重厚なアクションで もはや別ゲーに!「BLESS UNLEASHED PC」ファーストインプレッション

NEOWIZが2021年上半期にリリースを予定している「BLESS UNLEASHED PC」。今回、1月15日より開催予定のグローバルユーザーCBTと同バージョンを先行してプレイすることができた。ここではそのインプレッションをお届けしていこう。

「BLESS UNLEASHED PC」は、日本でもサービスが行われていたMMORPG「BLESS」の世界観を引き継いだタイトルで、2020年3月に北米・ヨーロッパ向けにXbox One版としてリリース。そして今回グローバルサービスとしてPC版が2021年上半期にリリースされる。OnlineGamerでは、以前も本作の実機プレイを用いたゲームプレイ解説を拝見させてもらうことができたが、今回はグローバルユーザーCBTと同バージョンを先行してプレイさせてもらう機会を得た。

ここでは、そのファーストインプレッションをお届けしていこう。なお、今回は開発中の画面となり、CBT時とは仕様が異なる場合がある点には注意してほしい。

比較的オーソドックスなキャラクターメイキング

ゲームを開始するとまずはキャラクタークリエイトから。選べるクラスは、剣と盾を装備したスタンダードなクラスの「ガーディアン」、巨大な斧で防御を度外視した攻撃職の「バーサーカー」、遠距離からの攻撃や罠を使った攻撃が特徴の「レンジャー」、強力な魔法攻撃が特徴の「メイジ」、魔法攻撃に加え治癒能力をもつ「プリースト」の5種類。

クラスによって選択できる種族が決められており、種族によっては性別を選択できたりする。

また、カスタマイズの設定は細かいパーツ毎に調整でき、一部パーツはスライダーで微調整も可能だ。髪色を2色から選んでメッシュにしたり多彩なタトゥーや傷痕などを設定することもできる。ロールプレイが好きな人も納得できるのではないだろうか。

重厚感のあるアクションは必見!

キャラクターメイクが完了するとチュートリアルをプレイすることになる。本作は、キャラクターを育てていくことでコンボルートやスキルが増えていく仕様になっているのだが、ここでは最初から多くのコンボ・スキルを試すことが可能だ。本作はアクション要素がかなり高いので、一通りのプレイ感をここで確かめてみるのもいいだろう。

さて、PC向けのオンラインゲームでは数十種類のスキルを使いながら戦う必要があるタイトルが多いが、本作はスキルが全部で6種類とかなり少ない。その代わりに右クリックと左クリックの組み合わせで使用できる通常攻撃のバリエーションが多岐にわたっており、これらを状況に応じて使い分けることで多彩な戦闘が楽しめるのが魅力。オマケ扱いされがちな通常攻撃が戦闘の主体になっており、スキルはキャンセルして火力を伸ばしたりと副次的な使用方法になりそうだ。

それ故に、そのプレイ感は良質なアクションゲームを遊んでいるようで、非常に好印象。「BLESS」の時に感じた“もっさり感”も重厚なアクションという印象に変わり、ボスとの戦闘などは良質なアクションゲームをプレイしているような感覚で楽しめた。特に気にいったのが、攻撃にヒットストップやノックバックがあること。しっかりと“殴っている感”が感じられるアクションは一見の価値がある。

画面左上に表示されているのが通常攻撃のバリエーション。クリックのパターンで通常攻撃が多彩に分岐する。

また、バトル中にQTE(クイックタイムイベント)が発生するのも本作の特徴。主にボス戦などに発生し、特定のボタンをタイミングよく押したり、ボタンを連打することで結果が変化。その後のバトルが有利になったり、逆にこちらが不利になる場面も存在する。戦闘中はキャラクターの操作に専念したいという声もありそうだが、そこまで頻繁に発生するものでもなく、単調になりがちなバトルのいいアクセントになっていた。

一方のスキルの方はというと、こちらはカスタマイズ要素が特徴となっている。本作では6つのスキルが使用できると先ほど述べたが、その内の2つはクラス毎に固有のものとなっており、4つのスキルをカスタマイズすることができる。スキルは最初からスキルセットという形で、パーティープレイ向け、ソロプレイ向けといったプレイスタイルに応じたセットが用意されており、これを付け替えることでキャラクターのアクションに特色を持たせることが可能。スキルセットは比較的気軽に付け替えることができたので、状況に応じて使い分ける形になるだろう。

ただし、スキルを育成する「SP」には限りがあり、さらに本作ではスキルセット内の全スキルを最終段階まで強化することで、スキルセットを切り替えても永続的に効果のあるパッシブ効果が解放されるという仕組みがある。なので、事前に集中的に使っていくスキルセットを絞って効率的に育成していくのがおススメだ。

「BLESS UNLEASHED PC」の様々なコンテンツを紹介!

