「リネージュII」待望の新クラス「デスナイト」の先行プレイレポートをお届け!トグルスキルで性能を変えるテクニカルなサブタンカー

エヌシージャパンがサービスを行うMMORPG「リネージュII」。10月20日に予定されている大型アップデートの先行プレイレポートをお届けする。

10月20日に予定されている大型アップデートは、ライブ・クラシック・アデン、各サービス向けに実施されるもので、ライブサービスでは新クラス「デスナイト」及び新コンテンツ「ディスローン」の追加、クラシックサービスでは新規狩り場「氷の君主の城」の追加、アデンサービスではワールドレイドボス「アンタラス」及び新規狩り場「鋼鉄の城」が追加される。

今回各サービスにて追加される新要素を実装に先駆けて体験。ここではそのプレイレポートをお届けする。なお、今回の内容や紹介するスクリーンショットに関しては開発中のものであり、正式サービス時には異なる場合があるので注意してほしい。

ライブサービス:アップデート「DEATH KNIGHT -IMMORTAL POWER-」

新クラス「デスナイト」

今回の各サービスの中でも最も大きなアップデートとなるライブサービス。目玉はなんといっても約7年ぶりとなる新クラス「デスナイト」の追加だ。「デスナイト」は、火竜ヴァラカスからアデンを守る為に戦ったヒューマン種族の成れの果てというバックボーンを持つ、死すら許されない不滅の騎士。性能的にはテクニカルな独自システムを使いこなす必要があるが、ナイトとウォーリアの特性を兼ね備えており、オールマイティーに使用することができる。

新規で始める際には「デスナイト」の過去が垣間見える新規の映像が流れる。
ちなみにこのナレーションは日野聡さんが担当しているのだとか。骸骨繋がりか。

まずはキャラクタークリエイトから紹介していこう。ライブサービスで実装される「デスナイト」は、男性のヒューマン種族限定の特殊クラスだ。その特殊さはキャラクタークリエイトにも表れており、通常であれば顔や髪型をカスタマイズできるところ、本クラスは外形を一切変更することができない。その代わりに、身に纏う炎の色を、赤・青・紫から選択することが可能だ。

キャラクタークリエイトは炎の色を選ぶという珍しい形。
装備との色合いやスキルエフェクトなどと相談しながら選択していきたい。

キャラクターを作成しゲームを開始すると、通常のキャラクターと同様にタルティのチュートリアルからスタート。街中にスケルトンがいる絵面のインパクトがとにかく凄いが、いきなり石を投げつけられるようなことは無いので、安心してゲームを進めていこう。

「デスナイト」の初期クラス「デスファイター」から開始。
初期装備だと、ちょっと強そうな雑魚モンスターという感じだが……。
覚醒クラスである「シーゲルデスナイト」になると、まるで魔王のような禍々しい姿に。
ラスボスかな?

なお、タルティとの会話内容は「デスナイト」専用のものになっている。かつてはヴァラカスをも退ける力を持っていたが、呪いによって戦闘能力を失っているようだ。

続いて、「デスナイト」のバトルスタイルを紹介していこう。「デスナイト」の特徴はなんといっても、「イクリブリアムオーラ」と「レイジオーラ」という2つあるトグルスキル。このスキル自体に攻撃性能やバフ効果などは無いのだが、スキルを使用することでスイッチを切り替えるように一部スキルの性能が変化するというものだ。

「デスナイト」は基本的にサブタンカー寄りの性能をしているのだが、このトグルスキルを上手く切替えながら戦うことでタンカー、アタッカーとしての特徴をより濃くすることができる。

例として、スキル「ヘルブリンガー」を見てみよう。このスキルは自身の周囲に範囲物理攻撃を行うというものなのだが、タンカー性能を引き出す「イクリブリアムオーラ」中に使用すると、範囲内の敵を挑発して自身にターゲットを強制するという性能になり、アタッカー性能を引き出す「レイジオーラ」中に使用すると範囲内の敵に麻痺効果を付与する。

このように同じスキルでもトグルスキルを切り替えることで性能が変化するので、状況に応じて細かく立ち回りを変えていくことが可能だ。

一部スキルはスキルエフェクトも変化する。

タンカーとして必要なスキルは一通り揃っている印象。ターゲットに一瞬で接近し周囲にスタン効果を与える「フェイトラッシュ」や、自分の周囲に範囲攻撃を行い範囲内の敵を引き寄せる「フレイムクエイク」などで逃げる敵を捕らえたり、ピンチの味方を助けたりといったことができる。

