基本料金無料の10周年記念ワールド「Breidablik」で新たなスタートを切る「ラグナロクオンライン」運営チームにイン...

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基本料金無料の10周年記念ワールド「Breidablik」で新たなスタートを切る「ラグナロクオンライン」運営チームにインタビュー

基本料金無料の10周年記念ワールド「Breidablik」で新たなスタートを切る「ラグナロクオンライン」運営チームにインタビュー

2013年05月10日 15:00

担当:

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ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、「ラグナロクオンライン」において、5月21日に基本料金無料の新ワールド「Breidablik」をオープンする。新ワールドの魅力や今後の展開について、運営チームの2人に伺ってきたので、その内容を紹介する。

「ラグナロクオンライン ファン感謝祭2013」で発表された「βプロジェクト」は、過去に「社会人ワールド」というコンセプトで制作されていたワールド「Breidablik」を、基本プレイ無料のワールドとして実装するというもの。

本企画は「ラグナロクオンライン」10周年を記念して実施されるもので、2013年12月までの期間限定オープンであるものの、それまでは既存のプレイヤーも自由に参加することが可能だ。

今回、なぜ基本プレイ料金無料ワールドという思い切った施策に打って出たのか。そして、「Breidablik」はどのような発展を遂げていくのか。運営チームの中村聡伸氏、田口彰氏に伺ってきたので、その内容を紹介しよう。

――まず、新ワールド「Breidablik」の概要について教えてください。

左から田口彰氏、中村聡伸氏
左から田口彰氏、中村聡伸氏

中村氏:「Breidablik」は昨年から社会人向けのワールドという形で告知していたものが生まれ変わったものです。それに加えて、昨年から「『ラグナロクオンライン』の10年間を振り返る『思い出ワールド』を作りたい」という話もしており、その要素も盛り込んだワールドになっています。

――そのようなコンセプトを持ったワールドを、なぜ「βプロジェクト」として発表したのでしょうか。

中村氏:「β」の一文字にはさまざまな意味が含まれています。まず、ここから第二の「ラグナロクオンライン」が始めるという思いを込めて、アルファベットの2番目である「B」をプロジェクト名に入れようと考えました。

また、最初の「Breidablik」は「ラグナロクオンライン」サービス開始当初のようなマップとレベル上限を新たに設定しており、毎月の大型アップデートで徐々に行動範囲やレベル上限が広がる計画になっています。当時からプレイしているユーザーさんは、βテスト時代から続く歴史を振り返ることができるので、この名前にしたという経緯もあります。さらには「Breidablik」の頭文字である「B」も含まれていたりと、さまざまな意味が内包されています。

――「Breidablik」はどのような特徴のあるワールドですか?

中村氏:このワールドは月額課金制ではなく、基本プレイ料金無料のワールドとして提供する点が最大の特料です。無料になる代わりにアイテム課金が存在しますが、アイテムの種類は既存のワールドに比べて若干少なめになります。ですが、アイテムの種類が少なくても充分ゲームを楽しめるように調整しますので安心してください。

また、先程もお話したとおり、「Breidablik」は既存のワールドと比べて、主要マップが2割ほどの状態で始まります。その他にも、キャラクターはノービスと1次職業のみ、レベルキャップは上限がベースレベル60、ジョブレベル50という制限がかかっています。これもまた大きな特徴ですね。

さらにアップデートも、この10年間を振り返る形で行なっていく予定です。5月21日の実装から、終了する12月までの約半年で、めまぐるしく世界が変わっていきます。

――アップデートで追加されるコンテンツも、これまでの歴史と同じ順番で登場するのですか?

中村氏:さすがにアップデートの回数にも限界があるので完全再現とはいかないですが、マップの拡充や転職、要素の追加は、これまでの歴史を参考にしていきます。

――難易度などのゲームバランスは、既存のワールドと変わってくるのでしょうか?

