シールオンライン、新職業の誕生秘話とイメージを公開

WeMade Onlineは、「シールオンライン」において、新職業の誕生秘話とイメージを公開した。

新規職業「○○」誕生秘話

時はシィルツ帝国265年・・・遠い昔に遡り、その話は始まる。

どこで生まれたのか、その出生は分からない一人の少年の出現により、シィルツがざわめきだした。長い間、外部からの侵入がなかったため、その少年に対する関心は並々ならぬものであった。

それだけではない。少年を連れてきたジプシーによると、この少年は、見たこともないような素晴らしい狩猟の技を持つという。その姿を見たジプシーが、これほどの技を持ちながら、人目に触れずにいるのはもったいないと、わざわざ街まで連れてきたのである。

見たこともない狩猟テクニックとは一体どんなものなのか・・・
気になりだした街の人々が少年の周りに集まってきた。
しかし、少年はそんな街の人々の期待とは裏腹に、平然とした顔で全く気にする様子もない。終始、冷ややかな表情で街の人々を見返した。そんな少年の生意気な態度に周囲は腹を立て、その中の1人がジプシーを罵倒した。

「おい、ジプシー！どこの馬の骨とも知れないガキを連れてきて、どう始末をつける気だ！？
　こんなクソ生意気なガキが、どんな技を持ってるって言うんだよ！」

「ちょ、ちょっと待ってくれ！ホントなんだ！俺がこの目ではっきり見たんだ！
　おい、君！あの技をちょっと見せてやってくれよ。な？
　このままだと俺まで街を追い出されちまう！」

ジプシーの必死の頼みに、めんどくさそうな表情で、ノロノロと立ち上がった少年。
ズボンについたほこりをパンパンとはたくと、ポケットの中から石を一つ取り出した。

「一回しか見せないからね。」

自信満々に一言そう言うと、目の前の川まで行き、一箇所をじっと見つめ始めた。その時！見つめる先に、一匹の小さな魚が水面を飛び跳ねた。少年はその一瞬を見逃さず、すかさず石を投げ、魚の腹に正確に命中させた。誰もが唖然とする中、安堵の表情のジプシーが周りを見渡し、ふふっと笑った。

「な・・・なんだ・・・武器もなしに石だけで狩るとは・・・」

ジプシーの言葉は本当だった。

こうして、街の人々に認められた少年は、シィルツに留まることになった。
時間が経つにつれ、シィルツ帝国にも慣れ、街の人々とも自然に触れ合うこととなり、やがてシィルツ帝国の一員となった。

とりわけ少年を可愛がっていた鍛冶士の1人が、彼のために狩猟道具を作り、彼は鳥銃（ぱちんこ）を使うようになった。さらに魔法士の1人が魔法の力を与え、魔法攻撃もできるようになり、剣士が剣のオーラを伝授し、魔法と打撃力を兼ね備えたより強力な狩猟ができるようになった。

シィルツ大陸7番目の職業の誕生である。

ちょっと生意気だけど、その実力は折り紙付きの特に名を秘す新規職業「○○」、今、新規職業と共にシィルツの時間が再び動き出す・・・