また、範囲攻撃が比較的多いのも特徴で、範囲狩りなども得意だ。トグルスキルで性能を変えながら戦うことができるので「イクリブリアムオーラ」で敵の攻撃を耐えながらヘイトを集めて回り、「レイジオーラ」に切り替えて一気に焼き払う……といったようなこともできるだろう。

バフスキルで目を引くのは「レイジ オブ ヴァラカス」。60秒間、攻撃性能を大幅に上昇し、30秒間、弱体魔法を無効化しスキルにHP回復効果を付けるというもの。スキル性能もさることながら、スキルエフェクトとしてヴァラカスが登場するという、非常にド派手なものとなっている。

そのほか、スキル「イグニッション」を使用すると剣が専用のグラフィックに変化するなど、
ギミックが多く使用していて楽しい。

パッシブスキルでは、「グランド インドミタブル ウィル」に注目。物理スキル使用時にクリティカル確率ボーナスを獲得し、各種ステータスにバフがかかるという性能なのだが、加えてHPが30%以下になったときにダメージを受けると、自動でHPを100%、MP/CPを50%回復することができる。

「デスナイト」を相手にしている方にとっては、ようやく倒せそうな体力までHPを削っても全回復してくるというのはなかなかに悪夢だろう。「死すらも許されない」という「デスナイト」のバックボーンが表現されている非常に面白いパッシブスキルだ。

出来ることが多く非常に多彩な性能をしている一方で、トグルスキルを上手く使わないとそれぞれの専門職には一歩劣り器用貧乏になってしまう、というのが「デスナイト」全体としての総括だ。パーティープレイでは、空いた隙間を埋めるような立ち回りが可能で非常に便利ではあるが、個人的にはソロでの自己完結した能力が面白いと感じた。

ともかくユニークな見た目と性能で実装されてからは特に注目されることも多いだろう「デスナイト」。ぜひプレイして、その性能の全てを使いこなしてみてほしい。

新コンテンツ「ディスローン」

ライブサービスでは、新クラス「デスナイト」の追加に加えて、新コンテンツ「ディスローン」が実装される。これは、ライブサービスのすべてのサーバーが集結する新しいワールド領地での競争型コンテンツで、ディスローン専用の新しいキャラクター名設定を行い、狩りやPKなどを通じてポイントを稼ぎ順位を競うというものだ。

Lv110以上のキャラクターが参加でき、毎週金/土/日の20時から翌日2時まで利用可能で、コンテンツ周期は、毎月1日2時から翌月1日2時まで。周期終了後にランキングに応じた報酬が支給される。

コンテンツへは専用UIから参加が可能だ。
なお、ここではキャラクターの容姿は種族で固定となる。つまり新クラスのデスナイトは残念ながら……。

「ディスローン」へ参加すると、まずは「太古の記憶」というマップに飛ばされる。「太古の記憶」はキャラクターの種族によって異なるエリアとなっており、それぞれの種族の初期マップがモチーフになっているのが特徴だ。

続いて「太古の川」を渡り、「ディスローンの村」へ。この村から実際に狩りができるマップが広がっている。

「太古の川」を渡るときはキャラクターが人魚の姿に変わるこだわりよう。

「ディスローン」は大きく「アーシャ」「アニマ」「ノックス」という3つの区域に分かれており、それぞれの区域内のモンスターを倒すことで、その区域のポイントが手に入る。ランキングは各区域毎に占領状況が分かれているので、「アーシャ」でずっと狩りをしていると自サーバーの「アーシャ」の占領ポイントがどんどん溜まっていくようなイメージだ。このポイントのトータルが周期のランキングに反映され、個人/サーバー毎に順位が決定する。

サーバー間の競争型コンテンツなので順位も気になるところだが、「ディスローン」はポップするモンスターの数が多く、レベルも112~124と高めなので、単純にレベリングとしてもおすすめだ。エリア内では「ディスローン パーティー特化」という永続バフがかかっており、特にパーティーでの狩り効率が良くなっている。また、多くのエリアで22時まではPKが禁止されているので、気軽に遊ぶこともできそうだ。

3つのエリアの中央には「カリダ ホール」が存在し、各区域のモンスターが一か所に集まっている。
ランキングを意識した効率はここが一番効率が良さそうだが、その分モンスターも強力なので注意が必要だ。
日曜日の23時には「アイギス」という新レイドボス「アイギス」が登場する。

