エレメンタルナイトとセイントバードが12月のアップデートで追加!3年ぶりの開催となったオフラインイベント「マビノギパーティー 2022」をレポート

ネクソンは、11月13日にPC向けオンラインゲーム「マビノギ」のオフラインイベント「マビノギパーティー 2022 RE:UNION to the NEXT」を、東京・恵比寿にあるEBiS303で開催した。当日は事前に各サーバから選ばれた300名のプレイヤーが集結したほか、YouTubeネクソン公式チャンネルでも生放送が行われた。

今年で17年目を迎えた「マビノギ」。オフラインイベントとしては、3年ぶりということもあり、会場に集まったユーザー同士のコミュニケーションもあちらこちらで見られ、さながら同窓会のような雰囲気もあった。メインはステージイベントだが、それ以外にも同会場内にはキャラクターたちを描いた等身大パネルや、これまでの歴史を振り替えるパネルなども展示されていた。

会場時には長い列が作られていた。
キャラクターたちを描いた等身大パネル。
マビノギミュージアムと題されたコーナーには、様々なイラストの展示が行われていた。

今回のイベントはユーザー同士の交流会の場も用意されており、お互いの自己紹介カードを交換するためのスペースも用意されていた。そこにあったのは、「ティルコネイル村」の木をイメージした「リユニオンツリー」だ。こちらはイベントの参加者が、葉っぱをモチーフにしたリーフ型メモに「未来へのアイデア」書いて貼ってもらうというものだ。

また、クラウドファンディングで製作された「ロナ&パンフィギュア」も実物が展示されており、こちらもちょっとしたフォトスポットとなっていた。

こちらが「ロナ&パンフィギュア」だ。

ベスト・オブ・マビメモリーに選ばれたのは仲間と力を合わせてボスに勝った作品に!

開場は16時からだったが、17時からいよいよメインとなるステージイベントがスタート。オープニングアクトを務めたのは、ケルトミュージックバンドCeltic Wandererによる楽曲の演奏だ。「A New Town」、「Sparkling Eyes in the Dark」、「An Old Story from Grandma」という、おなじみのメロディがバンドアレンジで生演奏され、イベントへの期待感が徐々に高まっていった。

ケルトミュージックバンドのCeltic Wanderer。

演奏終了後、本日のMCを務める声優の磯村知美さんと天沢カンナさんが登壇。さらに、阿曽沼PM、GMマスたまシェフ、GMあーくころ、GMみぇーれといったおなじみの面々が登場し、一気に賑やかな雰囲気になった。

今回のイベントでは、「Sparkup」というアプリを利用して、会場にいるユーザーや生放送の視聴者が選択式のアンケートに答えるという形でイベントに参加できるようになっていた。こちらを使って最初に行われたコーナーが、「マビメモリー」だ。

写真左より、磯村知美さんと天沢カンナさん、GMみぇーれ、GMあーくころ、GMマスたまシェフ、阿曽沼PM。

この「マビメモリー」は、9月末からツイッターで募集が行われていた「マビノギに関するあなたのとっておきの思い出」というお題で、投稿された作品の中からマビノギチームが厳選した作品を発表。さらに、その中から、「Sparkup」アプリを使ってリアルタイムに投票を行い、ベスト・オブ・マビメモリーを決定するというものだ。

今回「マビメモリー」の優秀賞に選ばれた作品は4つ。いずれも、ゲーム内の出来事など微笑ましいものばかりであったが、リアルタイム投票の結果、ベスト・オブ・マビメモリーに選ばれたのは銀さんの作品だ。こちらは、フルパーティでボス戦までたどり着いたものの、神秘の矢がなかったことから8人の力を合わせて1ダメージずつ与えて削っていき、ついにボスを倒すことができたというエピソードだった。

銀さんには、開発チーム描き下ろしのイラストがプレゼントされた。

ベスト・オブ・マビメモリーに選ばれた銀さんの作品。

「外見変更無料」イベント1週間+αで開催決定!

