ソウルソードのレビュー・評価完全なる札束ビンタ&弱者虐殺ゲーム

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【良い点】
ゲームシステムは非常によく出来ております。
兵種・スキル・AI設定・陣形・行動順・等々を考慮して軍団を組み上げる事により、
自動戦闘でありながら、他の戦術級ブラゲーには無い奥深さが味わえます。

前述の通り、戦闘そのものは全くの自動戦闘であり
「それじゃよくある運任せ放置ブラゲの典型じゃねーか」
と思われる方も居るでしょうが、
自動戦闘という形が即座に幼稚さを意味する訳ではない事は
カルネージハート等の構築系ゲームをご存知の方であれば既にご承知の通りです。
奥深い自動戦闘というものもあるのです。
このゲームは、それを体現する数少ないゲームだと言えるでしょう。

【悪い点】
しかし、残念ながら悪質低劣なマネタイズにより
コンテンツ全体として評価した場合は、ゴミ以下の産業廃棄物と言わざるを得ません。

まず、このゲームのユニットは「英雄カード」という形で提供されるのですが、
これが等級1から5まで用意されております。(1が低い側、5が高い側です)
さて、現代の一般的な感覚からすると、
この1~5のうち、どの等級までがゲームプレイによりゲーム内で入手可能でしょうか?
古い人間である私には最早現代の常識など理解できませんが、
まぁ、「最上級である5を除いて4まで」とか
もしくは、「中級にあたる3まで」であるとか
色々な考え方があると思われます。

では、このゲームに於いてはどうか。
「ゲーム内リソースの運用によって入手可能な等級は(原則として)最下級の1のみ」
これがこのゲームの形です。
2以上を望むなら、リアルマネーでガチャを回すしかありません。
しかもこのご時世に、堂々とコンプガチャ方式という開き直りぶり。
論外です。流石にやってられません。

ここまでが、タイトルにも書いた「札束ビンタ」の部分ですね。
そうなると、残りの「弱者虐殺」とはどういう事か?
これは簡単です。
リアルマネーで自分の軍団を強化し、それをやっていない弱者の軍団を蹂躙する事で
ゲーム内リソースが多く獲得できる仕組みになっています。
領地侵略・アリーナ・コロシアム・といった経路で対人戦が行われますが、
このいずれも「弱者を徹底的にカモる事」が最大効率を生み出すよう設計されています。
こうした経路により、リアルマネーをゲーム内リソースに変換する事が出来るわけです。

つまる所、ゲーム内で努力する事により得られる物というのが何も存在せず、
全てがリアルマネーに立脚している、というのがこのゲームの基本構造です。
「ゲームプレイ+付加要素としての課金」
ではなく、
「課金+付加要素としてのゲームプレイ」
正に、現代のソシャゲ・ブラゲの申し子とも言うべき形です。
ゲームに於けるゲームプレイなんぞ、只のおまけなんですよ。(名言)

【総評】
私はあくまでゲームをプレイしたいと思っておりますので、
こういった形のものは必要ありません。
お疲れ様でした。

そもそも、金で勝利を掴んだとして、それに一体何の意味があるのか…
ゲームシステムだけ見れば非常によく出来ていただけに、残念でなりません。

評価

総合評価 2.17
システム 5.00
グラフィック 2.00
サウンド 3.00
イベント 1.00
料金 1.00
運営管理 1.00

投稿者情報

投稿者 delos(1)
プレイ期間 1ヶ月未満
状態 引退
投稿日 2013年6月15日
更新日 2013年6月15日

ソウルソードサービス終了

本レビューは2013年6月15日に投稿、2013年6月15日に更新され、現状と異なる場合があります。また、ユーザーの投稿をそのまま表示しているため誤った情報が掲載されている場合があります。ご自身の責任においてご利用下さい。

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