meet-me コミュニティサービスとしての方向性に迷い？

2008年3月にオープンした、東京23区を再現したコミュニティサービス。
しかし、現在はコミュニティのための機能よりもアクションゲームの開発が優先されているようで、チャット機能などの利便性向上は遅れている。

さまざまなランドマークが再現されているが、さすがに中心部から離れるとだだっぴろい平地が続いている。
会員数は現在も増加しているが、一人のユーザーが複数のアカウントを持つという問題も指摘されている。
それは、ある面、サービスに人気があるということの現れである。

人気の理由に頻繁なイベントの開催があるといえる。
スポンサーの協力もあると思うが、これほど大規模なイベントが催されているのは、このサービスならではの事だろう。
イベント中の雰囲気は必ずしもよいとはいえないものの、（人口が多くなれば荒らす人間もいる。）
リアルと関連づけたイベントを定期的に開催できているのは、やはり、運営の努力だろう。
ただし、イベント中のアクセス数に耐え切れないのか、ゲームになんらかの弊害が出ることもしばしばあり、強制終了、操作の低速化が発生する。

遊びの種類は多く、いろんな方法で、仮想通貨である「ココア」を手に入れることができるのは嬉しい。
しかし、特定のアイテムを欲しがりだすと、膨大な時間と運を消費しなければならず、遊びではなく作業をすることになる。
そのような部分において、コミュニケーションサービスやメタバースというよりかは、どちらかといえば、ネットゲームやアクションゲームと表現した方が適当であるといえる。
現在はどちらかといえば、そちらの側面の方が強い。

もちろん、あくまでも先にメタバースとしてつくられているので、他のネットゲームに疲れたときにやってみると新鮮に感じるだろう。