「大航海時代V」がブラウザゲームになって今冬に配信―海図が刻々と変化する「マルチ・ポルトラーノ」などの新要素も判明した発表会をレポート

コーエーテクモゲームスは本日12月18日、今冬配信予定の新作ブラウザーゲーム「大航海時代V」の発表会を開催し、ゲーム概要や新要素の情報を公開した。

発表会ではまず、コーエーテクモゲームス 専務取締役の小林伸太郎氏が登壇し、挨拶を行った。小林氏は15年ぶりのナンバリングタイトルとなる本作について、「現在のゲームはあらゆるプラットフォーム、デバイスに普及しています。その中で『大航海時代』シリーズもブラウザゲームに進出し、あらゆるお客様にプレイしていただければと考えました」と、ブラウザゲームとして開発する経緯を語った。

小林氏が語ったとおり、本作は最初にmy GAMECITYでサービスを開始するが、その後はさまざまなプラットフォームでの展開を予定しているとのこと。また、近い将来にはスマートフォンのネイティブアプリとして提供するそうだ。

続いて、本作のプロデューサーを務める竹田智一氏が登壇し、ゲーム内容の解説に移る。本作はブラウザゲームでありながら、「交易」「探検」「海戦」というシリーズ伝統の柱は継承しているという。そのため、交易品を売買して一攫千金を目指したり、世界中の遺跡を発掘したり、海を荒らす海賊を討伐したりと、これまでどおりの楽しみ方ができるとのこと。

小林伸太郎氏 竹田智一氏

まず交易では、プレイヤーが艦隊の提督となり、船団を指揮することになる。世界中の港で様々な交易品を売買して、大金を稼いでいくのだ。また、投資によって都市を発展させれば、新しい交易品が登場することもある。

続いて探検では、道の海域を探索することで、調査のベースとなる「拠点」を発見できる。さらに遺跡を発掘することにより、珍しい事物やアイテムを入手することもある。発掘ではところどころに罠が仕掛けられているそうで、航海士のヒントを頼りに進めていくことが重要になる。

そして3本目の柱である海戦は、最大5隻対5隻の3Dバトルが展開する。海戦では相手の戦術や、刻々と変化する戦況に応じて、こちらの作戦を変更することが可能。また、乗船させている戦闘航海士にはスキルが備わっており、これが発動すれば一発逆転のチャンスもある。

さらに、新要素として「マルチ・ポルトラーノ」システムを搭載している点が特等であると竹田氏は語る。これは、同じ海域であっても複数の海図が存在し、海図を入れ替えることで、世界の地形が変わっていくというシステム。地形が変化することで、船ではたどり着けなかった内陸都市へも航海が可能になるほか、新たな交易路を開拓することもできるという。

竹田氏は「当時は信憑性の薄い海図も多くありましたが、もしもそれが本物だったら、というifの世界が楽しめます」と、このシステムの魅力を説明した。

ストーリーやクエストにも力が入っている本作には、史実を含めた多彩なキャラクターによるストーリーや、無数のクエストが用意されている。航海士は、船ごとに探検担当、交易担当、海戦担当と最大3名配置することができ、航海士の能力は艦隊で合計され、さまざまなプレイに影響する。航海士は、育成によってレベルを上昇させて各能力を上げるだけでなく、スキルを強化したり、さらには航海士ごとに用意された列伝クエストを進めることで、潜在能力を引き出すことも可能。

船の種類は、「交易」「探検」「海戦」に特化したものから万能タイプまで、40種類以上が存在。海戦向けの船でも、遠距離攻撃が得意なタイプや、敵船に乗り込む白兵タイプなど、使い分けができるように設定されている。

さらに竹田氏は、世界各地に投資をして国家の勢力図を変えるシステムや、シリーズのお約束である酒場娘たちの情報も公開した。

配信日は今冬を予定しており、本日12月18日からmy GAMECITYにて事前登録受付がスタート。事前登録を行うと、「大航海時代 Online」の特別アイテムがプレゼントされる。

