日本最強クランは爆破・護衛共に「DeToNator」!「AVARST 2013 Season2 爆破・護衛 決勝トーナメント」の模様をお届け

ゲームオンは8月25日、「Alliance of Valiant Arms」において日本最強のクランを決定する「AVARST 2013 Season2 爆破・護衛 決勝トーナメント」を東京・泉ガーデンギャラリーにて開催。ここでは「護衛部門」の決勝戦、および「爆破部門」の準決勝戦・決勝戦の模様をお伝えする。

協力プレイと細かなテクニックが勝敗を左右した「護衛部門」決勝戦

会場には、本作の運営プロデューサー・井上洋一郎氏とFPS実況解説者・mejika氏が登場。MCは二代目アヴァ ブルーと大澤彩乃さんが務めた。

(左から)二代目アヴァ ブルー、大澤彩乃さん (左から)実況解説のmejika氏、運営プロデューサー・井上洋一郎氏

護衛部門を勝ち抜いたのは「DeToNator」「Exquake」の2クラン。元クラメン同士がいるということもあってか、試合前にはお互い戦意をむき出しにして挑発する場面も。

Exquake
DeToNator

まず先行となったのはDeToNatorだ。非常に早いスピードで第一ポイントまで進み、第二ポイントのギリギリ手前で戦車を停止させてリスポーンのタイミングを調整するというテクニックも見せる。最終コーナーを回ったところでExquakeが戦車を破壊するも、瞬時に修理を完了させて観客を驚かせるが、再度破壊されてしまうという一瞬も油断できない状態となっていた。

後半では、DeToNatorが相手に判断を求めたり、考えさせたりするような立ち回りでExquakeを翻弄。Exquakeは最初のコーナー付近で足止めをされ、なかなか進めなくなってしまう。しかし、かなり強引にポイントを通過したあとは一気に第二ポイントまで進行。残り時間にかなり余裕ができたため、じっくり進んでいけば十分に勝利できるだろうと思われた。

そして残り1分半ほどになると、もはやリスポーンの調整などやる暇がないほどの殲滅戦に突入。あと1回修理をすれば押し切れるかといった瀬戸際で、DeToNatorが意地を見せつけ護衛部門の優勝を勝ち取る。やっとの思いで手にした優勝に、喜びの涙を見せるメンバーの姿もあった。

クランの底力を見せつけた「爆破部門」準決勝戦

爆破部門では、まずオフライン三次予選リーグで「Loser Bracket」を進んだ「Glactic」、「Winner Bracket」の最後で敗れてしまった「DeToNator」による準決勝を実施。BO3のトーナメント形式で、勝者は「Winner Bracket」を制した新進気鋭のクラン「Requish」と決勝戦にのぞむこととなる。

このほか、決戦場所が会場中央となっているため、クランメンバーの手元までじっくりと見ながら観戦できるのも魅力の1つ。普段はなかなか目にできない光景のため、応援だけでなく熱心に操作風景を観察するユーザーもいた。

DeToNator Glactic

準決勝・決勝ステージの抽選が行われた後、さっそく準決勝がスタート。1setは「INDIA」となり、両者ともに慎重な位置取りを見せる。1RはGlacticが制するが、2RはDeToNatorが連携プレーで取り返し、6Rを終えて3-3と戦いぶりは全くの互角。攻守を交代してからの7R・8Rは、激しい攻防戦を繰り広げながらもかろうじてGlacticが勝利し、5-3へ。各個撃破されることが目立ったDeToNatorは、改めて「声を出していこう!」とメンバー同士で声をかけ合い、9Rは見事に勝ちをもぎ取る。

5-4と迫るDeToNatorだが当然Glacticも負けっぱなしではいられない。態勢を立て直したかにみえたDeToNatorを一気に突き崩し、6-4と7R先取まであと1戦に。DeToNatorも粘り強さを見せたが、最後は7-5でGlacticが勝利をおさめた。

2setは「DUAL SIGHT」。DeToNatorが上からまとめて倒すという好プレーを見せつけたほか、怒涛の攻撃力によるダブルキルと序盤から白熱した展開を予感させるものに。1R・2Rを連取したDeToNatorだったが、Glacticもしっかりと3R目を取り返す。4Rでは目の前で鉢合わせ、お互いびっくりするというハプニングがありながらもGlacticが勝ち、再び同点に。しかし5R・6RはDeToNatorが見事なプレーで4勝し、後半戦を迎える。Glacticも負けてなるものかと食らいつき、7Rを終えて4-3となるが、DeToNatorの勢いは止まらない。瞬く間に相手プレイヤーをなぎ倒し、7-3でGlacticを下した。

お互いに後がなくなった3set。ステージは新たに加わった「ASLAN」だ。最初こそ連携がかみ合わない様子をみせていたが、2set目の勢いそのままに3Rまで制したDeToNator。苦しくなったGlacticだが、じっくりと時間をかけて4Rを奪取。5Rは落としてしまうが、6Rでは3人抜きから4人目を一気にねじ伏せ、攻守を交代してからの7R・8Rも勝ち進み4-4まで詰めていく。ついに追いつかれたDeToNator。