ここからは本作の主なゲームコンテンツを紹介していこう。本作にはしっかりとしたメインストーリーがあり、クエストを進行して物語を進めながらキャラクターを成長させていくことになる。ゲームシステム的にはMMORPGなので、クエストをこなしたり狩りをするフィールドや街中などでは、他のプレイヤーたちも活動をしている。

本作の大きな特徴として、HPの自動回復が存在しないことがあげられる。ただし、戦闘地帯や街近辺に設置されている「焚き火」の近くにいる間はHPの自動回復が行われる他、HP回復やバフ効果のある料理を作って仲間とシェアすることが可能だ。それゆえに、焚き火の周りでは自然と交流が生まれ、よりオンラインゲームらしさが感じられるだろう。

焚き火で作ることができる料理も、使用したらすぐに効果があるのではなく、食べるモーションが用意されている。
ゲームの中で生活感が感じられる要素だ。

フィールドでは、主にクエストの進行や狩りなどをすることになるのだが、目玉要素として巨大なフィールドボスが存在している。適正レベル帯・装備で挑んだ際、1人では相当苦しい戦いになるので、基本はパーティープレイが推奨されるものと思われる。

ちなみに、討伐に成功すると装備アイテムや装備を作る素材アイテムが手に入るのだが、基本的に貢献度で報酬が変わることは無く、攻撃を一発入れればルート権が得られる。なので、事前にパーティーを組んだりする必要もなく、見かけたら気軽に参加するだけで全員にメリットがあるだろう。緩い繋がりのパーティープレイも魅力と言えそうだ。

街中では主にクエストを受注することになるだろう。本作の面白い点としては、街毎に固有の評判というものが設定されており、繰り返し受注できるクエスト等をクリアしていくことで自分の評判を上げていくことができる。評判が上がるとショップのラインナップに新しいアイテムが追加されるといったメリットがあるので、他のクエストなどと並行して上げていくといいだろう。ちなみにラインナップの後半に用意されているものは、武器や防具の見た目を変えるコスチュームアイテム等になっているので、やり込み要素にもなっている。

また、ゲームを進めていくとダンジョンに挑戦することも可能になる。ダンジョンはメニュー画面の「マッチング」でパーティーメンバーをマッチングしてくれるシステムで、パーティーメンバーが集まるとダンジョンに自動で移動することになる。メンバーが集まるまでは自由に行動することができるので、募集をする手間や待ち時間が発生しないのは嬉しい仕様だ。

ダンジョンは2人用と5人用の2種類が存在し、5人用は一般的なダンジョンと同じように迷宮内にいる雑魚敵と戦いながら最終的なボスモンスターを討伐する形式。2人用は、アリーナのような場所でいきなりボスと戦うものになっていた。今回はゲーム序盤で挑戦することになる2人用ダンジョンに挑戦することができた。

ダンジョンのボスは、前述した通り、敵の攻撃を回避しながら攻撃を当てていくアクションゲーム要素、要所で挟まるQTEに加え、固有のギミックを持つものも存在した。その種類は、一見するとどう回避すればいいのかわからない攻撃や、突然ポップする雑魚モンスターを倒さなければいけないものなど様々。ただボスを倒すだけでなく、頭を使って攻略方法を考えていく楽しみが味わえる。ダンジョンをクリアすると報酬として装備を獲得することが可能だった。

UNLEASHED(解き放たれた)「BLESS」は別ゲーに!

以上が今回の先行プレイで感じた本作の魅力だ。アクション面は「BLESS」の頃から大幅に進化しており、もはや別ゲーという印象だった。アクションゲームとしての質も申し分なく、ぜひ新作タイトルの1つとしてプレイしてもらいたいと感じた。また、グラフィックに関しても、元々「BLESS」のグラフィックは高品質だったのに対してさらにブラッシュアップされている印象。特に鎧の金属感などは重厚なイメージと相まって個人的にも好みだった。

「BLESS UNLEASHED PC」は、2021年1月15日(金)よりグローバルユーザーCBTが実施予定だ。現在も事前登録を受け付けており「BLESS UNLEASHED PC」のティザーサイトのほか、ゲームオンが運営するオンラインゲーム総合ポータル「Pmang」からも登録が可能だ。本作が気になった人は、ぜひこちらから事前登録をして本作をプレイしてみてほしい。

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