海洋冒険家の白石康次郎さんが航海を語る

白石康次郎さん
白石康次郎さん

ここからはスペシャルゲストとして、海洋冒険家の白石康次郎さんが登場し、自身が経験した航海の話を披露した。

白石さんといえば、ヨットで世界を回っている人物として有名で、今回のトークショーでも「今のヨットは、風の倍のスピードで走ります」など、ヨットの魅力を語っていた。しかし白石さんによると、「大航海時代」の帆船と現在のヨットは、基本的な構造は同じだという。そのため、最新のヨットでも、画期的な技術は特に使われていないそうだ。

また白石さんは、「コロンブスは交易をするために旅を始めたのであって、アメリカ大陸を探すためではないのです」と語る。そして、偶然に偶然が重なってアメリカ大陸が発見されたのであって、それまでは地図上に存在しなかったことを改めて説明した。アメリカ大陸ほどの規模を持つ陸地が確認されていなかったことに、白石さんはロマンを感じるそうで、「『大航海時代V』では、そんなワクワク感を体験してほしい」と話した。

ゲームでは海図が重要なキーワードになるが、白石さんによると、自信が初めて世界1周した当時は、まだ海図が完成していなかったとのこと。そのため、「よく分からない」と記された海図を見ながら、航海に挑んだという。詳細が分からない地点を渡るときは、白石さんも恐怖があったそうだが、同時に「新しい島があるんじゃないか」というロマンも感じていたという。

この話を聞いた竹田氏は「本作ではマルチ・ポルトラーノというシステムのおかげで、『もしもここに島があったら』というロマンを感じることができます」とアピールすると、白石さんも「地図がないからこその探究心を味わえるのでは」と、期待を口にしていた。

最後に白石さんは、「『大航海時代』シリーズと同様に、人生でも自分の風をつかむことが重要です。まずはこのゲームを遊んで、夢をふくらませてほしいです」とメッセージを送っていた。また、竹田氏は「今回白石さんから聞いた貴重なお話を、今後のゲーム制作にも活かしていきたいです」と話していた。

スマートフォン版「my GAMECITY」が12月19日よりスタート

藤田一巳氏
藤田一巳氏

本発表会では、コーエーテクモゲームス 執行役員の藤田一巳氏より、スマートフォン版「my GAMECITY」に関する発表もあったので、そちらの内容もお伝えしよう。

スマートフォン版「my GAMECITY」は12月19日16時よりサービスを開始し、同日より「100万人の三國志 Special」、「のぶニャがの野望」、「カードコレクション」の3タイトルが配信される。

そしてスマートフォン用の新タイトルとして、「100万人の超ワールドサッカー!」も登場。本作は、プレイヤーが監督として、全国のライバル監督と対戦し最強のチームを目指すソーシャル・サッカーゲーム。ゲームには世界のトップリーグで活躍するスター選手はもちろん、往年のレジェンド選手もすべて実名・実写で収録されるとのこと。なお、12月26日18時までにプレイするともれなく「マラドーナ」選手のカードがプレゼントされる。

また、my GAMECITYでは「2013年大感謝祭」が開催中。GCコイン大還元や、すべてのソーシャルゲームを対象にした「クリスマスプレゼント」キャンペーンなど、年末ならではの豪華なキャンペーンとなっている。

2013年 大感謝祭 ~3大キャンペーン~

“1.5倍返し”GCコイン大還元キャンペーン

通常1円=1GCコインのところ、期間中は購入金額の1.5倍のGCコインをチャージします。

“クリスマスプレゼント”キャンペーン

すべてのソーシャルゲームで豪華なクリスマスプレゼントをご用意しております。

“フォローしてリツイートするだけ”1万GCコインが当たるキャンペーン

GAMECITY のマスコット市長「ニャブラハム」のtwitter アカウントをフォローして、リツイートするだけで、抽選で100 名様に1 万GC コインが当たります。

大航海時代Vサービス終了

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