上位クラスでプレイフィールが大きく変わる!「ロストアーク」5番目の新たな基本クラス「アサシン」先行プレイレポート

ゲームオンがサービスを行うMMORPG「ロストアーク」。6月23日に、新クラス「アサシン」とその上位クラスである「ブレイド」「デモニック」、新大陸「フェイトン」が実装される。それに先駆けて、メディア向けに先行体験会が実施された。本稿ではその模様をレポートする。

この「ロストアーク」は、中世ヨーロッパ風の世界観を持つMMORPGだ。この世界では様々な種族が暮らしており、その世界に悪魔がちょっかいを出してきているような状況下で、主人公のプレイヤーは信託を受けて旅をしているという、王道ファンタジーがベースとなっている。

6月23日に行われるアップデートでは、5番目の新たな基本クラスとして「アサシン」が登場する。また、これに合わせる形で上位クラスの「ブレイド」「デモニック」、そして新大陸の「フェイトン」も追加される。今回の体験会では、アサシンとその上位クラスを体験することができた。

ちなみに日本では2020年9月23日にローンチした「ロストアーク」だが、本国の韓国では2018年11月よりサービスが開始されており、このアサシンも導入済みだ。そのため、早く日本でもプレイしたいと待ち望むユーザーの声も多かったそうだ。

時間の関係で今回は体験できなかったが、こちらが新大陸の「フェイトン」。
戦後に現れた毒で汚染された大陸となっている。入場可能装備レベルは900以上。

キャラクターメイクでもガラリと印象が変わる

アサシンは、俊敏性に優れており、攻撃力も高いアタッカー向けのキャラクターだ。その魅力はやはりスピードである。「ロストアーク」の中にはいくつかの種族が存在しているが、このアサシンは半分悪魔の力を持つ種族「デラン」だ。そして、アサシンの始まりの地が、新たに追加される新大陸のフェイトンである。

今回は、キャラクターメイクから体験することができた。「ロストアーク」では、男女はクラスごとに固定されているが、アサシンの場合は女性となる。体型や顔、髪型、目やメイクなど細かく設定できるほか、プリセットの中から選ぶこともできる。

このプリセットを選ぶだけでも、キャラクターの印象がガラリと変わるのは面白い。迷ったときは、まずはプリセットの中から好みの顔立ちを選び、「ランダム外見」を選ぶことで髪型や化粧だけランダムで変えていくこともできる。

左側上部には衣装試着のメニューが並んでいる他、ユーザー同士のコミュケーションで利用するアクションの確認も行える。キャラクターメイクは、人によってあっさり選ぶ人もいれば、それこそ数日間かけて作り上げるこだわり派の人もいる。そこで、こだわり派の人向けに途中経過がセーブできるように、「カスタマイズ保存」という機能も用意されている。

だいたい好みのキャラクターを作ることができたら、「外見決定」のボタンを押して名前を入力してゲームスタートだ。

同じキャラクターでも見た目でかなりイメージが変わる。
アクションのチェックもここで行うことができる。

ダークファンタジーな世界観で展開されるアサシンのストーリー

「ロストアーク」のレベル10までは、それぞれの種族がどんな背景を持っているのかがわかるチュートリアル的なストーリーが楽しめる。声優陣によるボイスもふんだんに使われているため、そちらも見どころだ。レベル10以降のストーリーラインは、全クラス共通となっている。

アサシンの物語は、どちらかというとダークファンタジーだ。過去に悪魔との大戦があった中で、悪魔との混血児も生まれた。悪魔の血を引いていることで忌み嫌っている種族もおり、世界の中では迫害されているという立場だ。登場人物たちは、そのなかで葛藤しながら生きている。

「ロストアーク」には、世界の均衡を崩すことができる「アーク」というものがあり、現在はそれが失われている。そこでプレイヤーたちは、そのアークを探す旅に出かけていくという、聖杯伝説的な物語にもなっているのだ。

基本操作としては、キャラクターの移動はマウスのクリックで行い、何かしらのアクションはGキーを押すといった感じだ。重要なポイントはミニマップで表示されるので、そちらを確認しながら移動してストーリーを進めていくことになる。アサシンのストーリーでは、比較的高所を飛び移りながら移動していくことが多かった。マップやダンジョンには、様々なギミックが仕掛けられている。視点もくるくる変わるので、見ていて飽きない。

戦闘時に使用する技は、画面中央下のショートカットに設定することができる。あとは、QWERASDFのキーに割り当てたスキルを選んで、攻撃をしかけていくという感じだ。組み合わせもユーザーが自由に設定できるため、プレイするコンテンツのタイプに合わせて変更することも可能である。

スキルは使用するとクールタイムが発生する。それが終わると、再び発動可能になる。戦闘中体力が減ることがあるが、そのときはポーションを飲んで回復を行う。ポーションなど戦闘中に使用可能アイテムは、画面中央下の右側に設定しておくことができる。ちなみに、ポーションも1度使用するクールタイムが発生するので、連続でポーションを飲むといったことはできない。ポーションの性能が良すぎるため、連打すると永遠と死ななくなってしまうのを防ぐための仕様でもある。