続いて行われたのが、「NEWチャレンジコンテスト」のコーナーだ。こちらも9月末よりツイッターで募集していた、「マビノギで過去にやってこなかった、あなたのNEWチャレンジ」というお題で募集した作品の中から、優秀賞を選定して発表するというもの。また、「マビメモリー」同様に「Sparkup」アプリを使って投票が行われ、グランプリもリアルタイムで決定された。

なかなか個性豊かな作品が集まったこちらのコーナーだったが、投票の結果グランプリに選ばれたのはマルーシュさんの作品であった。こちらは、フレームルーム「スイートホーム」を、ドールハウス風に立体化したもので、このままの形でグッズとして販売しても人気が出そうなクオリティに仕上げられていた。

マルーシュさんには、インパクトが強いフリーハグの開発チーム描き下ろしイラストが描かれた色紙と、賞金3万円が贈呈された。

「NEWチャレンジコンテスト」のグランプリに選ばれた、マルーシュさんの作品。
マルーシュさんには、開発チーム描き下ろしイラスト色紙と賞金3万円が贈呈された。

次に行われたのは、恒例の「マビノギクイズ大会」だ。こちらもこれまでのコーナー同様に、GMから出題されるクイズに対してユーザーが「Sparkup」アプリを使って正しいと思われる答えを投票。その中で、最も票が集まった選択肢がユーザーの解答になるというもの。全5問中、4問正解すると全ユーザーの勝利となり、全ユーザーに「外見変更無料」イベント1週間のプレゼントが決定する。

前回同様のクイズが行われたときは、難問ばかりが出題されていたが、今回はそれを踏まえて過去に出題されたものも含まれていた。1問目は見事ユーザーが正解となったが、2問目に出題された「タラの交易サポーターの名前はどれ?」という名前で、ちょっとした異変が発生。

当初、ユーザー投票でダントツに多かったのがAのナッコという解答だった。しかし、阿曽沼PMが「Aではない」とヒントを出した瞬間、みるみるAに解答した数値が下がっていき、Cのルゴの票が伸びていく。結果的に、見事こちらも正解となった。

4問連続でユーザーが正解したところで、全ユーザープレゼントの実施が決定。しかし、このままでは終われないということで、5問目を正解したら「外見変更無料」のイベント開催期間が延びることが阿曽沼PMから発表された。その後、5問目もユーザーが正解し、全問正解という結果に。阿曽沼PMは、「あのときヒント出さなきゃ良かったな」と、少し後悔しているようだった。

ジョイマン出演のPVも公開!?11月のアップデート「RE:FINE」の詳細を発表

続いて、GMマスたまシェフより、アップデート速報が発表された。最初に流されたのが、お笑い芸人のジョイマンが出演する新しいアップデート「RE:FINE」のPVだ。

今回のアップデートではタイトルにも付けられているように、様々なところがリファインされる。まずは、初心者ミレシアンが受けられる範囲の拡大だ。累積レベル1万未満のキャラクターは、スマートコンテンツの移動無料など、様々な特典が受けられる。また、累積レベルにより転生可能な周期が異なる。

ブロニーの成長サポートもリニューアルされる。内容を一部変更し、累積1レベルから2万レベルまでサポートされる。2万以上のキャラクターも報酬は少なくなるが、レベルを上げることができる。このレベルは、累積レベルを直接上げるというものだ。そのため、経験値が無駄になるということはない。

また、強力なペットやぬいぐるみカバンなどの報酬も獲得することができる。それに加えて、ペットとリンクできるスキルを獲得できるほか、思い出話を進めることで移動速度が増加するなど、育成には欠かせないバフも獲得することができる。

その他のアップデートとして、獲得できるスキルトレーニング値が増加する。「マビノギ」といえば、スキルトレーニングがマゾいことでも有名だが、今回のアップデートでそれが改善される。必要なトレーニング値が大幅に減少。モンスターの強さに関係するトレーニングも廃止される。また、1日の昇段合格制限が1回から2回に拡張される。音楽/生活の評判では、獲得経験値を従来からなんと10倍に増加。1日の最大獲得経験値も1万に変更される。

グランドマスターに必要な各種印象の数が、20個から10個に変更される。これにより、グランドマスターになりやすくなる。また、デッドリーの発生確率も減少する。クリティカルで倒した時に、デッドリーが発生しなくなる。キャラクターのステータスによってデッドリーの発生確率が減少するため、キツネを倒しても生き残ることもある。

今回のアップデート速報の中で、最も会場が沸いたのがフィニーペット一括売却の実装だ。こちらは、NPCフィオナトに、フィニーペットの笛が一括で売却できるようになるというもの。これまでひとつずつしか売却して話しかけなければいけなかったため、ユーザーからの要望も多かったそうだ。さらに、クモの外見をクマに変更できるアイテムも実装される。

アップデート日は11月16日だが、これ以外にもリファインされる機能がたくさんあるそうなので、楽しみに待とう。

12月のアップデートではふたつの新たな才能が追加!

