Tree of Saviorのレビュー・評価おしいゲーム

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FF14によく似ていて、クエスト報酬のやり取りなど大分参考にしたと伺われる。グラフィックや音楽は秀逸で、ゲームの雰囲気も悪くない。一方でFF14よりも各スキルが面白く、ゲーム部分はFF14よりマシである。FF14で不便な部分(報告ワープの不存在)等も解消されている

TOSをダメにしているのは、開発コンセプトの圧倒的不足と、運営ネクソンのやる気のなさだろう

FF14は明確にPTでのIDレイドギミックゲーに方針を定めており、コンセプトが一貫しており、イベントもある。しかしTOSはソロゲーなのかPTゲーなのかもわからず、ゲーム内でやる事もなく、どんなにTOSが好きなプレイヤーでも3ヶ月で飽きる

TOSはクエスト数が膨大でそれをクリアするだけでカンストまで行けてしまうのに、クエストは完全ソロ仕様でネトゲの意味がない。一方IDや狩りでもレベリング可能だが、それらはクエストと全く無関係であるため、ID、クエスト、狩りのどれが一つしかやる必要がない。その癖メインストーリーにはステータスボーナスがつくのでやらざるを得ない

ただでさえ少ない人口がクエスト、ID、狩り等で分断され、更に過疎になる。ネクソンは意図的にこの3つを分断したというが、その問題を考えなかったのだろうか

IDボスの範囲攻撃はFF14と違い完全に適当で、避けるような要素もない。開発の「どの職組み合わせでもPTできるようにした」との発言にある通り、PTの役割分担は皆無で、ヒーラーとアタッカーは同一職である。複数キャラ育成ゲーというが、役割分担がないので複数キャラ育成する意味が乏しい。「今日はこの役割が不足してるのでこの役割を出しますね」という概念がない。もっとも、もう過疎すぎて役割分担も不可能になったが。

イベントも皆無で、ネクソンが適当に設置したポイントをためてアイテムをもらうだけのブラウザゲー以下のイベントを毎月やってるだけである

生活コンテンツも皆無で、開発が思いつきで実装したクリック待機だけの釣り(笑)が実装されて終わりである

そもそも、TOSはリリース当初、あるレベル帯ではクエスト、あるレベル帯ではPT狩り、あるレベル帯ではIDに変更しながら、メインストーリー攻略に向けて一本道で進むゲームとして開発されていた。それが、クエスト派、狩り派、ID派、ソロボスランク廃人派の意見がバラバラで、ネクソンがそれらを解決すると言い張った結果、安易にどの選択肢でもレベルカンストできるデザインに変えてしまった

開発のスタンスは二転三転しており、日本サービス開始からR8ショック、計算式リニューアルショック、Re:Buildショックと、ゲームの根幹がひっくり返るような仕様変更をたった数年で3回も行っている。開発リソースのほとんどがちゃぶ台返しにとられているので、コンテンツはほとんど実装されず、慢性的なコンテンツ不足によりどんなプレイヤーも3ヶ月で飽きる

当初からFF14の後追いゲーとして、クエストもIDも全てサーバー間PTでプレイする事とし、生活コンテンツは一切廃止して、クエスト数は控え目にした上でPTプレイ可能な仕様にし、一本道で全員が狩り、ID、PT、クエストを全て攻略するブレないコンセプトで開発した上で、全ての労力をコンテンツ追加に割いていたら、どれだけマシなゲームになった事だろうか。ネクソンが広告とイベントに力を入れて、集客を狙っていたらどんなに違っただろうか

「開発がどんなゲームにしたいのかが全く見えない」「プレイヤーに何をさせたいのか分からない」このゲームが嫌いではないが、MMORPGにおいて過疎は致命的である。

どんなプレイヤーでも3ヶ月で飽きて過疎化する事がわかってるゲームは、面白い、つまらないに関係なくプレイする負担が大きすぎる

評価

総合評価 3.33
システム 3.00
グラフィック 5.00
サウンド 5.00
イベント 1.00
料金 5.00
運営管理 1.00

投稿者情報

投稿者 konpota(3)
プレイ期間 25ヶ月以上
状態 引退
投稿日 2019年2月11日
更新日 2019年2月11日

Tree of Savior公式サイト

本レビューは2019年2月11日に投稿、2019年2月11日に更新され、現状と異なる場合があります。また、ユーザーの投稿をそのまま表示しているため誤った情報が掲載されている場合があります。ご自身の責任においてご利用下さい。

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