無数の敵に襲われても、スピード感溢れる攻撃で対処できるのがアサシンの魅力だ。

ちなみに、「ロストアーク」自体はキーボードとマウスによる操作以外にも、ゲームパッドにも対応している。ロジクールの製品など対応したものを用意することで、そちらを利用することもできるそうだ。

アサシンに限った話ではないが、キャラクターのレベルが10になると上級クラスに転職が可能になる。ここで選ぶ上級クラスによっては、性格やプレイスタイルが大きく異なってくる。レベル10までは、操作に慣れるのとクエストの進行方法を学ぶ、まさにチュートリアルというわけだ。転職はトリシオンと呼ばれる場所で行われる。ここで選択肢が現れ、「ブレイド」または「デモニック」のいずれかの上級クラスを選ぶことになるのだ。

だが、いきなり上級クラスを選ぶのは難しい。そこで本作では、実際に転職する前にどんな能力を持っているのか体験することができる。このトレーニングモードのような機能を使って、敵を自分で出現させて技や攻撃を試していくことができるのだ。

体験モードでスキルなどの強さを確認することができる。

3つの刃で戦うスタイルの「ブレイド」

ブレイドは、素早い剣術の双剣と邪悪な力を宿した長剣の3つの刃を使って戦っていくスタイルの職業だ。アサシン特有のスピード感はそのままに、爽快な戦闘が楽しめるといった印象だ。ちなみに3本の剣は持ち変えて戦うというわけではない。

プレイスタイルとしては、アサシンを正統進化させたような感じだ。やはり機敏性と攻撃力の高さに秀でており、同じような感覚で敵を倒していくことができる。

3つの刃から繰り出される攻撃力の高さとスピードが魅力だ。

各クラスにはアイデンティティと呼ばれる固有のスキルがある。これは、戦闘中に溜まっていくもので、ブレイドの場合は真ん中の白い球が3つともフルになったときに発動することができる。

ブレイドのクラスアイデンティティは「ブレイドアーツ」で、攻撃力や素早さが強化される。[Z]キーで3つの玉に溜まっているゲージがなくなるまで発動し続けることができるが、そのときにさらに[Z]キーを押すことで強力な攻撃を繰り出すことができる。

クラスアイデンティティの「ブレイドアーツ」を発動すると、さらに攻撃力とスピードが強化される。

ちなみにスキルの中で、「↓」の矢印が付いているものがある。これは、チャージスキルで長押しや押しっぱなしにすることで効果が発揮できるものだ。「>>」の矢印が付いているものはコンボスキルで、ほかのスキルと組み合わせることで隙なく攻撃ができる。

悪魔にも変身することができる「デモニック」

デモニックは、ブレイドとはまたひと味違った使用感が味わえる。巨大なデモニックウェポンという武器で攻撃するスタイルになっており、やや距離を取って戦うこともできる。ブレイドはアサシンの正統進化といった印象だったが、こちらはまったくスタイルが異なるので戸惑ってしまうことがあるかもしれない。個人的な好みでは、デモニックの攻撃スタイルの方が楽しく感じた。

もうひとつ、デモニックのユニークなポイントがクラスアイデンティティである。デモニックのクラスアイデンティティは悪魔化だ。なんと見た目も悪魔のように変わるだけではなく、スキルまでもガラリと変化する。この秘めたパワーを解放する感がかなり面白い。

クラスアイデンティティは、満タンに溜まった状態でも少し経つと減っていくので、温存するのではなく溜まったらどんどん使っていくことをオススメする。

クラスアイデンティティの「悪魔化」を発動したところ。
上が通常時で、下が悪魔化発動中だ。このように、使用するスキルがまったく異なることがわかる。
こちらは「悪魔化」時に使用できるスキル。

「ロストアーク」では、スキルポイントを振ることで新たな能力を追加することができる。スキルの種類もそれこそ多岐にわたるため、どのスキルを選択して伸ばしていくのかということもキャラクターの性格付けに関わってくるという感じだ。

たとえばスキルの中に「即時放出」というものがあるが、こちらはクラスアイデンティティに必要な侵食ゲージを獲得出来なくなるかわりに、敵へのダメージが100パーセント増加するというもの。デモニックの場合は悪魔化ができなくなるが、その代わりにダメージを上げたいという戦術を取りたいときに有効だ。

「ロストアーク」では、今からゲームを始めてもすぐに楽しめるように、いきなりレベル50まで上げることができる「ジャンピング成長」というサービスも用意されている。しかし、ストーリーなどはわからなくなるのと、通常のプレイでも、レベル1から50までは3~4日程度で達成することができるため、基本的には普通にプレイしていくことがオススメだ。

アサシンは、これまでのクラスよりもスピード感やアクション性が若干高いキャラクターになっており、新たな気持ちで「ロストアーク」を体験することができる。これまで同作を遊んできたユーザーはもちろんのこと、本作をこれから遊んでみたいという人にも、今回のアップデートは絶好のタイミングと言えるだろう。

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