ネクソン、GamesIndustry.bizが選定する「People of the Year 2014」に代表取締役社長オーウェン・マホニー氏が選出されたと発表

ネクソンは、欧米のゲーム媒体「GamesIndustry.biz」が選定する「People of the Year 2014」に、同社代表取締役社長であるオーウェン・マホニー氏が選出されたと発表した。

「People of the Year」は、今年一年のゲーム業界で活躍した複数名を選出し、選評を贈るというGamesIndustryの企画。今年の選出者には、ネクソンの代表取締役社長であるオーウェン・マホニーがアジア圏内のゲーム会社の中から唯一の選出される結果となった。

今回の選出について同社は、オーウェン氏が信念とする「むやみな課金施策の促進よりも、ユーザーにとって本当に面白いゲームを提供し、またそのような運営をすれば、長期にわたってユーザーにそのゲームを遊んでもらうことができ、ひいては当社グループ及びゲーム業界全体の成長につながる」という、ゲームのクオリティ(面白さや独創性)を重視した、経営ビジョンを評価してもらったとコメントしている。

ネクソン 代表取締役社長 オーウェン・マホニー氏の選評

大手ゲーム会社のマネジメントが、Mahoneyがしているようにこれほど情熱的に業界のクリエイティブな側面を擁護しながらも、同時に良い芸術的ビジョンを促進することが商売繁盛に繋がる可能性を認識している様は、めったに見られません。

ここ数年でFree-to-playビジネスモデルは拡大してきましたが、パイオニアであるNexonは、もう10年以上もFree-to-playビジネスを提供し、成功してきました。また、同社が貫いてきたビジネスモデルは、明らかに実を結びつつあります。年の初めにおけるOwen Mahoneyの代表取締役社長への就任以降、Nexonは破竹の勢いで売上や利益を伸ばし、欧米の開発会社に数多く投資をしています。

2014年度において、Nexonは当期利益において35%以上の増加を予想しています。事業の大部分は、発祥である韓国及びその他のアジア地域における同社の強さにより牽引されていますが、Mahoneyは多数の投資やパートナーシップにより、欧米への事業拡大を邁進しています。

NexonはCliff Blezinksi氏のBoss Keyの株式を取得し、元EA PhenomicチームのEnvisionとのパブリッシング契約を獲得しただけではなく、更に欧米コンテンツに注力する別のパブリッシング部門を設立しました。そのNexon XPは、来年度においてNexonグループの成長に貢献する可能性があります。

しかし、Nexonの成長以上に、Owen Mahoneyの謙虚な態度と市場に対するアプローチこそが、とてもすがすがしいと感じました。この1年で、複数のインタビューにおいて、ゲーム業界及びFree-to-playビジネスのセクターは、全体として「消費者をがっかりさせてきた」ことを、Mahoneyは認めています。

大手ゲーム会社のマネジメントが、Mahoneyがしているようにこれほど情熱的に業界のクリエイティブな側面を擁護しながらも、同時に素晴らしい芸術的ビジョンを促進することが商売繁盛に繋がる可能性を認識している様はめったに見られません。

「私は過剰に業界を批判したいわけではありませんが、ゲーム業界において財務の責任を負う私たち取締役全員が、「Money」を1番大切にし、「Heart」をないがしろにしたことにより、業界に害を与えたと考えています」と、彼は10月に実施したGamesIndustry.bizのインタビューで回答しました。

「私たちは、「Heart」を1番大切にし、「Money」は2番にする必要があると思います。それは事業戦略としても優れています。そうすることで、数多くの瑣末なものがそぎ落とされ、はるかに優れた業界になるのではないでしょうか。」

Nexonの代表ゲームタイトルである「マビノギ」、「マビノギ英雄伝」及び「メイプルストーリー」等は、欧米においてはまだ認知されてないかもしれませんが、MahoneyのアプローチとNexonのFree-to-playビジネスモデルの実績があれば、同社が欧米市場において大ヒット作を得るまで、それほど遠い未来ではないはずです。

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