【NHN Japan MEDIA TOUR】オン・オフどちらのコミュニケーションも大事にしたい。創造する原動力はどこに?NHN Corporation「グリーンファクトリー」を訪問

NHN Japanは、7月21日~23日まで韓国・盆唐において、報道関係者・メディア向けにNHN Corporation本社「グリーンファクトリー」を巡る「NHN Japan MEDIA TOUR」を実施した。

NHN Japan主催の「NHN Japan MEDIA TOUR」は、韓国・盆唐にあるNHN Corporation本社「グリーンファクトリー」を巡る会社訪問ツアーである。

高級住宅地とビジネス街が融合した韓国・盆唐は、比較的新しい街並みと、現在も次々と施設が建築されている新興タウンだ。

もともと住宅地に建てるため、住民と綿密な打ち合わせをしながら建設されたNHN Corporation本社「グリーンファクトリー」は、巨大な「グリーン(NAVER)カラー」をメインとしており、業務スペースはもちろんのこと、カフェや社員食堂、コンビニエンスストアや銀行ATM、保健室なども内包しており、社員でなくても利用できるスペースや図書館も完備する。

初日となる7月21日は、オリエンテーションの後に、実際に各フロアを訪問することができたので、少しでも「社員」になった気持ちになってもらえたら嬉しい。

27F&社員食堂

広くて気持ちいい社員食堂では、ヘルシーな食事が随時提供される。もちろん韓国料理も種類は豊富で、特に残業などで体調を崩しがちな戦士たちにはもってこいの食堂である。

また景色がすばらしい27Fには社長室や重役室ではなく、社員のために会議室が作られている。このビル全体には日光の動きによって自動で開閉するルーバーが設置されており、景色を楽しみながら直射日光をさえぎることができる工夫が施されている。近々バージョンアップされたルーバーが登場するとか??

22F「業務スペース」

天井が高く、開放感あふれるレイアウトと、作業に没入できるようにある程度のパーソナルスペースも確保したという「業務スペース」ではたくさんの社員が働いている。舞い上がる埃を考慮した床と、空調は下部から出るようになっている。

また、約3ヶ月で組織変更を行うことがあるというNHN Corporationでは、レイアウト変更の際、どうしてもOA機器の場所に困ってしまうことから、OA機器をまとめて可動式に改造している。

さらに「Hive」と呼ばれるみんなが集える場所を、社員がかならず通らなければならない場所に設置、さまざまなデザインのHiveが用意され、訪問した当日は社員同士で誕生日を祝っていたぞ(勤務時間中に)。

デスクワークで運動不足の人のために階段にオシャレなイラストを施したり、ストレッチの仕方をイラストで壁に直接描いたりと、随所にアイディアが盛り込まれているのにオドロキだ。

トイレで歯を磨くのがイヤ!という女性社員の意見をもとに「歯磨き場」も設置。韓国では歯を磨く音を「CHIKA CHIKA」というらしく、CHIKA CHIKAROOMにみんなの歯ブラシがならんでいたぞ。

SUPPORT 16

ここのフロアでは業務に関する配達物や、文房具などすべてのものがここで入手できる。また、パソコンの修理や設定などをしてくれるPCヘルプデスク、コンサルティングルーム、銀行ATM、医師が常駐する医務室などとにかく会社で困ったらここに駆け込めば解決できる嬉しい場所だ。

ちなみに医務室の木材はこのビルで一番良いものを使っているそうだ。やっぱり体は資本です!

4F「GREEN CAFE」

公園をモチーフにしたという「GREEN CAFE」は、エレベータホールに降り立ったとたん、ひのきの香りが漂ってくる。このフロアは全体にひのきの木材を利用しており、いつでも温泉に来たようなリラックス感を味わうことができる。

さまざまな種類のコーヒーが飲めるカフェ、コンビニエンスストア「Family Mart」、自販機やシャワー室など、気分転換をするために施設がそろっている。ここのカフェでは1日2500杯ほどのコーヒーが売れるといい、その理由として、社員が社員にコーヒーをおごるという韓国の風習があげられた。みんなで揃ってお茶をするのである。うらやましい…。

ただ大量にコーヒーが出るということはそれだけカップが使われるとうこと。それはエコに反するということで社員全員にマグカップを進呈した、があまり使わない社員が多く、「洗うのが面倒くさい」ということで、なんとマグカップを洗う場所も増設されたというのだ。もちろん手を洗ったりしてもオーケーだが、社員の声はしっかり反映するのだと、感心してしまった。

また、カフェの横には新規端末やPCを実機で触れるコーナーや、リサイクル素材でできた机や椅子のコーナーや外テラスも完備、ここまで来るともはや会社には見えない…。夕日が降り注ぐ午後に訪問したのだが、たくさんの社員でにぎわっていたぞ。

2F「オープンギャラリー」

小さなギャラリーになっている2Fのスペースには、展覧会などが随時開催、当日は日本でも話題になっている「TERA」の原画展が開催されていた。また社員の中で「TERA」キャラクターの人気投票も行われていた。

1・2F「図書館」「NHN STORE」

「図書館」「NHN STORE」は社員はもちろん、一般の人もいつでも無料で利用でき、地元の学生やほかの企業の社員など、たくさんの人が利用していた。図書館の蔵書は約2万冊を超え、入手が困難なデザイン・IT関連の書籍も保管されている。

また社員おススメの書籍、NHNが出版している書籍を紹介しているコーナーも設置している。

NHN STOREでは、オリジナルグッズの販売をしており、消しゴムや鉛筆などの文房具から、Tシャツやオリジナルキャラクターのぬいぐるみなどバリエーションも豊富に取り扱っている。

NHNの創造する力を生み出す「グリーンファクトリー」

内外のコミュニケーションを大事にするというNHN Corporation「グリーンファクトリー」。全体に張り巡らされた気持ちよくコミュニケーションを取るための工夫が、まるでアトラクションのようなデザインで統一されていた。

このようなアイディアの詰まった会社は、日本にはまだまだ少ない。どうしても「サボっている」「真剣ではない」といった見方をされてしまうことが多い。何かを生み出す仕事の大変さを、気持ちよく気分転換したり、さまざまな考えの社員と情報を交換しながら毎日仕事をできる、これからの企業の明るい方向性をこの「グリーンファクトリー」に垣間見た気がする。

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