Wargamingは、東京ゲームショウ2017で開催した新情報発表ステージにおいて、「Total War: ARENA」や「World of Warships」の最新情報を発表した。
5年連続での東京ゲームショウ出展となったWargaming。ステージでは、「World of Tanks(以下、WoT)」のTシャツに身を包んだビクター・キスリー氏が登壇し、毎年訪れている東京ゲームショウが特別な場であると述べ、挨拶を行った。
同氏から発表されたのは、クローズドβテストが行われている「Total War: ARENA」の最新情報だ。本作は100体のユニットを3つ、合計300体のユニットを操作できるのが特徴で、敵味方入り乱れての合戦を楽しむことができる。現在は3つの勢力と10人の英雄が登場しているが、新たな勢力として日本を追加することが発表された。同社の他タイトルと同様、F2Pモデルを採用している。
ステージでは、イメージイラストが公開され、武将や僧兵のような姿を確認することができた。
そのほか7周年を迎えたWoTについても好調な現状を紹介。全世界1億3000万人が登録したゲームで、サービス開始以来のアップデートは90回以上にものぼる。最近実装されたグランドバトルでは、Tier10の戦車を使って30vs30の大規模な戦いを楽しむことが可能になった。
さらに、パートナーであるVRTech社と開発中のVRコンテンツも紹介した。ブースでは、Cinema VRとPolygon VRを体験可能で、新たな技術へも高い関心を持っていることをアピールしていた。
World of Warshipsでは初となるアーティストのコラボが発表!第一弾は小林誠氏がデザインした紀伊が登場
続いて登壇した「World of Warships(以下、WoWs)」のプロデューサーを務める柳沼恒史氏とミリタリーアドバイザー宮永忠将氏より、同作で初となるアーティストシグネイチャーシリーズとして、イラストレーターの小林誠氏とコラボすることが明かされた。小林氏はイラストのほか、3Dデザインや模型の造形といった立体にも強いクリエイターでZガンダムやZZガンダムに登場するモビルスーツをデザインしたことでも知られている。
その他、本作とも相性のよさそうな宇宙戦艦ヤマトのDVDパッケージデザインなども担当。今回のコラボは、航空模型の雑誌連載で掲載されてた小林氏のデザインを見たのがきっかけでスタートしたそうで、きっかけとなったイラストも披露された。このイラストは、未来の人々が現代の戦艦を想像したらこうなるのではないかという視点でデザインされたもので、戦艦の形を指定ながらも、空を飛んでいたり、般若心経が書かれていたりとファンタジックな見た目になっている。
そして、このイラストから発想を得てデザインされた艦船が公開された。この艦船は紀伊型戦艦で、建造が計画されていたもののワシントン条約の軍縮によって作られることのなかった幻の戦艦だ。金剛型の速度と長門型の攻撃力をあわせた高速戦艦となる予定だったそうだ。
実際に紀伊型戦艦でプレイしたという柳沼氏によると対空が強いとのことだ。紀伊型戦艦と永久迷彩は9月22日より発売される予定となっている。
続いて、大和の姉妹艦である武蔵の写真が披露され、年内に登場させたい考えがあることが明かされた。詳細は明かされなかったが、柳沼氏よりTier10は避けたいとの発言があった。
続いて、東京ゲームショウ2017のテーマアートをモチーフにした迷彩も披露され、こちらも9月22日より販売されるのだという。また、会期中に迷彩が入手できるイベントも開催されるそうなので、そちらもチェックしておこう。
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