「ラグナロクオンライン」大企業・レッケンベル社の陰謀に迫る「EPISODE:TERRA GLORIA ~ルーンミッドガッツ王国の胎動~」のプレイレポートを掲載!

ガンホー・オンライン・エンターテイメントが運営するMMORPG「ラグナロクオンライン」。7月25日に実施予定の大型アップデート「EPISODE:TERRA GLORIA ~ルーンミッドガッツ王国の胎動~」を一足先に体験することができたので、その内容を紹介しよう。

7月25日に実装される大型アップデート「EPISODE:TERRA GLORIA ~ルーンミッドガッツ王国の胎動~」では、王位継承問題の最中に起きた王冠強奪事件の顛末が描かれる。今回、本アップデートの内容について、運営チームからレクチャーを受けつつ先行プレイすることができたので、その内容をお伝えしよう。

レッケンベル社の闇を暴け!

ルーンミッドガッツ王国国王・トリスタン3世の失踪からはじまった、王位継承問題。諸々の混乱も収まり、ようやく次期国王が決まろうとしたその時、王位を継ぐに必要不可欠な王冠“テラ・グローリア”が何者かによって奪われてしまった。

「EPISODE:TERRA GLORIA ~ルーンミッドガッツ王国の胎動~」のメインストーリーは、この王冠の行方を捜索するところから始まる。

プレイヤーは、プロンテラ王家の要人であるニーヒル・ハイネンとスキア・ネリウスの協力を仰ぎながら、王冠を盗んだ人物が北にあるシュバルツバルド共和国に逃亡したことを知る。共和国には黒い噂の絶えない大企業・レッケンベル社が膝下であり、犯人とレッケンベル社との繋がりがうっすらと浮かび上がっていく。

前回から続投のニーヒルとスキア
彼らと協力し、王冠“テラ・グローリア”を奪った人物の行方を追う。

しかし、相手の根城に飛び込む以上、現状の戦力には大きな不安が残る。そこで、一同は共和国の中でも大統領派の人物たちに協力を要請することに。どうやら、同じ国の中でもさまざまな思惑があり、大統領派はレッケンベル社の“弱味”を握りたいと考えていたようだ。

利害が一致した双方は今回の事態をより盤石なものとするため、もう一つの勢力「リベリオン」に協力を仰ぐことにする。「リベリオン」はプレイヤーがなれる職業でもあるのですでにご存じの人もいると思うが、彼らは昔、共和国に反乱を起こした傭兵の生き残りが結成した組織でもある。とはいえ、「リベリオン」が共和国に反旗を翻したのはもう随分と昔の出来事だ。現在の「リベリオン」を構成する次世代の若者たちには、共和国に対する反抗心というのは昔話のような感覚になってしまっていた。今を生きる彼らには、現在のわだかまりや葛藤といったものがあるらしく、まずは「リベリオン」を説き伏せることが王冠奪還への大きな足掛かりとなる。

「リベリオン」の所属でルッキーとは、メインストーリーのさまざまなシーンで共闘する。
彼は銃を持つと手が震えてしまう落ちこぼれで、本部ではもっぱら雑用係となっているが、意外にもみんなの信頼は厚く、場をまとめることができるムードメーカー。レイジーと共に、今日の同盟の橋渡し的役割を担っている。

今回のストーリーは、「Episode:Banquet For Heroes ~七王家とユミルの心臓~」の後編ともいうべき内容になっている。なので、本ストーリーの始まりとなるクエストを受託するには、前回のメインストーリーを終えていなければならない点に注意しよう。

また今回のアップデートに伴い、レベルキャップが175まで解放される。必要経験値もかなり増加するが、今回実装される新たなダンジョンや、各地の狩場の調整なども行われ、レベリングを手助けしてくれる要素もいくつか実装される。ちなみに、現在のキャップであるLv165~175までに必要な経験値は以下の通り。

LV テーブル
160 188,876,669
161 205,875,569
162 214,110,591
163 222,675,014
164 231,582,014
165 240,845,294
166 602,113,235
167 1,144,015,146
168 2,116,428,020
169 3,809,570,436
170 6,666,748,263
171 11,333,472,047
172 18,700,228,877
173 29,920,366,203
174 52,360,640,855
175 99,999,999,999

特にLv166から必要値が一気に跳ね上がるので、レベリングの一つの壁になるだろう。しかし、後述するダンジョン情報も含め、高レベルには高レベルなりのかなり“美味しい”情報もあるので、数値だけで挫けずにじっくりとレベル上げも楽しんでほしい。

今回のアップデートでは、前回から引き続き王家に関するバックボーンがより深く垣間見れるほか、「リベリオン」が抱える問題などが浮き彫りになる。また、ルーンミッドガッツ王国と縁の深い、とあるモンスターキャラクターに関する進展があったのも印象的だった。ネタバレになってしまうため詳細な言及は避けるが、キャラクターの背景をより深く知ることができるので、ぜひメインストーリーを最後まで進めてもらいたい。

