シリアスなストーリーをセルルックなアニメ表現で描くダークファンタジーRPG「神殺しのアリア」先行プレイレポート

EXNOAが2021年11月29日に配信を予定している3DリアルタイムバトルRPG「神殺しのアリア」の先行プレイレポートをお届けする。

「神殺しのアリア」は、原案・世界観設計をLEGIOん氏、メインキャラクターデザインをあやみ氏が担当する3DリアルタイムバトルRPG。さまざまな想いを背負う少女たちの物語が描かれるメインシナリオが、フル3D、フルボイスで演出されるほか、シンプルな操作ながらレイドバトルやPvPなど豊富なコンテンツが登場するリアルタイムオートバトルが特徴的なタイトルだ。

今回、配信に先がけて本作をプレイすることができたので、プレイインプレッションをお届けする。

神を堕とすため、少女たちは悪魔へ。

物語は、世界各地に「神群」と呼ばれる謎の存在が現れたそう遠くない未来の世界で始まる。「神群」は出現とともに「神蝕領域」と呼ばれる異質な空間を広げ、街や人を、飲み込んでいくのだった。この領域に取り込まれた人間は脱出することが非常に困難で、神群に襲われて命を失い、一部の女性は「神群」に付き従う「天使」に変化してしまう。

そんな中、「神群」に唯一対抗できる力を持つ「ディアミス」と呼ばれる者たちが現れる。「ディアミス」は悪魔と契約して魔法使いとなった少女たちで、既存の兵器による攻撃が通用しない「神群」への切り札になったのだった。

プレイヤーは、「神群」に対抗する国際機関「PROV」(プロヴ)の一員となり、個性豊かなディアミスたちとともに戦い、ときには衝突し、ときには絆を深め合いながら、巨大な陰謀に立ち向かっていく。

以上が大まかなあらすじだ。物語の中には謎として隠されている部分が多く、悪魔との契約や人間の業、神との戦いなど、シリアスな物語が展開していく。ストーリーは、ステージをクリアしていくことで読み進めていくことができ、セルルックな3Dで描かれたキャラクターとフルボイスで表現されたADVパートは、まるでアニメを見ているかのように楽しむことができた。

ゲームに登場する個性的なディアミスたちを紹介!

本作の魅力は何と言っても個性的なキャラクターたち。「神殺しのアリア」はメインシナリオのバトルパートやADVパート、各種メニュー画面など、全編にわたって3Dのキャラクターが動き回る姿を確認することができる。以下でゲーム序盤に出会う主要なディアミスたちを紹介しているので、ぜひチェックしてほしい。

基本は3Dによる描写だが、一部シーンではイベントスチルも挿入される。

久遠寺真稀(くおんじ まき)

キャラクターボイス:小波すず
性別:女性
身長/体重/体型:158cm/48kg/スレンダーだけど胸は大きい
スリーサイズ:B92/W58/H88
出身地:日本/東京
契約悪魔:バフォメット(Baphomet)
性格:優しすぎるほどに優しい/前向き/頑固/自己犠牲的
一人称:わたし
口調:ですます口調、バカ丁寧
特技:家事全般。こつこつと積み重ねる作業。
コンプレックス:抜けている、天然と言われる(どこを直せばいいのか分からない)
好きなこと・もの:家事/整理整頓/猫/おむすび
嫌いなこと・もの:散らかっている状態/辛いもの
家族構成:父、母、兄がいたが「神蝕」によって喪った。

絵に描いたような善良な家庭で、清く正しく育てられた。頭脳も身体能力も自分より遥かに優れている兄をとても尊敬し、自分はそういう人の助けになれればよいと思っていたが……。偶然にも家族と別行動を取ったことで、「神触」から自分だけ生き残り、家族全員を喪ってしまう。

様変わりした現実を前にしても、前向きさや優しさは変わらないが、それは「家族が愛してくれていた自分」を変えないため。目の届く範囲、手の届く範囲の大切なものを守るためならば、自分のことをかえりみない彼女が、「神群」と戦うためにディアミスになるのは、ある意味で当然の帰結だった。

奈須原みなみ(なすはら みなみ)

キャラクターボイス:月野きいろ
性別:女性
身長/体重/体型:153cm/43kg/スレンダー美乳
スリーサイズ:B82/W53/H85
出身地:京都府?
契約悪魔:天狐葛ノ葉
性格:享楽的/自堕落/小悪魔
一人称:みなみ
口調:なんちゃって京言葉
特技:舌でサクランボの茎を「もやい結び」できる
コンプレックス:ときおりキャラが崩壊してしまうところ
好きなこと・もの:状況をかき回して眺めること/こしあん
嫌いなこと・もの:状況に振り回されること/つぶあん
家族構成:母、姉