クラシックサービス:アップデート「STRUGGLE OF HAIL」

クラシックサービスのアップデートでは、新しい時間制狩り場「氷の君主の城」が追加される。本コンテンツは、これまでの中でも最高レベルの時間制狩り場で、狩り中に出現するレイドボスを討伐することで「氷の君主の武器」など、様々なアイテムを獲得することが可能だ。

「氷の君主の城」は、毎週土曜・日曜の18時から24時までの240分間で狩りが可能で、入場はUI右にある特殊狩り場アイコンから入場することができる。入場レベルは85以上となっており、フィールドに登場するモンスターも軒並みレベル85以上ということでエンドコンテンツという位置付けだ。

時間経過でボスモンスターが出現し、21時30分には「ラジシエス」もしくは「スラシエグ」が、22時には「トロン」が出現。トロンを討伐すると、レイドボス「グラキエス」のいるフィールドへ移動することができ、グラキエスを倒すことで「氷の君主の武器」などの報酬が確率で獲得できる。

なお、「氷の君主の武器」は、ボスモンスターからの直接ドロップのほか、同時にドロップする製作アイテムを集めて特殊製作を行うことでも入手できる。成功確率は5.5%と低く、アイテム以外にも大量のアデナが必要となるものの、武器毎の発動スキルを持ち、+11までエンチャントすることによってステータス強化の追加効果もある強力な武器なので、ぜひ狙ってみてはいかがだろうか。

アデンサービス:次期アップデート「ANTHARAS -THE IMMORTAL-」

アデンサービスのアップデートでは、新規狩り場「鋼鉄の城」が実装される。このコンテンツは、毎週土曜日の18時~22時の間、レベル85以上のキャラクターが入場可能。高い経験値効率が特徴でレベリングに最適だ。

入場方法はやや複雑で、まずはオーレン城の村にある「象牙の塔:ヘルバウンドポータル」に入り、転送先のワープゲートから「ザドゥナの実験室」、もしくは「異界の尖塔」へ移動しよう。移動先には大量のモンスターが存在しているのだが、その中にいる「門番」と名前がつくモンスターを討伐することで、「鋼鉄の城」に移動できる装置が有効化される。

城の内部もかなり特殊な仕様となっている。「鋼鉄の城」は1~10階に分かれており移動装置で飛ぶと、ランダムでどこかの階に到着する。ここから別な階に行くには部屋の中央にある「占領装置」に触れる必要があるのだが、このエリアはPKが可能となっているので装置を巡ってPvPが起こることもあるだろう。占領することができた血盟、もしくは連合は装置を使い、またランダムに別な階へ移動できる、というのが基本的なルールだ。

また、21時以降は「占領装置」を介して、ボス「ダリオン」のいる屋上(11階)へ移動することが可能になる。もちろんこちらもランダムなので上手く11階を引き当てなければならず、ある程度の運も必要だ。ダリオンを討伐した連合・血盟には「ダリオンの権能」が付与され、ワープゲートから最後のボス「ベレス」のいるフィールドへ移動することができる。そこで無事、ベレスを討伐することができれば、「ベレスのリング」「ベレスのソウルイーター」「ヘルバウンドタリスマン」「特殊防具」などの報酬を得ることができるだろう。

アデンサービスではこのほか、ワールドレイドボス「アンタラス」の追加も予定されている。「アンタラス」は3段階に分かれており、最初の1段階目の「アンタラス」を討伐すると、次回挑戦時には強化された2段階目の「アンタラス」が登場し、さらに2段階目の「アンタラス」を討伐すると、次回挑戦時にはより強化された3段階目の「アンタラス」に挑戦することが可能だ。討伐するにつれて強さを増していくボスなので、事前の準備をしっかり整えて挑戦してみよう。

3サービス同時アップデートは10月20日に実施!

「リネージュII」の大型アップデートは10月20日に3サービスにて同時実装予定だ。今回のアップデートは比較的エンドコンテンツ寄りのものが多く、既存プレイヤーにとってはやり込める要素が増えるのが何より嬉しいポイントになるだろう。

一方でライブサービスでは、新クラス「デスナイト」の追加に加えて、新サーバー「アキナム」もオープン。新しい環境、新しいコミュニティで一から冒険を楽しむことが可能なので、今回のアップデートをきっかけに「リネージュII」を遊んでみようという人には、こちらがおすすめだ。

新サーバー「アキナム」では、10月18日11時59分まで事前キャラクター作成が実施されており、「デスナイト」も選択可能だ。こちらを利用しておくと特典アイテムも手に入るのでぜひチェックおこう。

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