時間おきに操作する必要があります。結果として、通常のMMORPG等よりも、高いログイン率を要求されます。
 メンテナンスでログインできない時間や、不具合・混雑で操作が困難な時がほぼ無く、安定してプレイすることができます(当方、mixiサーバーについては門外漢です。あと、このゲームに対してはパソコンがオーバースペックです。低スペックや光回線ではない場合、話が変わるかもしれません)。

 システムはシンプルで、理解しやすいです。
 その分、課金者と経験者(前回のゲームから引き継いだ武将を持っている人)は大幅に有利で、課金しない場合や、第2ゲーム以降に新規で参入する場合は、厳しい戦いになります。
 課金コマンドの値段設定は総じて高く、1回1回が安いものは、複数使わないとほぼ無意味なので、ゲームにお熱になると、そこらのMMORPGより遙かに高くつきます。
 ただ、無課金・軽課金でも、他のネットゲームに比べて、それなりに遊べると思います。  

 戦争(対人戦)をすることはできますが、勝ってもあまりメリットがありませんし、攻撃する側が、圧倒的に有利です。逆に、防衛用に兵士を常備することや、防御武将を育成することは、非常に非効率なため、ほとんどのプレイヤーは無防備です。その分、戦争を積極的に行う同盟があると、ほとんどのプレイヤーは、餌食になります。

 このゲームのコミュニケーションは、想像を絶する面倒臭さです。このゲームは俗に「書簡ゲー」と呼ばれ、丁寧語・長文が当たり前の書簡(ゲーム内のメール)が、飛び交います。ゲームに慣れ、腕が上がり、同盟(ギルド・クラン)内で然るべき役職に就任してしまうと、書簡の処理に忙殺される可能性があります。

 グラフィックや音楽については、このゲームにとっては無縁の要素なので、評価できません(音楽・効果音は無いです。戦闘にも演出はありません)。動きと音が無い分、低スペックのPCにも優しい仕様になっていると捉えれば、長所かもしれません。
 運営主催のイベントは、私が知る限り、存在しません()。今後も無いと思われます。しかし、必要無いと思うので、評価不能とせさて頂きます。
 以上所見により、正確には、システム4点 + 料金2点 + 運営管理4点 ÷ 3 → 総合評価3.33点、とします。

 なお、デッキコストの上限を増やさないと非常に不便なので、実質、月額500円だと割り切った方が、より楽しめると思います。

評価

総合評価 3.17
システム 4.00
グラフィック 3.00
サウンド 3.00
イベント 3.00
料金 2.00
運営管理 4.00

投稿者情報

投稿者 ekejp(3)
プレイ期間 13~24ヶ月
状態 活動
投稿日 2010年10月13日
更新日 2011年1月1日

ブラウザ三国志公式サイト

本レビューは2010年10月13日に投稿、2011年1月1日に更新され、現状と異なる場合があります。また、ユーザーの投稿をそのまま表示しているため誤った情報が掲載されている場合があります。ご自身の責任においてご利用下さい。

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