成長するにつれ自分の容姿の良さを確信し、自己顕示欲を満足させることも出来るであろうアイドルになることを決意する。容姿と愛嬌で事務所への所属が決まり、地下アイドルとしてデビュー。特に歌が上手いわけではなかったが、容姿・サービス精神・度胸が飛び抜けていたため、頭角を現しつつあった。

そんな折に、SNSに投稿していた自撮り画像が問題となり、炎上。事務所を首になった。そんな騒動の直後に「神蝕」に巻き込まれ、運よく生き残ったみなみはディアミスとなる。

エリー・メイザース(Elly Mathers)

キャラクターボイス:手塚りょうこ
性別:女性
身長/体重/体型:170cm/52kg/引き締まった身体
スリーサイズ:B84/W56/H87
出身地:イギリス/ロンドン
契約悪魔:アスタロト(Astaroth)
性格:自他ともに厳しい/高潔/高い理想は持ち、目的のためには手段を選ばない
一人称:私(わたし)
口調:男性口調/上官としての命令口調
特技:ディアミスになる前から多少魔術が使える/ポーカーが強い
コンプレックス:地位と能力の伴った人に過剰な対抗心を持ってしまうこと
好きなこと・もの:勝負事に勝つこと(目的を決めて達成すること)/紅茶とティータイム
嫌いなこと・もの:勝負事に負けること/ティータイムを邪魔されること/無駄
家族構成:父(魔術師)と死別、母と死別

19世紀まで子爵位であったイギリス貴族の末裔。神秘主義に傾倒した先祖の代に没落したが、魔術研究においては大家となる。母とは幼いころに死別し、父から魔術師としての英才教育を受けている。厳格な父を尊敬し、愛している。

だが、魔術に傾倒して没落した元貴族の出であることが影響し、見下されることを極端に嫌う傾向がある。ロンドン郊外が神蝕領域に侵されたとき、同結社は魔術で神群に対抗し生き延びた。そして、対神群機関「PROV」の存在を知り、合流し、その中での地位を昇り詰めようと考えている。

セシリア・ファラデー(Cecilia Faraday)

キャラクターボイス:北大路ゆき
性別:女性
身長/体重/体型:166cm/49kg/モデル体型
スリーサイズ:B88/W54/H88
出身地:アメリカ/ノースカロライナ
契約悪魔:バロール(Balor)
性格:真面目/優しい/普段はふんわりと優しい笑顔/驚くほどに頑固な一面も持つ
一人称:私(わたし)
口調:丁寧なお嬢様言葉
特技:ソーシャルダンス
コンプレックス:世間一般の社会常識をあまり知らないこと
好きなこと・もの:穏やかな時間/父/花
嫌いなこと・もの:虫全般が苦手
家族構成:祖父、父

鉄鋼業で財を成したファラデー家の一人娘として生まれた彼女は、両親の愛を一心に受けて育つ。5歳の頃に病気で母親を亡くしたときから、祖父や父親はやや過保護となり、セシリアを出来るだけ屋敷の中で過ごさせるようになった。

だが、「神蝕」に巻き込まれたことで優しかった祖父を失った彼女は、必死に自分を守ってくれる人々の逞しさを感じるとともに、彼らに何も返せない自分に落胆する。自分に出来ることを求めた彼女は、初めて自分の意思で父親の言いつけを破り、自ら「PROV」へと向かい、ディアミスになることを選んだ。世界を、周囲の人々を、そして父親を守るために。

結果として、強力な魔眼をもつ「バロール」と契約することになり、制御の難しい力と常に向き合うことを強いられている。

桐生絶佳(きりゅう ぜっか)

キャラクターボイス:飴川紫乃
性別:女性
身長/体重/体型:148cm/41kg/身長は低いが、健康的で活動的
スリーサイズ:B89/W55/H84
出身地:日本/福岡県
契約悪魔:トウテツ
性格:強気/がさつ/裏表がない/好奇心旺盛
一人称:アタシ
口調:男の子っぽい口調/敬語をほとんど使わない/口が悪い
特技:早食い大食い
コンプレックス:低身長
好きなこと・もの:戦い/食う寝る遊ぶ/体を動かすこと全般
嫌いなこと・もの:人にルールを押し付けられること/弱いやつ(努力しないやつ)
家族構成:父

