ドラム族やロビーサーバーの実装がついに決定!「ラグナロクオンライン」2018年のロードマップについて運営チームにインタビュー

ガンホー・オンライン・エンターテイメントが、サービスを行う「ラグナロクオンライン」。サービス開始より16年目を迎える本タイトルのロードマップについて、運営チームにインタビューを実施した。

昨年は「ラグナロクオンライン」にとって、15周年という大きな節目の年となった。BaseLvの解放や「EPISODE:TERRA GLORIA」が実装され、歴史あるタイトルながらさらなる広がりをみせる。そんな本作について、昨年の振り返りや今後の展開を、運営チームの中村聡伸氏、長澤誠吾氏、山本兼寛氏に伺うことができたので紹介しよう。

左から、長澤誠吾氏、山本兼寛氏、中村聡伸氏。
毎年恒例となったロードマップ公開インタビュー。飾られるぬいぐるみ達も注目ポイントだ!

2017年はMMORPGらしさを追求

2017年の「ラグナロクオンライン」は、さらなるMMORPGらしさの追求を目標に、様々なアップデートが実施された。その中でも大きな要素として挙がったのが「レベル上限の解放」だった。昔ながらのMMORPGらしい遊びの一つという意味で、レベリングを楽しんで欲しいという狙いがあったようだ。

2017年に実装されたコンテンツ。
公開がずれたものはあるが全て実装された。

ユーザーから大きな反響があったのは、解放されたレベル帯の経験値テーブルだったという。これはLv174から175に上げるのに必要な経験値がおよそ1000億必要だったことなどに起因する。特に170レベル以降、グラフはどぎつい傾斜を描くので「こんなの無理だ」という声も多かったそうだ。

だが、レベル上限解放と同時に実装された、「EPISODE:TERRA GLORIA」では、一回で3億もの経験値が稼げるダンジョンが実装されたり、新しい狩場が徐々に増えていったことで経験値稼ぎも格段に快適になった。運営チームとしても2017年の後半頃には丁度いい塩梅になったのではないかと、当時を振り返る。

ちなみに11月末時点でのカンストユーザー数は120名程とのこと。運営チームとしては、一年くらいかけてゆっくりレベリングをしてもらおうと想定していたようだが、僅か一ヶ月程度でカンストしているユーザーもいたようで、これには驚きを隠せないようだった。

また、2017年はMMORPGらしさを追求する施策の一環として、懐かしいマップを中心にマップ調整が行われた。

特に“名もなき島”は、10年ほど前に経験値稼ぎのメッカとして栄えていたため、昔から「ラグナロクオンライン」を遊んでいたユーザーにとっては、強くなったキャラクターで当時のダンジョンを遊ぶことができて感慨深さに浸ることができたのではないだろうか。

他にも、ローカライズマップ「ロックリッジ」の実装、ウィークリークエストや実績&メールシステムなどが追加され、2017年の「ラグナロクオンライン」は、昔ながらのMMORPGとしての遊びと共に、より快適に遊べる環境が作られていった。

2018年はロビーサーバーやドラム族がついに実装!

2017年のアップデートヒストリーを一通りなぞったところで、いよいよ2018年のロードマップが公開されることになった。

大きな要素として、まず2月から「ワールド倉庫施策」が実施される。「ラグナロクオンライン」では、倉庫がワールドに紐付いており、同一ワールド内でしかアイテムの出し入れができなかった。だが、ワールド倉庫が実装されることで、ワールドを跨いでアイテムの受け渡しが可能になるという。

ただ、ワールド倉庫は最初から全ての要素を解放せず、機能を制限しての実装を予定している。いきなりワールド間でアイテムのやり取りを可能にしてしまうと、ワールド毎に定着していたアイテムの価値が変わってしまい、市場が混乱してしまうからだ。

では、このワールド倉庫。最初はどことやり取りをするための物になるかというと、以前から存在が明かされていた「ロビーワールド」のための倉庫として追加されるのだ。具体的には、ワールド倉庫を経由してロビーワールドにアイテムを持ち込んだり、逆にロビーワールドで得たアイテムを自分のワールドに持ち帰ったりという使い方を想定しているそうだ。

この「ワールド倉庫」は、まずテストを行ってから実装される。負荷問題など、どうしても本番サーバー上で動かしてみないと分からないことや、普段のアップデートと違い日本が初めての実装になるので慎重な実装が求められるためだ。ただ、テストはイベントのように行う予定で、ユーザーにもメリットがあるとのことだった。

ワールド倉庫が問題なく実装されると、次はいよいよ各ワールドからロビーワールドに集まってのGvG機能のテストが実施される。既存のルールから大きな変更は無いが、規模が大きいギルドと小さいギルドで戦闘が起こらないよう、ギルドの規模毎にクラス(階級)分けが行われて開催されるそうだ。

