「ラグナロクオンライン」でついに4次職が実装決定!2021年のロードマップを運営チームにインタビュー

ガンホー・オンライン・エンターテイメントがサービスを行うMMORPG「ラグナロクオンライン」。サービス開始より19年目を迎える本タイトルのロードマップについて、運営チームにインタビューを実施した。

2020年の「ラグナロクオンライン」は、レベル上限解放&スキル進化のアップデートや「EPISODE:EDDAグラストヘイム」の実装、新職業「星帝」&「ソウルリーパー」の追加や「EPISODE:ILUSIÓN~賢者の遺産~」の実装などが行われた。

そして今回、サービス開始から19年目を迎える2021年のロードマップについて、運営チームの中村聡伸氏、山本兼寛氏に伺った。なお、今回のインタビューは、新型コロナウイルス感染症に配慮しオンラインで実施している。

左から中村聡伸氏、山本兼寛氏。

人気コンテンツ「蜃気楼の塔」がYggdrasillエディションになって登場!

「ラグナロクオンライン」は、通常のワールドと大勢で遊ぶことができるYggdrasillワールドの2つに大きく分かれて展開されているが、Yggdrasillに新コンテンツとして「蜃気楼の塔YE」が実装される。戦闘不能になったキャラクターは退場という条件の下、最大100人で1つの塔を登りきるという人気コンテンツ「蜃気楼の塔」のYggdrasillエディションという位置付けだ。

「蜃気楼の塔YE」では、これまでとルールが変更されており、最大96人のプレイヤーが8つのルートに分かれ、各ルート最大12人のパーティーが階層を進むごとに合流していくというものになっている。また、これまでは一度戦闘不能になってしまうと即退場となっていたが、「蜃気楼の塔YE」では序盤の階層に限り復活が可能だ。ただし復活にリザレクション系スキルは使えず、開始時に3つだけ配られる専用のアイテムを使用して行うことになる。そのため、誰がアイテムを使うかといったコミュニケーションが重要だ。

階層を登った先で合流するパーティーがランダムになることや、24人以上の階層は登場するモンスターや構成がフロアによって異なるため、遊ぶたびに新鮮な体験が味わえる。これまでの「ラグナロクオンライン」には無かったコンテンツとなりそうだ。

「蜃気楼の塔YE」は、既に2020年12月15日にプレオープン実装されており、序盤の12人毎の階層までプレイすることができた。2021年には、全3回のアップデートが予定されており、アップデート毎に塔が拡張されていく。

「蜃気楼の塔YE」の難易度については、まずはノーマルとハードの2種類だが、一度最上層まで実装された後は、報酬が高めの超難易度となる「Inferno」、職業制限ありの特殊な「Extra」が追加される。「Extra」は、レベル99までの2次職を中心に「蜃気楼の塔」を登るというものを想定しているそうだ。

ちなみに、Yggdrasillワールドのアップデートとしては、これまで予告だけされていた「攻城戦TE」のYggdrasillバージョンについても、2021年の実装に向けて準備を進めているとのことだった。

通常ワールドでは長い周期でじっくり育成が楽しめるように!

通常ワールドは、アップデートと季節イベントが主なコンテンツとなる。季節イベントは、「キャラクター育成」や「装備強化」といったテーマに沿った内容で3週間程の長い期間でじっくりと遊べるように。季節イベントのインターバル期間は、デイリー&ウィークリークエストやぷちイベントなどが開催される予定だ。

2021年のアップデートとしては、「グラストヘイムメモリアルチャレンジ」やイリュージョンダンジョン「イリュージョンオブアンダーウォーター」、メモリアルダンジョン「タナトスの記憶」の実装が予定されている。

4次職の速報も発表!

2020年のストーリーアップデートでは「EPISODE:ILUSIÓN~賢者の遺産~」が実装されており、こちらの続きが気になるプレイヤーも多いかと思われるが、先行して追加されている韓国では、ストーリーのアップデートはベースレベル200向けのコンテンツとして実装されている。

そのため、ベースレベル上限解放のアップデートと関連して、4次職の実装準備も進めているそうだ。イメージイラストや職業名、ドット絵は以下の通りだ。

4次職の実装と共に新たに「特性ステータス」というシステムが実装される。4次職に転職後はベースレベル上限が250まで上がるのだが、これまでレベルが上がる毎に貰えていたステータスポイントが転職後は獲得できなくなる。そして、その代わりに新たに追加される特性ステータス用のポイントが手に入るようになるのだ。

このポイントを、「パワー」「スタミナ」「ウィズダム」「スペル」「コンセントレーション」「クリエイティブ」という6種類の特性ステータスに振ることで、物理攻撃力や魔法攻撃力、ヒール回復量といった各値に割合でボーナスがかかるようになり、より細かなカスタマイズが可能に。「ラグナロクオンライン」は、元々ステータス振りで様々なキャラクターを育てることができたが、それがさらに細分化されていくことになりそうだ。

もう一つの新要素としてはAPが追加される。HPバーとSPバーの下に新しくAPバーが追加され、これを消費することで使えるスキルが登場。4次職には新スキルがいくつも追加されるが、APに関わってくるスキルが2種類存在し、1つはAPを増やすスキル。もう1つはAPを消費する強力なスキルだ。APには自然回復が存在せず、戦っていく中で溜める必要があるので、戦闘中の立ち回りも大きく変わってくるだろう。

APを消費するスキルは、新しい状態異常を与えるものや、これまで使用することが出来なかった不死属性魔法スキル、自身の周りに継続ダメージを与えるものなどユニークなスキルが多数存在する。

なお、前述したとおり、既に実装済みの韓国では4次職の転職条件にベースレベル200が設定されている。そのため、日本でも先にベースレベルの上限解放をするのか、それとも転職の条件を緩和するのかという部分に関しては調整中とのことだった。実装時期については2021年の年末から2022年の第一クォーターが予定されている。

最後に、運営チームの中村聡伸氏、山本兼寛氏より2021年の抱負を語ってもらったので、そのコメントをもって本稿を締めさせてもらおう。

中村聡伸氏:「ラグナロクオンライン」は、18周年を迎え今年でサービス開始から19年目になりますが、来年の20周年はもちろん、その後もまだまだサービスを続けていきたいと思っています。そのためにもアップデートやイベントといった、プレイヤーの皆さんに遊んでいただくコンテンツの実装は大事だと考えているので、2021年も新しく楽しんでいけるものをご提供していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

山本兼寛氏:2021年のYggdrasillワールドには、ようやく新しいPvEコンテンツとして「蜃気楼の塔YE」を追加できるので、まずは気軽に参加してもらいたいですね。Yggdrasillワールドでは今年特にそういった部分を強化していきたいと考えていますので、ぜひ楽しんでください。

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