レッケンベル社の研究施設には、意味深なタイトルを付けられた被験体の姿も。中には、人間の姿をした被験体も見受けられたが…?
ここで何が行われていたのか。そして、テラ・グローリアを使って何をしようとしているのだろうか。

強力な装備が多数ドロップ!新ダンジョンの情報を紹介

今回から、新たにレッケンベル社の研究施設跡をモチーフにしたものや、共和国の軍事施設を訓練施設に改良したものなど、メインストーリーの内容に沿ったいくつかのダンジョンが実装される。中でも注目したいのが、Lv160から入場できる研究施設跡だ。

ストーリーと紐づいているダンジョンでは、ちょっとしたギミックも盛り込まれている。

注目したいのは、BaseLv160から入れる「ヴェルナー研究所」ダンジョンだ。ここは、レッケンベル社がキメラの実験を繰り返してきた施設なのだが、管理者なき後は施設内にいた大量のキメラたちが飛び出し、施設内を跋扈している有様となっている。登場するどれもどこかで見たことがある外見をしているものの、その力は段違いなので要注意。

ダンジョン内には、通常のモンスターとは明らかに見た目が異なるいわば“中ボス”と言えるやや大きな個体が徘徊している。これらの個体はほかのモンスターよりもはるかにステータスが高いので、キャラクターを十分に育て上げている人でも複数体を同時に相手取るのは厳しそうだった。

特殊な個体はほかのモンスターと見た目が異なっているので、一目で見分けることができる。しかし、中には姿をくらませたり、ダンジョン内を頻繁に瞬間移動する個体もいるので気を付けよう。

しかしながら討伐した際の利点も破格で、なんと獲得経験値が1体で100万以上獲得できる。今まで多いと言われていたモンスターでも、1体あたり10万程だったので約10倍の数値になっている。この“中ボス”は同時に複数体存在しているので、攻略の際はぜひダンジョン内をくまなく探索してみよう。

このほかに、ダンジョン内にはMVPモンスターとなる“ヴェノムキメラ”が徘徊している。複数の蛇と獅子を重ね合わせたような奇怪な容姿もさることながら、その攻撃はかなり強力。“中ボス”たちとも一線を画す巨体に加えて、複数の蛇を同時に操って攻撃を仕掛けてくるので、単身で挑むと連続攻撃を受けて身動きが取れなくなってしまうこともしばしば。かなり強力なモンスターなので、挑戦する際は可能な限り仲間と協力して挑みたい難敵だ。

また、ここに出現するヴェノム・キメラを含むボスクラスのモンスターからは、Lv170から装備可能なニーヴ装備がドロップする。Lv160から入場可能なダンジョンでLv170の装備品を集めることができるので、レベリングと武器収集が同時に行えるというわけだ。

また、これらの高レベルダンジョン以外に、低級の狩場も実装される。今回追加されるのは、同じくキメラの研究所をモチーフとした場所なのだが、こちらに出現するモンスターは上記のダンジョンとは異なり幼体のため、それほど強力ではない。入場可能LvについてもLv120以上くらいが想定されているそうなので、該当Lvのキャラクターを持っている人は新しい環境で新鮮な気持ちでレベリングに臨めるだろう。

なお、こちらの狩場には“ヴェノムキメラ”などの特殊な個体は一切存在しない。しかし、ここでもニーヴ装備がドロップするということなので、ぜひ一度は挑戦してみてほしい。

ニーヴ装備はどれも強力なものばかり。ぜひ入手しておきたい。

このほか、今回のアップデートではさまざまな要素、システム、調整が行われる。経験値を消費して発動する一部スキルについては%の上限が設けられるほか、攻城戦で使用するリリーフポーションの効果時間が延長。さらに戦闘不能になっても効果が切れなくなるよう調整が行われる。

また、今回Lv175まで上げることができない“拳聖”と“ソウルリンカー”については、3次職が開発中であるため、次の職の実装を今しばらく待とう。また、同じく175になれないスーパーノービスだが、こちらには1つ利点があり、通常だとLv170からしか入れないヴェルナー研究所 中央室に、Lv160の段階で入場できるという。普通の職業ではまず170に上げるところから始まるが、スーパーノービスのみ文字通り“最速”で遊べるというわけだ。

多くのコンテンツが実装される「EPISODE:TERRA GLORIA ~ルーンミッドガッツ王国の胎動~」。今回紹介しきれなかった要素もまだまだたくさんあるので、今から7月25日を楽しみに待っていよう。

今回アップデート内容を説明して頂いた開発陣の皆さん。
左から、中村聡伸氏、山本兼寛氏、白川昌平氏、伊藤健氏

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