「アーキエイジ」に人狼風イベントが登場!ウソとホントが入り乱れるメディア向け先行プレイ会をレポート

ゲームオンがサービスを行うMMORPG「アーキエイジ」。4月14日より期間限定イベントとして追加される「呪!冒険家の脱出劇」を先行して体験することができたので、その模様をお届けしよう。

「アーキエイジ」は、戦闘以外にも農業やハウジングなど、様々な遊び方が楽しめる自由度の高さが大きな特徴のタイトルだ。過去に開催されたイベントもユニークなものが多く、謎解きイベントやコンサートイベント、タピオカイベント(?)などが実施されている。

そしてそんな「アーキエイジ」にて、これまたユニークな人狼風イベントが開催されることになった。今回、開催に先駆けて本イベントを体験することができたので、その模様をお届けしよう。なお、本稿の内容は開発中のものとなるため、実装時とは異なる場合がある点には注意してほしい。

人狼風イベント「呪!冒険家の脱出劇」は、8人の冒険者がとある遺跡から脱出するために遺跡にあるロウソクに火をつけていくという内容だ。ただしこの内の2人の冒険者は遺跡の呪いによって、遺跡の守護者(殺人者)になってしまっている。6人の冒険者は守護者に倒されないように注意しながらたくさんのロウソクに火を付け、2人の守護者は他の冒険者にばれないように殺人をして冒険者を減らしていく。

また、3分間に一回だけ協議タイムを取ることができる。60秒間チャットで他のプレイヤーと意見交換することができ、過半数以上の投票を受けたプレイヤーを退場させることができる、というのが大まかなルールだ。

イベントへの参加はインスタンスのアリーナから入場することができる。マッチングは自動だが、フレンドなどと一緒に参加することはできないので注意しよう。イベントステージに参加するとプレイヤーの姿はヤタやフェピーの姿に自動で変化する。このイベントでは、キャラクターの姿形や名前を覚えておくと、後々有利なので確認しておこう。

まずは冒険者側でのプレイについて。冒険者がやることはいたってシンプルで、マップ内にあるロウソクに火を灯していくだけだ。このイベントでは、守護者に倒されないように生き残るのと同時に、ロウソクに火を灯して手に入るポイントで順位が決定する。

そのため、自分以外の冒険者は味方であると同時にライバルでもあるわけだ。ポイントを稼ごうと人が少ない場所にいると、誰にも目撃されることなくひっそりと死を迎えてしまうこともあり、その塩梅が楽しくも難しい。

ちなみにロウソクはマップ内に無限にあるわけではなく、数に限りがある。そのため稼げるポイントは途中で頭打ちになってしまうのかと思いきや、守護者が付けたロウソクは上書きして火を灯すことが可能だ。実はこのイベントでは、守護者側もポイントを稼ぐためにロウソクに火を付けることが可能で、互いに異なる役職の火は上書きすることができる。

冒険者は守護者が付けたロウソクを上書きすると通常の2倍のポイントが獲得できる。そのため一気にポイントを稼ぐチャンスではあるのだが、それは近くに守護者がいる可能性が高いということでもある。まずは倒されないことが第一なので、すぐにその場を離れるのが得策だろう。もちろん、慣れてきたら辺りにいるプレイヤーを確認して、誰が守護者なのか目星をつけておくとなお良い。

では、実際に守護者(と思わしきプレイヤー)とばったり遭遇してしまったらどうすればいいのか。そんなときに頼りになるのが、「お前が犯人だな?」というスキル。これは冒険者のみが所持しているもので、10秒間の間、守護者の攻撃から無敵になることが可能だ。

このイベント中は全キャラクターの移動速度が同じなので、相手の攻撃を空ぶらせることができれば、そのまま逃げおおせる確率がかなり高まる。唯一の欠点はクールタイムが1分と少々長めな点。しかし、死んでしまっては元も子もないのでガンガン使っていくことをオススメする。

狭い道の向こうで他のプレイヤーを確認。お互いに様子を見ながらじりじりと動いているのが面白い。

続いて、守護者側のプレイングについてだが、こちらは冒険者をキルしていき自身の順位を高めていくのが主な目的になる。とはいえ、他のプレイヤーが見ている中で露骨に他プレイヤーを追いかけてしまうと即身バレしてしまうので、いかに他のプレイヤーにばれないようにスキルを使うかという駆け引きが重要だ。

狙い目なのは、1人で離れて作業をしているプレイヤー。こちらも、さも冒険者のふりをしながら近づき、防御スキルを使わせずにキルしてしまいたい。ちなみに殺人スキルは発動から5秒後に効果が表れるので、他のプレイヤーに怪しまれないように、速やかにその場を離れるといいだろう。

また、前述した通り守護者もロウソクに火を灯すことが可能だ。ただし、あまり積極的に火を灯していると、それだけ自分が守護者である痕跡を残す(上書きできるロウソクを作ってしまう)ことでもある。働いているフリをしながら、仕事をサボり、隙を見せている冒険者に狙いをすませてキル……! というのがスマートな守護者の立ち回りになりそうだ。

そして、いよいよお待ちかね(?)。3分間に一度、協議タイムがやってくる。冒険者はこれまでの他のプレイヤーの動向を報告して守護者を炙りだそう。一方の守護者は、ばれないように嘘の報告をしてその場を乱していくと投票をばらけさせることができるかもしれない。

ここでは、基本的にテキストチャットでのやり取りが中心になり、協議時間も1分とかなり短め。文章で上手く相手に伝える能力が必要なのが意外と面白かったりする。協議タイム終了後は、各々が怪しいと思うプレイヤーに投票を行う。投票数が過半数を超えると、そのプレイヤーは退場となり、守護者だった場合は守護者であることが公開される。

今回実際に体験して感じた本イベントの最も面白かった部分は、普段の「アーキエイジ」では味わうことのないドキドキ感だ。周りの誰が敵かもわからない疑心暗鬼になってしまう冒険者はもちろん、冒険家をキルすることができる守護者でプレイしていても、「いつどこで誰に監視されているかもわからない……」という緊張感が付きまとう。

実際に守護者でプレイをしていた際、疑いをかけられつつ何とか口八丁で1回目の協議タイムを凌いだものの、「次からは〇〇(筆者の名前)を見張りながらプレイしましょう」というファインプレーをされてしまい、次フェーズで身動きがどれなくなってしまい追放されてしまった。変な汗をかいてしまうような感覚は本イベントならではだ。

また、「アーキエイジ」のシステムで人狼風ゲームをやっているので、通常の人狼ゲームには無い自由度があるのも面白い。ステージ内には登れるオブジェクトが結構あるので、“アスレチック力”がある人は防御スキルを使わずに守護者をまくことができたり、高台に登って全体を俯瞰して見たりすることもできる。協議タイム外でもチャットが可能なので、逐一状況報告だって可能だ。広い意味での“MMORPG力”みたいなものが試されるイベントと言えるだろう。

かなりクオリティの高いコンテンツだが、こちらは4月14日メンテナンス後~5月12日メンテナンス前までの期間限定イベントとして実施されている。MMORPGで人狼をやったらどうなるのか。気になる人は、ぜひ本イベントに参加してみて欲しい。

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