ファンタシースターオンライン2 どうみてもPSU2

1時代を築いたMOであるファンタシースターオンライン（PSO）。
その続編だと思われたファンタシースターユニバース（PSU）の
あまりといえばあまりの出来に涙したファンが待ち望んだ、
「PSOの続編」だ！…と期待したファンをまた涙させるMO。

PSUにて
あれほど不評だったプレイヤー置いてきぼりで寒い展開と
稚拙な演出の人形劇（実機ムービー）が健在！
無駄に広くてマップも表示されず移動が冗長なロビー！
直感的に分かりづらく、普段から使う機能ですら
目的の操作をするためのクリックorボタン押下数が他のゲームに
比べて多くてイラっとするインターフェース！
サーバー（シップ）内に無駄に多いチャンネル（ブロック）！
まったく無意味な組み合わせが依然として存在する種族と職業！
ランダム生成だけどすぐにパーツを見慣れる上に無駄に広いダンジョン内！
通常攻撃？スキルが撃てない時のつなぎです的な戦闘バランス！
散発的に涌き、まとめて一掃する爽快感が得にくい敵の涌き方！
などなどPSUで感じた雰囲気を濃く受け継いでおり、「PSOの続編」としては論外。

課金具合もひどく、トレード（1対1の取引）が有料コンテンツです。
（それも単体ではなくほかの機能との抱き合わせ販売のみ）
…これだけで課金の占める割合が想像できると思うので以下省略。

ただPSO2ならではのシステムとしてマルチパーティーエリアという
最大4パーティー（12人）が同一エリアでプレイするエリアがある。
ボスがいるマルチパーティーエリアはかなり楽しい。

究極のキャラクタークリエイト…ねぇ…

顔パーツに関してはタワーオブアイオンの方が細かく作りこめる。
作成画面でデキがよくてもプレイ中はそもそもクオリティが
落とされてるのと光源の違いなどで意図した表示にならない。

人間系の顔は作りこみがあるけどロボ顔は目を大きくとか
パーツを伸ばしたりとかそういう細かい調整は一切できない。

もっと頑張って欲しかったTPSモード（肩越し視点）

まずこのゲームにはロックオンという機能がある。
自動照準＋照準が合う位置が弱点である場合が多く
わざわざTPSモードにして手動で弱点狙い撃つ必要がない。
…当初は遠くから弾撃つだけ～という単調になりがちな
レンジャー系に「弱点を狙い撃つ」という、近接系とは違った
要素を取り入れたのかと思えば…そんなことはなくただの趣味機能だった。
そもそもレンジャーには撃った部位が弱点になるスキルがある。
しかもレティクルから着弾位置が微妙にズレてるし、ガチな
FPSでもないのに反動がありレティクルが跳ね上がるアホ仕様。
超SF世界で現代的なリアリティ発揮する必要があるのかと。
まぁランチャーを地面に着弾させて爆風を当てるのには使いやすい。

PSOらしい要素といえば周回だが…

だから同じマップを延々とやらせとけば満足だろと
思ってるんじゃないかと勘ぐるほど初期から同じマップ周回を
強制され、作業感がすごい。
ランダム生成で、インタラプトイベントとかがあるから完全に
同一な作業にはならないものの、マップの無駄な広さとあいまって
イベントというより「作業の邪魔」と感じてしまう。
なんというか、
「目的達成のために周回する」のではなく
「周回のために目的が設定されている」感じがする。