中村氏:レベルアップのペースは若干遅めに調整します。というのも、プレイに慣れている既存のユーザーさんですと、レベル60くらいだと簡単に達してしまうと思うので(笑)。ですが、週末にプレイするだけでも充分遊べるように調整するので、新しいユーザーさんも安心して楽しんで欲しいです。

プレイに慣れていない人がレベルキャップの上限に達したころに、新たなコンテンツを追加する流れにしたいですね。

田口氏:あくまでも経験値周りの調整だけで、モンスターの強さは変わりないです。高レベル向けのボスモンスターも配置していく予定ですので、早い段階でレベルが上限に達してしまった人は、ぜひ挑戦していただければと思います。

――12月までの期間内だけでも、充分に楽しめる内容になっていると。

中村氏:そうなりますね。もちろんオープンと同時に始める人だけでなく、途中から参加する人も多くいると思います。そういったユーザーさんもできるだけ早く追いつけるようにしたいと考えています。

田口氏:全員がレベル1からスタートするので、まったく遊んだことがない人にも触れて欲しいですね。

中村氏:さらに言えば、昔遊んでいたけど、社会人になって遊ぶ時間がなくなってしまった人にも最適のワールドだと思います。

――昔からのユーザーからすれば、初期の不自由な部分も「懐かしさ」という魅力になるかもしれませんね。

中村氏:不自由さを象徴するかのように、カプラサービスの転送機能をすべてカットしてます。ですから、長距離の移動を行う場合はアコライトのワープポータルが必須になります。

昔はワープポータルを作り出す、いわゆる「ポタ屋」をするユーザーさんがいましたが、そのような独自の遊ぶ方がまた生まれるのではないかと期待しています。

それに付随するような形で、ゲームマスターが参加するイベントを積極的に展開していこうと考えています。その第一弾として、ゲーム開始直後の地点にゲームマスターを配置して、初心者向けのアドバイスをしていく予定です。また、別のマップにいるゲームマスターは、転職の手伝いをしてあげたりだとか。とにかく、さまざまな形で初心者のサポートをしていければと思います。

なぜこのようなことを考えたかというと、私自身がオンラインゲームで途方に暮れた思い出があるからなんです。ですが、その時にまったく知らないユーザーさんが「今日始めたの?」と声をかけてくれて、すごく助かったんですよ。なので、このワールドに訪れた初心者の方にも同じ体験をしてもらえたら、と考えて企画しました。

ですが、いつまでもゲームマスターがいたら違和感も出てくると思うので、将来的にはそのポジションにユーザーさん自身が入ってくれれば最高ですね。

「ポタ屋」にも言えることですが、不便さを克服するためのコミュニケーションを楽しんでもらえたらと思います。

――今の「ラグナロクオンライン」ではできないコミュニティも生まれそうですね。

中村氏:ここでしかできない「人とのつながり」は確実にあるはずですし、それはMMORPGの根本的な面白さだと思うんです。最初はゲームマスターが手助けしますが、最終的にはユーザーさん同士だけですべてを楽しめる環境にしていきたいです。

――ちなみに、「Breidablik」のキャラクターは、12月以降はどうなるのでしょうか?

中村氏:既存ワールドへ引っ越すか、そのまま新ワールドにバージョンアップするか検討中ですが、何らかの形で続けられるようにします。

――逆に、既存のワールドから「Breidablik」に行くことも可能ということでよろしいのでしょうか。

中村氏:行くというか、新キャラクターを作ることは可能ですが、先行登録キャンペーンも実施しているので、新しいアカウントを作ったほうがなにかと便利だと思います。とはいえ、「少しだけ覗いてみたい」という人は、ワールド選択時に「Breidablik」を選べば、今プレイされている方でも気軽に参加出来ますよ。

――「Breidablik」限定のイベントは予定していますか?

中村氏:独自のイベントも行う予定です。こちらはアップデートのような月一ではなく、さらに回数を増やしてやっていこうと思っています。

田口氏:現在はまだ仮名の段階ですが、仲間と一緒に強力なモンスターたちに挑戦するボスハンティング(仮称)を制作中でして、これは毎週の土日に実施する予定です。攻城戦がない代わりに、PvEのイベントを充実させようと考えた結果、このイベントを入れることにしました。

――攻城戦ではなくPvEを導入することも、初心者を意識してのことなのでしょうか?