博多出身。交通事故で半身不随になった酒浸りの父親の下で育った。暗くなりそうな身の上だが、たくましく、豪快な性格に成長。ケンカっぱやく、特に小さい体や女であることをバカにする男は、半殺しにすることもしばしば。祖父は中国人で、李氏八極拳の達人。存命中に基本的な体術の手ほどきを受けてはいるが、ほとんど我流。

福岡グルメ全般が大好きで、フードファイター並みの早食い大食いである。中洲は庭のようなもので、夜の大人の世界に入り浸っていた。「神蝕」に巻き込まれディアミスにならざるを得なくなったが、どちらかというと好機とすら思った。弱肉強食の方がシンプルでいい。飽くなき渇望の怪物「トウテツ」と契約し、神群と戦うことに生きがいすら持っている。

特筆すべき点はキャラクターの入手がガチャではないところ。ゲームの進行やミッションの達成、課金などで入手できる“エーテル”を使って、好きなキャラクターを購入するという方式になっている。推しキャラクターがいるのにガチャからなかなかお迎えすることができず、ゲームへのモチベーションが下がってしまった、という経験をしたという人は多いのではないかと思われるが、本作では確実に好きなキャラクターを入手することが可能だ。

また、購入画面からはキャラクターのエピソードや各種演出、モーションに至るまでを確認することも可能。キャラ性能はもちろん、自分のお気に入りを事前に確認することができるので、より愛着をもって育成していくことができるだろう。

一部キャラクターには着せ替え用の衣装も存在。もちろんこちらも事前に確認可能だ。

一方で、ガチャ要素はキャラクターが装備する武器に充てられている。キャラクターをたくさん増やしていくか、ガチャで武器を集めて戦力を強化していくか頭を悩ませることになりそうだ。キャラクター専用の武器も存在するので、先にガチャを回して、ガチャで当たった専用武器のキャラクターを購入するというのもありだろう。

専用武器は装備できるキャラクターが限定されるが、その分性能も強力。

このように、本作はキャラクターにスポットが当てられており、キャラクターを知る機会も多く、気に入ったキャラクターは無理なく獲得することができる、という作りになっているのが特徴だ。

バトルではキャラクターの組み合わせで発動できる「リンクスキル」に注目!

本作のジャンルは3DバトルRPGということで、バトルパートでも3Dキャラクターによる迫力のアクションが楽しめる。バトルは基本的にオートで進行していくので、事前の編成が重要だ。編成できるメンバーは最大で4人。キャラクターには、それぞれ前衛、中衛、後衛という配置場所が設定されており、前衛のキャラクターから順に被弾が増えるので、この配置を参考にしながら編成を決めていくのが基本となるだろう。

また、編成でもう一つ重要となってくるのが「リンクスキル」の存在。リンクスキルは、バトル中に一度だけ発動することができる必殺技で、2人のキャラクターが協力することで発動可能だ。発動できるリンクスキルは、「ガーディアン×スレイヤー」といったようにキャラクタークラスの組み合わせで決まる。

また、キャラクター毎に固有の組み合わせも存在し、特別なリンクスキルを発動することもできる。固有のリンクスキルは組み合わせが限定される分強力なので、積極的に編成に組み込んでいこう。

バトル中はキャラクターが自動で戦ってくれるので、プレイヤーはキャラ毎に設定されているMPを消費してスキルとリンクスキルを発動していくのが基本操作となる。もちろんスキルも含めて全てオートにすることも可能なほか、キャラクター毎にオートのオン/オフを切り替えることもできる。簡単なステージは全オートで、少し難しいステージは回復役だけ手動操作で、などといったことも可能だ。

また、特別な強化要素として「フュージョン」というシステムが存在。こちらは、主人公がもつ特殊能力で、ディアミスの攻撃力を一時的に強化できるというものだ。ただし、使用中は時間と共に“カルマ”が蓄積していき、100%になると翌日まで使用することができなくなる。ゲーム内のストーリーでも最後の切り札のような扱いとなっているので、ここぞという場面で使っていこう。

お気に入りのキャラクターを育成し愛でていきたいという人にオススメ!

「神殺しのアリア」は魅力的なキャラクターたちが特徴のタイトルだ。そんなキャラクターたちの魅力を引き立てる物語は基本的にはシリアスだが、個別ストーリーでは彼女たちの日常などを垣間見ることができ、合間で少し息を抜けるのも好印象だった。

好きなキャラクターを選んで購入できたり、3Dで様々なモーションや演出を自由に閲覧できたりと、とにかくキャラクターを好きになっていくための導線が多く、ストーリーを楽しみながらお気に入りのキャラクターを育成し愛でていきたいという人には非常におすすめの作品だ。今回のプレイレポートを読んで本作が気になったという人は、ぜひチェックして欲しい。

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