【G-STAR 2011】「ギルドウォーズ2」プレイヤーの行動がワールドのすべてに影響する…。ゲーム全体の25%が水中戦闘!?「2011 NCSOFT G-STAR PREMIERE」レポートその2

韓国NCSOFTは、11月8日に韓国・ソウル特別市の本社内会場において、「2011 NCSOFT G-STAR PREMIERE」を開催、本記事では「ギルドウォーズ2」の情報をお伝えする。

「ギルドウォーズ2」

公開されたムービーから読み取れたのは、前作より禍々しく描き込まれたモンスターや、新たな種族などが登場するスケールの大きいファンタジーが舞台となる様子。開発会社「ARENANET」の「マイク・オブライアン」氏は、「ギルドウォーズ」の歴史について、なぜギルドウォーズがオンラインゲームの世界にに変革をもたらしたのか、ARENANETを立ち上げたのは、ユーザーへのイノベーションをするためだと語った。これからもゲームをプレイしているユーザーが何を求めているのか、新しい方向性を目指しているとの模索していくとのことだ。

本作では前作とRPGを融合し、協力して戦闘をする楽しみを見いだせるゲームデザインを確立している。カードゲームのエッセンスを受け継いだ本作は、スキルの組み合わせと、ストーリーテリングも楽しみながら、ワールドを変化させる変革をもたらしていく。シリーズを続けていくのか、変化させていくのか、本当にMMORPGとは一体何なのかを求めながら、本当のワールドの意味を表現できたとマイク・オブライアン氏は話した。

従来のオンラインゲームではクエスト中心のシステムが多く、ワールドは自分がオンライン上で未来を開拓、変化させていくと思い、自分が求めるとおりになぜワールドを変革できないのかを疑問だったとマイク・オブライアン氏は話した。クエストをこなしNPCを救っても、またリセットされて…という理不尽さをとても疑問に思っていたそうだ。クエストの矛盾と理不尽、オンラインゲーム内でソーシャルなコンテンツを遊びたい、自分がその状況について行動の選択をすることができるのが本作の1番の特徴とのこと。

ゲーム内のキャラクターを助けたり、見放したり…と、自身の行動に伴ってその後の状況が変わっていく。クエストがそもそも無く、そこにはダイナミックなイベントが多数挿入されるという。また、ストーリーテリングを強化し、シングルプレイヤーの最高峰を目指し、最高のMMORPGであれば最高のRPGでなければならないと開発会社「ARENANET」は考えている。本作のストーリーラインは自分の行動で他の要素に影響を及ぼす。自分の選択によってその後のストーリーも変わっていく。敵を殺すのか、生かすのか。敵を生かして仲間にするのか、リーダーを殺害して自分がその集団に君臨するのか、自由に選択可能だ。

ゲームスタート時には、5つの種族が使える。本作は前作から歴史として250年経っている。職業はは7つ、カスタマイズももちろん可能。自分のプロフィールを選択し、選んだタイプでストーリーも変化していき、大まかには15のストーリーが存在するらしい。ややノンターゲティング方式で敵をクリックしなくても攻撃が可能。動きながらスキル発動可。回避中もスキル実行可能。元素を操ることができるクラスが実装される。

また、立ち絵でのストーリーが展開し、グラフィックはコンセプトアートを活かした、雨や風、舞い散る木の葉なども臨場感がある描写が特徴。クエストが存在しないのでNPCをクリックして行動を依頼することもなく、その状況によっていろいろな行動を選択できる。巨大なレイドボスもかなりの迫力。パーティーを組む必要がなく、NPCが周囲に豊富にいるので問題ないそう。自分の行動でワールドの状況も変わっていく。

さらに、数千のできごとが同時にワールドで実行されている。武器によって攻撃方法も変化。商人や施設も解放すれば(NPCが死亡していなければ)利用することもできる。また、大きな特徴の1つとして、水中で自由に動くことができ、息継ぎも必要なく、陸上と同じように戦闘できる。ゲーム全体の25%が水中戦闘で、敵に偽装して作戦を遂行することもできる。最後にレベル65で出会えるボスモンスターもデモ、複数のNPCが参戦、ボス級にはさまざまマップギミックを利用して攻撃もできる。ボスを倒せば巨大な宝箱から報酬がゲットできる。

「2011 NCSOFT G-STAR PREMIERE」を終えて

本プレミアを終え、「ギルドウォーズ2」について、開発会社「ARENANET」に質疑応答形式でお話を聞くことができたので紹介しよう。

――行動次第でストーリーが変わるが、キャラクターメイキングなどでどのように変わっていくのか?

ARENANET:キャラクター選択だけではなく、レベルアップの過程でも変化し、さらに分岐点が存在し、どのルートを選んだかによっても変わっていきます。

――分岐を放っておくと新たなストーリーが生まれるのか?

ARENANET:放置をすれば全て状況は進行し(ドラゴンに襲われた村が滅ぼされてしまう、など)、その上でさらに新たにストーリーライン(廃墟から復興するなど)が生まれます。

――アートワークについて

ARENANET:多くの要素を前作から受け継ぎ、さらに前作では表現できなかったデザイン性を実現しました。エンジンもパワーアップしていますし、すべてのグラフィックは大きな一枚の絵と考えてください。

――前作で表現できなかったこととは?

ARENANET:キャラクターレンダリング、ポリゴン数のパワーアップ。カスタマイズの選択できる種類が増加しています。雨や霧、稲妻など自然環境の変化の描写、水中戦闘での効果などすべての要素において前作を凌いでいると思われます。

――水中戦の魅力や遊び方は?

ARENANET:最初に本作を作るときにワールドを広げたかったことがあり、水中戦を開発しました。水中でしか発動できないスキルもあります。水中戦ならではの遊び方としては、変化するスキルで水中ならではの戦闘を楽しんでほしいです。

――空中戦も用意している?

ARENANET:今はまだ開発はしていません。

――パーティープレイについて

ARENANET:本作ではパーティープレイ推奨で、モンスター討伐後には、全員に同じ報酬が与えられます。また、NPCは一定の場所に到達すれば自動で登場します。特別な操作はいりません。ゲームに参加しているメンバーのリストは現在は導入しておらず、周辺にどんなプレイヤーがいるか分からなくても十分に楽しめるシステムになっています。ただ、パーティーを任意で組むことも可能です。ダウンしているNPCはレーダーに反応したり、HPが低下しているNPCはボイスで助けを呼ぶこともあるので、楽しみ方は無限大になるかと思います。

――PvPの見所について

ARENANET:プレイヤーの能力に応じて変化する結果が魅力です。感覚としてはFPSゲームなどのeスポーツに近いかもしれません。ワールドPvPでは投石機やギミックを利用可能で、戦略的に戦うことが可能です。

――ありがとうございました。

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