エキサイト、効率的に「ネットコンテンツ」の配布を可能にした「Excite Download System」を実装

エキサイトは、ウタゴエと協力し、効率的に「ネットコンテンツ」の配布を可能にした「Excite Download System」の実装を、3月14日から採用し、オンラインゲームの「クライアントソフト」を滞りなくユーザーへ配布することに成功したことを発表した。

「Excite Download System」概要

「Excite Download System」は、サーバに集中するデータアクセスを、各クライアント間で分散しながらダウンロードを行うことにより、オンラインゲームの「クライアントソフト」のダウンロードなど、大きなデータに大量のアクセスが同時に起こるような場面において、特に効率的にコンテンツ配布を行うことが可能です。

ダウンロードサーバにアクセスが集中することによって起こるダウンロード速度の低下を避け、安定した速度でのダウンロードを可能とする点で、従来のブラウザやダウンロードツールによるダウンロードとは異なります。更に、ダウンロードサーバのデータ転送量を抑える効果が期待できるため、あらかじめ想定しなければならない回線帯域の増強や、従量制のダウンロードサービスにおける、思わぬコスト増大を防ぐことが出来ます。

「Excite Download System」の実績

「Excite Download System」は、オンラインゲーム「Age of Armor」のクローズドβテストにおいて、2008年3月14日(金)から、約1GBの「ゲームクライアントソフト」を約3,000人のユーザーへ滞りなく配布し、ユーザー1人あたりのダウンロード時間を3/5に低減し、ダウンロードサーバに必要な帯域は1/2程度に抑え、ダウンロード速度の低下による、ユーザーへのストレスを最小限にすることを実現しました。

「Excite Download System」の開発・技術

「Excite Download System」は、ウタゴエが独自開発した分散システム(技術名称:「UG Data」)を使用しています。このUG Data は、情報処理推進機構(IPA)の技術者育成事業「2007年度第Ⅰ期未踏ソフトウェア創造事業」での成果を一部取り込んでおります。その成果は、同社の技術者が「視聴体験の受動性・能動性を柔軟に構成可能なPeer to Peer映像・音声配信基盤」というプロジェクトで開発されたものです。

「エキサイト」は、2008年4月28日(月)に予定しているオンラインゲーム「Age of Armor」のオープンβサービスをはじめ、現在サービス中の各オンラインゲームにて、「Excite Download System」を利用した「クライアントソフト」の配布を実施し、配布コストの低減とユーザビリティの向上を目指してまいります。

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