艦隊これくしょん -艦これ- 合う人には良作、合わない人には駄作と評価される

【良い点】
・良質なグラフィックやフルボイスによるキャラクター性
・細かい史実に基づくネタが挟まれるマニアにはたまらない演出
・良好で場面を盛り上げてくれるBGM
・深い仕様やシステムによるやりこみ要素

【悪い点】
・やはり、いわゆる「萌え」を前面に出した万人には推しにくいつくり
・前述のとおり「萌え」を前面に出しているにも関わらず、ゲーム性は非常に硬派で人を選ぶ

【補足】
良くやり玉にあげられる「運ゲー」という点について。
このゲームでは何においても「確実に」という仕様が少なく、
戦闘でも何でも基本的にはどれだけ強化しても運が悪ければ負け、運が良ければあっさり勝てる。
また、建造というキャラクターを入手する手段についても、同じく運の要素が絡む。

ただし、勘違いされがちな点は、「萌え」を前面に出したゲームデザインと、
驚くほど蔓延した人気によるゲーム性。

良い点・悪い点の項でも軽く触れたが、このゲームは非常にマニアックで人を選ぶ硬派なゲームとなる。
チュートリアル的なものはあるものの、
基本的に隠された仕様やシステムがとてつもなく多いため、それらをある程度把握してゲームを進めて行かないと確実に積む、シビアなゲーム性となっている。
良く「ただの運ゲーでゲーム性のかけらもない」「運がすべて」などと揶揄されはするが、
情報サイトなどにあるシステムなどを解説した膨大な情報量を見ればわかるとおり、
様々な仕様を理解し、対策し、運用し、初めてこのゲームを楽しむことのできるようになっている。
このゲームは、事前に情報収集をしっかりとして、資源やキャラクターのレベル上げ、装備の開発などの準備を怠らずに運用して行くことが「前提」となっている。

以上のような仕様を理解しないままプレイが出来るほど親切なゲームではなく、
明らかに人気に反してシビアすぎるゲーム性は結果として多くの批判者を生み出した。

とはいえ、誤解なきように言っておくと、「運が全て」という点は全く正しい。
どれだけ準備をしようが運が悪ければ結果上手くいかないこともある。
それも含めて、このゲームを楽しめるかどうか、自分に合うかどうか、それはプレイヤー次第となる。