革新性に溢れたゲーミングギア「Arctis Nova Pro」&「Apex Pro Mini」が登場!「SteelSeries」新製品発表会レポート

スティールシリーズジャパンは、新たなゲーミングギア「Arctis Nova Pro」と「Apex Pro Mini」の発表会を、本日7月26日に東京・THE CORE KITCHEN/SPACEで開催した。

ナンバーワンの座を維持するには、ソフトウェアの開発が必要

発表会には、まずスティールシリーズCEOのエティシャン・ラバーニ氏と、スティールシリーズVPのディクソン・リー氏が登壇した。

エティシャン・ラバーニ氏 ディクソン・リー氏

「ゲーマーの体験を素晴らしいものにする」ことを信念掲げるラバーニ氏は、初のゲーミングヘッドセットやメカニカルキーボードなど、スティールシリーズが常に革新性を求めて製品をリリースとしてきたことをアピール。

現在、もっともユーザーから支持されたeスポーツブランドであり、スティールシリーズの製品を使用した多くのプロチームが、輝かしい結果を残してきたという。

日本での「REJECT」「FOR7」を始め、世界各国のプロチームとパートナーシップを結んでおり、最高のゲーミングギアを生み出すため、共に製品開発を行っているという。
その一方で、ナンバーワンの座を維持するにはハードウェアだけではなく最新のソフトウェアも提供する必要があるとも考え、生み出されたのがスティールシリーズを統合したプラットフォームである「SteelSeries GG」だ。今回新たにリリースされる世界初のゲーム向けパラメトリックイコライザー「Sonar Audio Software Suite」をはじめ、「SteelSeries GG」は進化を続けていくと語っていた。

「Arctis」シリーズを発展させたゲーミングヘッドセット「Arctis Nova Pro」

その後には、スティールシリーズジャパン カントリーマネージャーの石井 靖人氏が登壇し、製品の詳細な説明が行われた。

石井 靖人氏

最初に発表されたのが、ゲーミングヘッドセット「Arctis Nova Pro」だ。「Arctis」シリーズが2016年に発売されて以降、「銃声や足音が聞こえにくい」「コンソール機でも使用したい」「バッテリー残量が気になる」といった、よりよい製品を発売するためリサーチした様々な意見の解決を図る形で開発が行われた。

大きな特徴となるのが、AIを搭載した「ClearCast Gen2マイク」により高度なノイズキャンセリング機能。キーボード音や冷却ファンの音を消し去る、ゲームに特化したノイズキャンセルが採用されており、双方向マイクによってノイズを相殺し、クリアで自然なサウンドが表現される。

また音質に関しては、コンポーネントをすべて見直しつつ、パラメトリックイコライザ機能「Sonar Audio Software Suite」への対応によって、従来のヘッドセットとは一線を画すサウンド没入感が提供されるという。

「Sonar Audio Software Suite」の詳細については、石井氏によると「詳しく説明すると丸2時間はかかる」ということで割愛されたが、ミキサー機能やイコライザー、ノイズキャンセリングの細かな項目などをカスタマイズし、プレイヤーが個々のゲームに最適化したサウンド体験ができるようだ。

有線と無線の2種類のモデルが用意され、共に新型DACアンプ「GameDAC Gen2」との接続が可能。より高品質なサウンドが提供されるのに加えて、「GameDAC Gen2」がハブの役割を果たすことで、PCだけではなくPlayStation5やNintendo Switchといったコンソール機に、ボタン一つで瞬時にプラットフォームを切り替えることが可能となっている。

また、無線モデルである「Arctis Nova Pro Wireless」には、あらかじめ2つのバッテリーが同梱される。バッテリーは付属の「Base Station」で充電が可能で、ヘッドセット本体側のバッテリーが切れた際には、「Base Station」のバッテリーと入れ替えることで、継続して使用することができるようになっている。

「Arctis Nova Pro Wireless」は、「Quantum 2.0 Wireless」にも対応しており、独自の低遅延2.4Ghzワイヤレス接続と低電力のBluetooth5.0との同時接続が可能。PCやコンソール機に接続しながら、スマートフォンとも接続しDiscordやLineで通話する……といった使い方も可能だ。

本日7月26日から予約受付が開始。8月5日発売の有線モデル「Arctis Nova Pro」が38,470円(税込)、9月2日発売の無線モデル「Arctis Nova Pro Wireless」が56,070円(税込)となっている(価格は共に参考価格)。

世界最速の応答時間を誇るキーボード「Apex Pro Mini」

もう1つの新製品となるのが、ゲーミングキーボード「APEX」シリーズの最新デバイスとなる「Apex Pro Mini」。

従来のサイズから60%にまで小型化が行われたのに加えて、最新の独自スイッチ「OmniPoint 2.0」を搭載。従来の「APEX」シリーズと同様、キーの深さにあたる「アクチュエーションポイント」の調整が可能となっているが、従来の0.4mm~3.6mmから0.2mm~3.8mmへとカスタマイズできる幅が増加している。標準的なデバイスと比較すると、最大で11倍のレスポンスタイムと、最大10倍速い作動速度を実現しているという。

さらに、特徴的な機能と言えるのが、「2-in-1アクションキー」(デュアルアクションキープレス)。これはアクチュエーションポイントの調整機能を応用したもので、キーを押した深さに応じて異なる操作をプログラムできるようになる。例として、浅くキーを押した場合は「歩く」操作を行わせるのに対し、深く入力した場合は「走る」操作を行わせるというように、異なるアクションを設定できる。

こちらも2種類のモデルが用意され、本日7月26日より予約受付が開始。8月5日発売の有線モデル「Apex Pro Mini」が32,420円(税込)、9月発売の無線モデル「Apex Pro Mini Wireless」が43,090円(税込)となる(価格は共に参考価格)。ワイヤレスモデルは、「Arctis Nova Pro」と同様に「Quantum 2.0 Wireless」を採用しており、目的に応じて接続方式を切り替えることもできる。

また発表会の最後には、「東京ゲームショウ2022」への出展も発表された。同イベントでは新製品の発表も行われるとのことなので、今後の情報に要注目だ。

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