さらに12月アップデートの紹介が行われた。タイトルは「アルカナ アップデート」だ。このアルカナとは、極意に至ったふたつの才能を組み合わせて、さらに強い力を発揮する新たな才能のことをさしている。つまり、新たな才能が追加されるというわけだ。

ひとつ目に発表されたのは、「エレメンタルナイト」だ。こちらは、戦術才能に魔法才能を組み合わせたダメージディーラーで、様々な魔法の力を武器に付与して戦っていく。

「エレメンタルナイト」のスキルのひとつが、稲妻をまとった攻撃の「ライトニングスマッシュ」だ。とても強力なスキルだが、攻撃前に大きな隙が生まれてしまう。そのため、使いこなすにはそれなりの鍛錬が必要となりそうである。

「エレメンタルインジェクション:ファイア」は、ファイアエレメンタルの力を武器に付与して効果が発揮するものだ。主な効果は、ダメージ増加や追加のダメージ発生などの恩恵が受ける。さらに、「ディフェンス」スキルを発展させた「アドバンスドディフェンス」というスキルもある。こちらは防御だけではなく攻撃もできる攻防一体のスキルとなっている。

続いて発表された才能が、「セイントバード」だ。こちらは、治癒と音楽才能を組みあわせたサポーターで、強力な回復や様々なバフ効果で味方を支援する。

「セイントバード」のスキルのひとつが、「守護の祝福」だ。強力な守りを発揮する力で、使用者の周辺にいるパーティメンバーを守る効果を発揮する。祝福効果を受けたメンバーは、一定時間防御や保護などが増加する。

それに加えて、「活力の声」では一定時間周囲にいるパーティメンバーの生命力を、持続的に禍福して属性耐性が増加する(いわゆるリジェネ)。また「崩落の波動」では、周辺にいる敵に能力値減少効果を付与することができる。

気になる「アルカナ」才能の取得方法だが、「エレメンタルナイト」はグランドマスター戦士とグランドマスター魔法使い達成した後で、付与されるクエストをこなすことで得ることができる。「セイントバード」は、グランドマスター司祭とグランドマスター吟遊詩人を達成した後で、付与されるクエストをこなすことで獲得できる。

名前も含めて詳細は明らかになっていないが、12月のアップデートでは新しいNPCたちも登場する。こちらも実装を楽しみに待とう。

ゲームクライアントの64bit対応は来年早めに実装

ステージイベントの最後に行われたコーナーが「RE:ACTION」だ。こちらは、先ほど紹介した、交流スペースに設置されていた「ティルコネイル村」の木をイメージした「リユニオンツリー」に書かれたアイデアを紹介していくというものである。ここではその中から特に注目のものをピックアップして紹介していく。

ゲームクライアントの64bit対応という要望に対して、阿曽沼PMは「来年早めにやります」と宣言。わずか数ヵ月しかないが、こちらはプレイ環境に影響する部分でもあるため、是非とも実現してもらいたいものである。

アニメとのタイアップに関しては、やりたいのはやまやまだがいろいろと大人の問題があり実現するのが難しい状況となっているようだ。また、単純に人気作品の場合は、他社でコラボが決定していると時期が被ってしまいできないということもあるのだという。

プリントスクリーンでスクショを取るときに、右上に文字が表示されてしまうが、それを出さないで欲しいというアイデアに対しては、前向きに検討していくそうだ。さらに、カッコいいけど使われていないパラディンやダークナイト、野獣化の見直しをしてほしいというアイデアに対しては、一瞬ユーザーのいいねが100パーセントにいくほど、高い要望となっていた。こうしたものは今後のリファイン関連アップデートで改善されていく可能性もあり、改善できるポイントは実施していきたいとのこと。

イベントの締めくくりに阿曽沼PMが「みんながあってこそのマビノギだと思っています。きっとこれからも、みんな付いてきてくれるかなと思っています」と語った後、「GMの皆さんには悲しいお知らせですが、アップデート準備終わってません。頑張りましょう」と言った瞬間、3人のGMが頭を抱えて終わるという場面もあった。

何はともあれ、ひとつのオンラインゲームのサービスが17年も続いているのは信じられないぐらい素晴らしいことである。18年目を迎える来年も、こうしたイベントが開催されることを願ってゲームを楽しんでいこう。

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