最近になり新たな事実が判明したため、レビューの記事を修正。
エルソード初期からの開発陣はすでに現エルソードに携わっておらず、
更に別会社を起業なされていることから、恐らくは今後着手することもないと予想される。
日本運営でも、同じように携わる人間が入れ替わっていることを踏まえ、
旧来からプレイをしている人間として、その観点からレビューを。
主に、総じて「良い点」として挙げられる点は、
殆どがエルソードの基盤となるシステム面である場合が多い。
これはすなわち、「旧開発陣・運営の作り上げてきたもの」であると考えられるが、
一方で「悪い点」として挙げられる点の多くは、
過去に発生した「増殖バグ」関連のことや、
ゲームバランスの崩壊やゲーム難易度の著しい低下によるゲームプレイ自体への影響など、
「新開発陣・運営が着手したであろうもの」が多い。
明確な開発陣変更の時期は不明だが、ひとつの境として大きくエルソードというゲームが変わったのは、とあるキャラクターの実装だろう。
多くの他のキャラにない要素を搭載したこのキャラクターは、2Dアクションゲームとしてあってはならない要素をも平気で持ってしまっていた。
その為に、このキャラクターから先の要素には「その要素」を前提としたような修正や実装が行われている。
それではまずいとそれ以前のキャラクターにも修正を加え、対応できるようしたつもりではあったのか、それが一部キャラクターの追加システムだった。
が、変にそのキャラクターの持つ特性を活かそうとしたシステムだったために、これによってさらにバランスは崩壊。
気がつけば
「華麗にコンボを決め、相手の動きを読み、攻撃を叩き込み、勝利を手にする爽快なアクションゲーム」
だったエルソードは、
「華麗にMPを貯め、相手よりも先にスキルを撃ち、一撃で相手のHPを削り、勝利を手にするぶっぱなしアクションゲーム」
へとその姿を変えた。
その変化は、推測だが新開発陣の「新規ユーザを取り入れる」という考えがあまりに強く曲解されたためではないかと考える。
某キャラクター実装以降のエルソードは、全くゲームに触れたことのないユーザでも簡単に上を目指せるような修正が非常に目立つ。
要するに、「己の技術によって勝敗が大きく左右される」という専門性の強いゲームを、
「誰でも簡単に強くなれる手軽な」という凡百のゲームにありがちなものに変えていった。
それ故か、技術を磨き続けてきた旧来のプレイヤーはあきれにあきれ、
現れる新規ユーザはなまじアクションゲームであるせいか妙な自信と年齢層の低さから治安は悪化。
ユーザコミュニティは、今や全盛期の見る影もない禍々しく混沌としたものである。
気になる方は公式の雑談掲示板を流し読みでもしてみるといい。
更に、「旧来のプレイヤー」と「新規プレイヤー」の認識の差異がある。
上記のように、「コンボアクション」とはかけ離れた内容へ進むこのゲームだが、
「今の状態が普通」である新規プレイヤーにとっては、このバランスに関しての異常性が薄く感じられてしまう。
(断わっておくと、旧来からキャラクターバランスはやはり整っているといえるほどではなかった。
ただ、「コンボアクション」の名にある通り、腕次第では不遇vs優遇でも勝機はいくらでもあり、
場合によっては1対4(このゲームの最大対人数は4対4の八人)の圧倒的不利な状況下でも、プレイヤーのスキルが高ければ覆せることもあった。
個人的な意見ではあるが、それこそがこのゲームの対人における醍醐味では無いかと考えている。)
そういったプレイヤー間の基準となる点の差異は、おそらく開発・運営陣にも言えるだろうが、
これこそがどちらも悪化の一途をたどる現状の最大の原因かと推測する。
はっきりいって未来はない。
旧開発陣は現在別ゲームの開発を行っているため、
旧来のプレイヤーはそちらに期待を馳せたほうが間違いなく先は明るい。
評価
総合評価 | 1.67 |
---|---|
システム | 1.00 |
グラフィック | 3.00 |
サウンド | 3.00 |
イベント | 1.00 |
料金 | 1.00 |
運営管理 | 1.00 |
投稿者情報
投稿者 | ffagr(3) |
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プレイ期間 | 25ヶ月以上 |
状態 | 引退 |
投稿日 | 2012年3月14日 |
更新日 | 2012年7月20日 |
本レビューは2012年3月14日に投稿、2012年7月20日に更新され、現状と異なる場合があります。また、ユーザーの投稿をそのまま表示しているため誤った情報が掲載されている場合があります。ご自身の責任においてご利用下さい。