新しいGvGは、様々なワールド毎の文化が一つになって戦う場所になるので、必ずしも運営チームが提供するものが受け入れられるとは思っていないとのこと。

普段GvGを遊んでいるユーザーには、ぜひ良かった点や良くなかった点を教えて貰いたいそうだ。フィードバックを貰った内容は積極的に調整していき、ユーザーと運営チームが一体となってより良いコンテンツを作り上げていきたいと意気込みが語られた。

GvGテストが一段落した後に、ロビーワールド用の新コンテンツも随時追加される。新コンテンツの具体的な内容は明かされなかったが、大人数で遊べるMMORPGらしいものを予定しているそうだ。

昨今の「ラグナロクオンライン」では、多くの人を集めて遊ぶということが難しくなっており、運営チームとしても思い切ったコンテンツの提供が難しかったそうだ。しかし、ロビーワールドという全員が集まれる場所があれば、大人数で遊べるものが追加できる。

さらに既存の季節イベントなども、ロビーワールドと連動して遊べるものを構想中だという。例えば、イベントに影響のあるコンテンツをロビーワールドで遊び、手に入れた報酬を自分のワールドに持って帰るとイベントが進行するようなものなどを考えているとのこと。

ただし、ロビーワールド追加に伴う注意点も存在するようだ。キャラクターを作成する際に、重複した名前が付けられないという制限は残るため、ロビーワールドで“名前取り合戦”が発生してしまう。また、Urdrワールドは特殊なサーバーなのでワールド倉庫を使用することができない。

それに加えて、ロビーワールドに関わるコンテンツは、フィードバックによってはコンテンツ内容を大きく変更することも考えられるので、全てがロードマップの通りにはいかないかもしれないとの発言も。しかし、実装を振り返って最終的に良いものを作り上げていくために、ユーザーの声を聞きながら調整はドンドン行っていきたいとのことだった。

続いて、春には新種族となる「ドラム族」が実装される。「ラグナロクオンライン」はスキルやステータスの割振りで、全然違うキャラクターになってしまうのが難しい部分なのだが、ドラム族は、この点が非常に分かりやすくできているため、初心者にもオススメの種族になるそうだ。また、見た目もネコっぽい感じでかわいいので、動物系のキャラクターが好きな人にもオススメだ。

対人戦を良く遊ぶユーザーにとって気になるのは、ドラム族の種族扱いがどうなるかという点だろう。以前は動物と同じカテゴリになるという話もあったが、新たに“ドラム族”というカテゴリができるということで決着がついたそうだ。「動物に~」といったオプションはドラム族には適用されず、「ドラム族に効果がある」というテキストが、対象のスキルアイテムに新たに追加される予定。また、ドラム族はプレイヤーが操作するキャラクターなので、「プレイヤーに対して~」というオプションはドラム族にも影響がある。これにより、今までの対人戦環境を壊さずに、ドラム族も対人戦に参加することが可能だ。

ただ、「攻城戦TE」には参加することができないとのこと。

続いて夏には「イリュージョンダンジョン」が実装される。このダンジョンはシリーズ物になっているそうで、既に実装済みの韓国では4つのダンジョンが存在するようだ。

「イリュージョンダンジョン」は新規のダンジョンが追加されるのではなく、既存ダンジョンに上位フィールドが追加されるイメージになるという。マップの構造自体は既存のマップと同じ形になるが、そこに新しく調整された進化版モンスターが登場。また、新しくカードも追加される予定だ。

難易度はかなり高めに設定されているようで、自分の腕を試すための場所という意味合いが強いそうだ。またメモリアルダンジョンではないようだ。

実装は4つ同時に追加を予定しているが、専用のストーリーが存在するためローカライズの進捗やボリューム次第では一つずつになるかもしれないとのことだった。

秋以降には「New EPISODE」アップデートが予定されている。このエピソードは、韓国でも未実装のため、最新エピソードの「TERRA GLORIA」の続編になるのか、別なストーリーになるのかも含め詳細は未定とのこと。

「ラグナロクオンライン」2018年の抱負

最後に、運営チームの長澤氏より2018年の抱負を語って貰ったので、そのコメント紹介をもって本稿を締めさせてもらおう。

「2017年は様々なコンテンツを提供することができ、ユーザーの皆様には楽しんで頂けたかなと感じています。ただ2018年は昨年以上に面白いものを提供することをお約束します。ドラム族やロビーワールドなど、今までに無かったものがドンドン追加されていきますので期待してください。そして是非ともログインしてください!」

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