(主にオープンβでのレビュー。一部、正式サービス後の情報もあり)
概要
開発は台湾で、それをドイツなど欧州で「Runes of Magic」のタイトルでサービス展開、
今回その日本版を作った、という流れらしい。
グラフィックやNPCの会話などは前記の流れか、洋ゲー的(良い意味でクドい)風味もあり。
ゲームシステムは、戦闘・生産・採取・強化・PT・ギルド・インスタンスダンジョン(MO) etc、最近のアジア産MMORPGのどれかで1度は見たような要素が、おおよそ揃っているという感じ。
基本的には、Mobをターゲットし、スキル連打で倒して育成するクリックゲーで、
沢山ある細切れ型クエストを数こなしていくという量産型タイプなので、まぁテンポはいい。
クエストは95%ソロ可能、他5%はパーティじゃないとキツい、という感じ。
種族が2種類、クラスが8種類あるほか、サブクラスを取れたり、家を持てる(家具を飾ったり、中で生産が出来たり、物を保管したりできる)という点が特徴。
装備品の性能にランダム性があるため(Diabloシリーズ似)、アイテム収集の楽しみはわりと深い。
後半のインスタンスダンジョンは敵が異常に強く、課金(有料通貨アイテムなどによって装備を十分強化した)プレイヤー以外お断り、という感じになっている。
パーティ募集がされている場合も、普通の装備で安易に参加すると白い目で見られる恐れがあるので注意。
グラフィックは無茶苦茶きれい、というわけでもないが、けっこうリソースを食う。
(WinXP 1024x768のウィンドウモードで、メモリのコミットチャージが2GB近くまで達する)
→★正式サービス後、メモリ関連は多少改善されたもよう。
対人要素は現状ほぼ無く、PK(& PvP)も両者の同意がなければ行えない。ここはむしろ逆に日本人向きか。
生産関係
採集&生産は、Master of Epicのようなアクション要素・運要素が無く、単調。
また、生産しなくとも、生産品を買わなくとも何も困ることなくゲームが進むので、生産システム自体の存在価値があまり無い状態。現状は趣味的コンテンツ。
なおかつマゾいので、廃人向け。
→★正式サービス後も、イマイチ存在感のないコンテンツ。
家
各プレイヤーの家は各々別次元空間にあるため、他人の家をウィンドウショッピング的に観覧・訪問できないのがつまらない。家システムがもったいない。
「街空間があってそこに家が建っていて、自由に街や他人の家の中も歩ける」というシームレスなタイプではなく、相手の家の番地とパスワードを文字入力すると、直接その家の中にワープするという方式。
よって、「家の外観」は存在しないし、番地やパスワードは相手に聞かないと分からないので、親しい相手の家の中しか見られないというわけ。
まとめ
どのコンテンツや要素を取ってみても「このゲームが一番!」といえる要素はなく、総合点で勝負するタイプ。
ただし根幹がクリックゲーなので、日本では多数ある同類ゲームの中で埋没しそうな恐れもあり。
その手のゲームが少ない欧州では当たったのかもしれないけど。
サーバ・運営・開発
なお、開発不具合はOpenβでも結構あるものの、運営自体は良。サーバトラブルもテスト通じてほとんど無し。
韓国ではなく、台湾の開発メーカである点も救い。
※韓国メーカは、他国ユーザ(&他国の運営会社)の意見や嗜好については基本的に聞く耳を持たないので、日本人向けにUpdateを進める可能性はゼロに近い。これは4Gamer.netの取材でも周知の事実。
評価
総合評価 | 3.00 |
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システム | 2.00 |
グラフィック | 3.00 |
サウンド | 4.00 |
イベント | 3.00 |
料金 | 2.00 |
運営管理 | 4.00 |
投稿者情報
投稿者 | yokoten(25) |
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プレイ期間 | 2~3ヶ月 |
状態 | 休止 |
投稿日 | 2009年8月26日 |
更新日 | 2010年4月17日 |
ミスティックストーンサービス終了
本レビューは2009年8月26日に投稿、2010年4月17日に更新され、現状と異なる場合があります。また、ユーザーの投稿をそのまま表示しているため誤った情報が掲載されている場合があります。ご自身の責任においてご利用下さい。