田口氏:対人だとピリピリした緊張感がありますけど、倒すべき敵が決まっているPvEは遊びやすいですからね。加えて、やはりこのワールドでは「みんなで遊ぶ楽しさ」を全面に押し出していきたいと考えていたことも、導入した理由のひとつにあります。

アップデートはユーザーさんの声を反映していく

――元々は社会人向けワールドとして制作されていた「Breidablik」を、10周年企画としてリニューアルした経緯について教えて下さい。

中村氏:今の社会人の方の中には、昔「ラグナロクオンライン」を楽しんでいた人も大勢いると思うんです。そういった方たちに、もう一度楽しい思い出を作って欲しいという願いを込めて、今回10周年企画として立ち上げました。

少ないプレイ時間でも充分楽しめるバランスにすることは、初心者ももちろんですが、なかなか時間が取れない社会人のことを思っての調整でもあるのです。

――かつて楽しんでいた人に、あらためて楽しんでもらいたいから、節目の10周年に持ってきたと。

中村氏:そうですね。この10年間でコンテンツもかなり充実しましたが、逆に言うと充実しすぎて、「どれから遊べばいいか分からない」というユーザーさんも少なからずいるんです。

――そのワールドを無料にするというのも大きな決断だったと思いますが、運営チーム内ではどのような議論があたのでしょうか?

中村氏:運営チーム全体が「Breidablik」を、さまざまなユーザーさんがさまざまな体験をできる「お試しワールド」にしたい、という共通の思いを持っていました。なので、無料にすることに関しては否定的な意見は特になかったです。お試しワールドという側面もある以上、お金をいただくのは違うと思いますので。

田口氏:このワールドに関しては、まずは「楽しい」と思ってもらうことが最優先だと考えています。楽しいと感じてもらえたら、ワールド終了後も既存のワールドで遊んでもらえたらと思います。

――今回の「Breidablik」には多くの人が参加すると思いますが、人数の上限は特にないのですか?

田口氏:システム的な制限以外は特にないです。もちろん、集まりすぎてサーバーが危険になったときは別の話になってしまいますが(笑)。

中村氏:「ラグナロクオンライン」は現在までに350万ほどのIDが登録されていますが、その人達が全員戻ってきたら、確かにとんでもないことになってしまいますね(笑)。

――無料となると、これまで以上に課金アイテムが重要な位置づけになると思いますが、こちらは既存のワールドと特に変わりはないのでしょうか?

中村氏:まず、既存のワールドと比べて販売するアイテム数自体が少なくなります。削るのは、ゲームバランスに影響を及ぼしそうな強力なアイテムのみで、見た目を変える衣装装備などはそのまま販売します。

田口氏:価格は既存のワールドと同じ設定になっています。また、「Breidablik」限定のアイテムも現在企画中でして、「Breidablik」の中でユーザーさんがどう遊ばれているかを見ながら、実装するアイテムを調整する予定です。

中村氏:初期段階の構想にもあったのですが、クエストをカットしてダンジョンに入れるようなアイテムはあってもいいかと思っています。ただ、オープンしてすぐはそんなアイテムを使う機会がないので、後々販売という形になります。

――「Breidablik」が終了したあとは、月額課金制である既存のワールドへ移行するわけですよね。そうなると新規ユーザーはどうしても敷居が高くなってしまうと思うのですが、その際のフォローなどは考えているのですか?

中村氏:我々の期待としては、12月の時点で「まだまだ遊び足りない!」とユーザーの皆さんに思ってもらえたら、と考えています。例えば「3ヶ月無料になります」みたいなキャンペーンではなくて、こちらが最高のサービスを提供することで、継続して遊んでもらえれば一番だと思います。

――12月まで続けて楽しませるためには、アップデートのタイミングも重要だと思うのですが、月に1回のペースで固まっているのですか?

田口氏:基本的にはそうですね。次回のアップデートがユーザーさんの目標になってくれればと期待しています。そのために来月のアップデートを早めに告知して「次のコンテンツのためにレベルを上げておこう」「アイテムを集めておこう」と、ユーザーさんが意識できるようにしたいです。

――今後のアップデート内容がはっきりしていて、目標も立てやすいというのは、いい意味でMMORPGらしくなく、面白い試みですね。

中村氏:次に実装されるコンテンツにワクワクできることも、「Breidablik」の魅力のひとつだと思います。

田口氏:アップデートの内容についてはユーザーさんの声を積極的に取り入れていきたいと考えています。これまでですと、複数のワールドで意見が食い違い、万人が満足するアップデートがなかなかできませんでした。ですが「Breidablik」であれば全体の意見も聞きやすいかと。なので、皆さんが欲しいと言ったコンテンツは比較的早めに実装できると思います。

――ちなみに、今後のロードマップはすでに出来上がっているのですが?

