【第3回秋葉原PCゲームフェスタ】「スペシャルフォースゴールデンカップ2011」開催！「スペシャルフォース」の未来を担うプロゲーマーも誕生

ドスパラは、2011年4月29日～5月5日、「ベルサール秋葉原」にて「第3回秋葉原PCゲームフェスタ Powered by Galleria」を開催、4月30日のB1FステージイベントとしてNHN Japanによる「スペシャルフォースゴールデンカップ2011」が開催された。

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NHN Japanでは、同社のゲームポータルサイト「ハンゲーム」にてサービス中の人気オンラインFPS「スペシャルフォース」のオフラインイベント「スペシャルフォースゴールデンカップ2011」を、4月30日にベルサール秋葉原の地下1Fで開催。詰めかけた多くのファンで盛り上がった白熱の準決勝～決勝大会の模様をさっそくお届けしよう。

同大会は、今年2月に開催された「スペシャルフォースリーグ2011冬」と、4月16、17日の両日に予選が行われた「スペシャルフォースリーグ2011 春」の2大会を勝ち上がってきた上位4クランが、日本最強クランの座を賭けて戦う決勝トーナメント。計274クランの頂点を決する戦いを一目見ようと、メインイベントステージは開場と同時に多くのファンが駆けつけ、大会開始前から熱気に包まれていた。

「スペシャルフォース」初のプロゲーマーが誕生！

大会開始前には、「スペシャルフォース」佐野亘プロデューサーから、同タイトルにおけるプロゲーマー制度の導入が発表された。今回初のプロゲーマーとして契約したのは、「スペシャルフォース」トッププレイヤーであるTakahashi“SpyGear”Kei（タカハシ“スパイギア”ケイ）選手と、 Araki“Yuti”Yusuke（アラキ“ユチ”ユウスケ）選手の2名。

2人をスカウトした経緯について佐野プロデューサーは、「プレイヤーとしての技量はもちろんのこと、ゲームへの熱意やカリスマ性も考慮し、今回契約をお願いした」と述べ、これからの活躍に大きな期待を込めていることを明かした。「スペシャルフォース」としては日本初の公認プロゲーマーとなるお二人だが、今後はさまざまな大会やイベントへの参加に加え、ブログ運営やコラムの執筆なども意欲的に行うとのことだ。お二人の今後の活躍にも注目したい。

大番狂わせは起こるのか？！　激闘の準決勝トーナメント、ここに開幕！

トーナメントに参加するクランは「UHS Athlete」、「Emotive Moment」、「vouLus」、「STD Gaming」の4チーム。このうち「UHS Athlete」は、先述の公認プロゲーマーの二人が参加する今大会屈指の強豪だ。他の3クランがこの「UHS Athlete」をいかに攻略するかが今大会最大の見所といえる。

準決勝のルールは2010年世界大会と同じ5対5のチームマッチで、4人がアサルトライフル、ひとりはスナイパーライフルを使用して行われる。前半戦と後半戦それぞれ7ラウンドを戦い、前半戦終了時にレッドチーム（攻撃側）とブルーチーム（防衛側）が交代。8ラウンド先取したクランが決勝進出となる。

準決勝1回戦目

UHS Athlete VS. Emotive Moment
マップ「Desert Camp」

Desert Campは見とおせるポイントが多く、展開が早くなりやすいとの佐野プロデューサーからのコメントどおり、マップ中央部へのグレネード合戦から両クランとも相手陣地へガンガン攻めこむスピーディーな戦いとなった。1ラウンド目は「Emotive Moment」が奪取したものの、以降は「UHS Athlete」が次々にラウンドを制し、最終的には8対3の圧勝。「UHS Athlete」が下馬評通りの強さを見せつけ決勝進出をモノにした。


[6m]	[7m]	[8m]

準決勝2回戦目

vouLus VS. STD Gaming
マップ「Desert Camp」

結成して日が浅いながらも、非公式大会では「UHS Athlete」を打ち負かした実績を持つ「vouLus」と、安定した実力で昨夏の大会でも上位進出を果たしている「STD Gaming」との対戦。戦況を見極めるように静かに戦い進める「STD Gaming」に対し、「vouLus」は互いに声を掛け合って、テンションを高めながら戦うという対照的なバトルとなった。前半戦は気合い十分の「vouLus」が5対2と大きくリードして終了。後半戦では「STD Gaming」が着実に盛り返すが、先に許したリードが最後まで尾を引き、8対6で「vouLus」が決勝への切符を手にした。


[9m]	[10m]	[11m]

皆が待ちわびた決勝戦！苛烈なバトルを制して、日本一となるクランはどっちだ？！「決勝戦」

UHS Athlete VS. vouLus
マップ
1.「Missile」
2.「Satellite」
3.「train」

決勝戦は3マップが用意され、各マップの前後半通じて8ラウンド先取したクランがそのマップの勝者となるルール。先に2勝を挙げたクランが優勝だ。

図らずも今大会不動の大本命とダークホースの対決になった決勝戦。1マップ目の「Missile」は、序盤から激しい攻防が繰り広げられ、両クランとも一歩も引かぬ互角の展開で前半戦を終える。後半も気合い十分の「vouLus」が健闘を見せ会場を大いに湧かせるが、「UHS Athlete」が徐々にペースをつかみ始めると、そこからは一気にラウンドを奪取して差を広げ、8対5でまずは「UHS Athlete」が1勝目を手にした。

2マップ目の「Satellite」では、「vouLus」が序盤から果敢な攻めを見せる。しかし、「UHS Athlete」が冷静にさばいて返り討ちに仕留め、5対2と大きくリードを広げて前半戦終了。後半戦ではもはや後がない「vouLus」が5人全員で強襲する奇策で2ラウンド連続奪取し、猛然と追い込みをかける。これで流れが逆転するかと思われたが、そこは公認プロゲーマーを擁する百戦錬磨の「UHS Athlete」。相手の策にもペースを崩されることなく堅実な戦いぶりで再びペースを掌握し、終わってみれば8対4の完勝で実力の差を見せつける結果となった。この結果により「スペシャルフォース」2011年上半期の日本最強クランは「UHS Athlete」に決定した。