この9Rは絶対に負けられないところだが、残り45秒からの激しい撃ち合いを勝ち、ついにGlacticが逆転へ。波に乗るGlacticだが、今度はDeToNatorが残り50秒の撃ち合いを制して5-5。11RもDeToNatorがたたみ掛けてリーチとなるが、Glacticが再び追いついて勝負は最終の13Rに突入。緊迫した雰囲気のまま、残り1分を切っても攻撃のタイミングを慎重に見定める両クラン。残り30秒となったとこでDeToNatorが電光石火の猛攻を見せ、Glacticの5人を一瞬にして倒してしまう。こうして準決勝はDeToNatorが勝者となった。

一歩も譲らない熾烈な攻防を制したのは?「爆破部門」決勝戦

決勝戦は、準決勝を勝ち抜いたDeToNator、新設ながらここまで勝ち残ったRequishで行われた。すでに予選で戦っていたものの、その際はRequishが勝利。さらに、ステージに登場する「ASLAN」は、これまでRequishが負けなしという得意場所だという。なお、今回は変則BO7式となっており、Winner Bracketを勝ち残ったRequishには2MAPのアドバンテージが与えられている。そのためRequishは2勝だが、DeToNatorは4勝しなければ優勝できない。

爆破部門の準決勝を勝利したDeToNator Requish

1setのステージは「AIRPLANE」。1Rは、クランとしての活動は日が浅いながら、他のクランを研究している様子が伺えたRequishが勝利。2Rも、1R同様にファーストキルをたたき出したのはRequishだったが、残り1分というところでDeToNatorに全滅させられてしまう。しかし、3Rでは1人も欠けることなくRequishが勝利。4Rでは、カバーの早さも見せるRequish。人数的に不利な状況へ陥っても、スナイパーによる射撃や大会でも珍しいポイントマンがいいポジショニングを披露。Requishの勝利へ非常に貢献していた。

攻守が交代となる7Rの時点では5-1と厳しい状況にあったDeToNatorだが、ここで勢いに乗せてなるものかと底力を見せる。Requishもダブルキルで応戦するが、DeToNatorの圧倒的な殲滅力にじわじわと追い込まれることに。激戦の直後にも関わらず途切れない集中力、どんな状況からも諦めない不屈の闘志を備えたDeToNatorが7-6というぎりぎりの接戦を勝利した。

2setのステージは「INDIA」。1R・2RはRequishが勝ったものの、3R・4Rはカバーに入ったメンバーすらも打ち破ったDeToNatorが取り返す。5Rではものの1分で4人を倒す強さをみせるだけでなく、報告の早さも勝利をつかむためのポイントに思えた。一方Requishも負けじと押し戻し、4-3と逆転。8Rでは激しい攻防から1対1という状態になり、場内はこれまでにない重々しい緊張感に包まれる事態も。味方が倒されても決して無駄にしないという気概を見せ、6-6で迎えた13R。フルラウンドの戦いは、Requishに軍配が上がった。

DeToNatorにとって、後がなくなった3set。ステージは「HAMMER BLOW」だ。DeToNatorの連取にも食いつき、攻めの態勢を崩さないRequish。10Rの時点で5-5と、どちらも全く譲らない。とくにRequishは細かく兵種や武器を変更しており、あらゆる状況にも耐えうるのが強さのポイントのようだ。6-5で迎えた12Rでは、リーチのDeToNatorが撃ち合いから勝利をおさめた。しかし、いくら人数が不利になろうとも諦めないRequishの姿が印象に残ったユーザーも多いだろう。

4setのステージは、Requishが非常に得意とする「ASLAN」だ。ここまでほぼフルラウンドで戦ってきた両クラン。このステージでは無敗を誇っており、あと1MAPで優勝できるRequishと、常に崖っぷちの戦いを重ねてきたDeToNator。体力・精神力が試される正念場だが、どちらも譲る様子は一切ない。そんな中、勝利をおさめたのはDeToNatorだ。こうしてアドバンテージがあったにも関わらず、勝負の行方は5setまで持ち越しに。ステージは「CANNON」だ。ここまでくるともはや技術的な差は感じられず、ただただ勝利への執念がぶつかり合うように感じられた。1R先取しても、すぐに取り返される大接戦。6-6と勝負は最後の最後まで拮抗し、ほんのわずかな差で優勝を獲得したのはDeToNatorとなった。

772クランを制し、日本最強を手にしたのは「DeToNator」

表彰式では、両部門の優勝クランには賞金30万円と賞状、準優勝クランには賞金15万円と賞状が贈呈された。また、爆破部門の優勝クランであるDeToNatorには、10月31日~11月4日にルーマニア・ブカレストで開催決定した「IeSF国際大会」の出場権もおくられる。本大会以上に長時間に及ぶ過酷な戦いが予想されるが、ぜひとも優勝を目指してほしい。

護衛部門・準優勝のExquake 爆破部門・準優勝のRequish
護衛部門、爆破部門ともに優勝に輝いたDeToNator

井上氏は、これまで最強といわれていたクラン・DeToNatorをここまでおびやかすクランの登場に対し、今後がとても楽しみだとコメント。惜しくも準優勝となったクランがどれだけ成長するかに期待を寄せていた。また爆破部門だけでなく、非常に素晴らしい戦いをみせた護衛部門を今後もさらに展開させていきたいという。

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