「HIT」や「OVERHIT」のNAT GAMES最新作「V4」がいよいよ日本上陸!ゲーム内容たっぷりのタイトル発表会をレポート

ネクソンは、iOS/Android/PC向けに配信予定のMMORPG「V4」のゲーム情報を公開するタイトル発表会を、本日8月3日に実施した。

ネクソンがサービスを予定している新作MMORPG「V4」は、「HIT」や「OVERHIT」を手掛けたNAT GAMESの新作タイトルだ。本作は、スマートフォンのみならずPCでも同一のデータでプレイできるマルチデバイスへの対応や、従来のMMORPGの枷であったサーバー間を自由に行き来できるインターサーバーシステムを採用し、Massive(大規模)な遊びが楽しめる。

今回のタイトル発表会では、そんな本作のゲーム概要や今後の展開、また実機を用いたテストプレイなどが実施された。ここではその模様をお届けしていこう。

「V4」にはマルチデバイスやインターサーバーなどMMORPGならではの仕掛けが

まずは、ネクソン 事業本部 第二事業部 部長の中西啓太氏より、「V4」のコンセプトや日本サービスに向ける意気込みが語られた。ネクソンは、これまで「メイプルストーリー」や「テイルズウィーバー」、「マビノギ」といったPC向けMMORPGのサービスを提供し続けてきた会社だ。一方でモバイルタイトルに関しては、少し出遅れたとしつつもこの5年間力を入れてきたと語る。そして、PC・モバイル両方のプラットフォームで学んだノウハウを最大限に発揮できるのが、マルチデバイスに対応した本作、「V4」になるという。

「V4」には2つの意味が込められており、「V」は勝利を意味する「Victory」、「4」は“~のために”という意味の「For」になる。“勝利のために”と名付けられた本作では、同じ志を持った仲間たちとMMORPGならではの多様性の中、様々なコンテンツで勝利を目指せるタイトルになるそうだ。

ネクソン 事業本部 第二事業部 部長の中西啓太氏

続いて本作の運用ディレクターを務める嶋村昭彦氏より本作のゲーム概要が紹介された。「V4」は、大規模なプレイヤーがチャンネルが存在しない広大なフィールドで、サーバーの垣根を越えて、いつでも互いに繋がることができるという。そんな、すべてのMMORPGプレイヤーの夢である“真のMMORPGの世界”を実現するために、本作では3つのキーワードが定められている。

「V4」運用ディレクターの嶋村昭彦氏

サーバー間の境界が消える「インターサーバー」については、補足で説明が行われた。本作には、メインクエストやギルドメンバーとの交流が楽しめる「シルナス」と、多くのプレイヤーが集う「ルナトラ」という2つの空間が存在する。シルナスでは、これまでのMMORPGのようにサーバー内でゲームが楽しめ、ルナトラではサーバー間を移動することで、これまでになかった大規模なMMO体験が味わえるというわけだ。

また「V4」では、上記のコンセプトを達成するための経済面でも高い自由度を持つ。本作ではプレイヤーの努力がキャラクターの強さに直結するよう、課金やガチャで装備を獲得することはできず、フィールドでのプレイを通じてアイテムがドロップする。また装備品の昇級や合成なども無いので、ドロップを獲得する楽しさがシンプルに味わえる。さらに、獲得したアイテムの価値はプレイヤー自身が決めることができ、値段の上限などを排した自由な取引も特徴だ。

本作は、2019年に韓国でサービスをスタート、それから2020年3月に台湾、7月にグローバル版がリリースされている。日本では近々サービスが予定されており、それに先駆けて事前登録が明日8月4日から開始する。この事前登録では、キャラクター名の先行取得などが可能になるようなので、ぜひチェックしておこう。

「V4」ファーストインプレッション

今回の発表会では、開発中のビルドを用いたテストプレイも行われた。ここからは本作のファーストインプレッションをお届けしていこう。ゲームを開始してまず驚くのがグラフィックの綺麗さだ。本作にはUnreal Engineが用いられており、コンシューマーゲームに匹敵する世界観が構築されている。これであればPCの大画面でプレイしても迫力負けしないはずだ。

カメラは自由に360度自由に移動でき、ピンチイン/アウトで距離も変えることができた。

戦闘はスマホ向けMMOではお馴染みの仮想パッドとスキルボタンによる戦闘だ。もちろんオートとマニュアル両方に対応しており、プレイヤーが自分の意思で切り替えることができる。本作では、アイテムのドロップが強さに直結するようなので、オート機能はかなりお世話になりそうだ。

クエストなどもオートで進行することができた。
戦闘以外にも素材などを獲得できる採集も可能だ。素材を集めて装備をクラフトすることもできる。
MMORPGでは欠かせない乗り物も登場。乗り物はキャラクターの戦闘力にも影響してくる大事な要素だ。

テストプレイでは、本作のキモとなるインターサーバーも体験することができた。インターサーバーへは、その入り口となる「次元の境界」にアクセスすることで移動することができる。インターサーバー内はPvP可能エリアとなっているのだが、所属サーバーやギルド、パーティーメンバーへは設定でPvPの可否を選択することができる。一方で異なるサーバーに所属しているプレイヤーには自由に攻撃することができる。

インターサーバーでは、貴重な資源が手に入ったり、フィールドボスを倒してエリアをギルドで占領したりといったことが可能で、比較的PvPが起こりやすい印象を受けた。特にインターサーバーの機能で他サーバーに行く際は、そのリスクが大幅に上がるので注意が必要そうだ。とはいえ、安全にゲームをプレイしたい人は自サーバー内の「ルナトラ」で活動すればその心配も減るので、PvPをしたい人はどんどん他のサーバーへ、まったりプレイしたい人は自サーバーを中心に、と住み分けていくことは出来そうではある。

以上が今回の発表会の内容だ。スマートフォン向けのMMORPGは昨今では珍しくなくなってきてはいるが、改めてMMORPGとしての面白さに立ち返り、マルチデバイスやインターサーバーなどプレイヤー目線で新しいシステムを導入した本作は、なかなかに魅力的だ。また、PC・スマートフォン両プラットフォームで経験があるネクソンがサービスを展開するということで、運営面にも期待していいだろう。

本稿を読んで「V4」が気になった人は、ぜひ明日から始まる事前登録をチェックしておこう。

V4サービス終了

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