田口氏:大筋ではすでに固まっている状態です。その中でもレベルキャップの開放は計画的に進められると思っていて、先行登録キャンペーンでもらえるアイテムなどは、3回目のアップデートくらいまで確実に役立つアイテムになっています。

ちなみにこれは、既存のワールドでは「冒険者アカデミー」で手に入るアイテムですが、「Breidablik」にはそもそも冒険者アカデミーがありません。ですから、このキャンペーン以外ではまず手に入らない貴重なアイテムになっています。

ユーザーへ向けた情報サイトも開設予定

――「Breidablik」はどちらかというと初心者や久しぶりにプレイする人に重点を置いたワールドになっていますが、プレイしやすくするために考えていることはありますか。

中村氏:ユーザーさんが次のアップデートへ向けた準備がしやすいように、ゲームデータや簡単な攻略情報を載せたサイトを立ち上げる予定です。

――攻略サイトを公式で作ると。

中村氏:はい。アップデートの予告があったところで、それまでにどのモンスターと戦えばいいのかわからない人も確実にいるはずですから。そういった人へ向けて、各マップに登場するモンスターのリストですとか、アイテムやカードの紹介ですとか、基本的な情報を詰め込んだサイトを制作中です。

攻略サイトというと、有志の方がたくさん作っているんですよ。それもかなり綿密なデータが載ったサイトを。なので、ファンサイトリンクも充実させて、将来的にはユーザーさん同士で情報を共有できる場所にしたいです。

――簡単な攻略情報も載せるとの話でしたが、具体的にどこまで踏み込んだ情報を載せるのでしょうか?

中村氏:例えばマジシャンはどのマップで有利かとか、データーベースには書ききれないアドバイスも載せる予定です。我々としては、それを見たユーザーさんが「ちょっと試してみるか」と意気込んでくれるようなサイトを目指したいです。また、「流行の頭装備を作ってみよう」みたいな、攻略からは少し外れた、バラエティに富んだ記事も用意する予定です。

ちなみに、このサイトは現在の公式サイトとは別物として立ち上げる予定です。なので、「Breidablik」という新作ゲームという感覚で利用していただけたらと思います。新作ゲームのような扱い、という点も「β」と冠した理由のひとつです。

――公式だからこそ載せられる情報も多そうですね。

中村氏:運営チームしかわからない情報もあると思うので、そこは積極的に展開して行きたいですね。また、データリストをダウンロードして、いつでも見られるようにしたいとも考えています。

――運営チームとしても、新作ゲームという感覚で臨んでいるのですね。

中村氏:もちろん「ラグナロクオンライン」には変わりないのですが、「Breidablik」は第2の「ラグナロクオンライン」というか、どこかが違うという感覚はありますね。

――ちなみに、「Breidablik」オープンの際に、なにかイベントを行う予定はありますか?

中村氏:まだ企画中の段階ではあるのですが、14日間連続で生放送の番組をニコニコ生放送で配信する予定です。そこで、実際に楽しんでいる様子をご覧頂いて、プレイしたことがない人もゲームに入りやすくしていこうかと考えています。また、ユーザーさん同士のつながりが深くなるようなイベントも順次実施して行きたいです。

ニコニコ生放送であれば、忙しくて一旦やめてしまったユーザーさんにも見てもらうチャンスがあると思いますし、期待してもらいたいです。

――今回の話を聞いていて、初めてプレイするユーザーはもちろん、久しぶりにプレイする人にもかなり気を配っている印象でした。

中村氏:サービス開始当初の楽しさを知っている人たちですので、大切にしたいという思いは強くあります。それに「Breidablik」は当時と同じ楽しみ方が自然にできる場所ですし、ぜひ新規の人と一緒に、同じ楽しさを共有してほしいです。

――それでは最後に、「Breidablik」に期待しているユーザーへのメッセージをお願いします。

田口氏:「Breidablik」は、あくまでもユーザーさんたちのワールドとして運営していきたいと思っています。みなさんの要望を積極的に取り入れて行きたいと思っているので、よろしくお願いします。

中村氏:ゲームを作るのは私たちですが、ゲームの中の世界を作るのはユーザーさんたちだと思っています。楽しい世界が作りやすい環境を、できるかぎり用意していくつもりなので、ぜひ多くの人にログインして、味わってもらいたいです。

――ありがとうございます。

(C)Gravity Co., Ltd. & Lee MyoungJin(studio DTDS). All rights reserved.
(C)GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

メーカー発表情報を基に掲載しています。掲載画像には、開発中のものが含まれている場合があります。

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