マスター・オブ・エピックのレビュー・評価自由度は高いが…。

概要

スキル制なので育成の幅が広い。
特にあれやれこれやれ言われるゲームではないので、
敵と戦いたければ狩ればいいし、
釣りを楽しみたければ釣りだけやってればいいし、
水泳したければ泳げばいいし、
料理をしたければそのへんで野菜を取ってきて作ればいいし。

異世界生活シュミレーター。
ざっと説明するとそんな感じ。

モンスター

蛇や狼、猿や熊が多い。
肉や毛皮を取ってきて加工するというシステム上、
どうしても実在する獣がモデルになりがちだが、
いちおうゾンビやスケルトン、ゴーレムのようなファンタジーちっくな敵キャラも存在する。

世界観

ファンタジー要素のある孤島、ダイアロスが舞台。
マップはそれほど広くはないが、過去や未来にも行けるので、
年代（age）の分だけ行動範囲は広がる。

武器や防具

ソングソードにクレイモア、弓、槍、斧、杖。
だいたいのRPGに必ず出てくるような地味なものが多い。
同じ武器でも銅製と鋼鉄製では性能が違うなど、オリジナル要素がある。

グラフィック

悪くはないが、一昔前のポリゴンだな～っていう印象は否めない。

音楽

悪くはないが、無難だなーという印象は否めない。

戦闘

成長の幅が広いのはいいのだが、
肝心のスキルやアイテムの造りがショボく、棒立ちで殴り合っているような印象。
爽快感は皆無。うまくいかないもどかしさを死ぬまで味わえる。

また、他のネトゲのように戦闘中ポーションを使って大幅に体力を回復するような事はできず、
戦闘が終わってからちまちま包帯を巻いたりするのが面倒くさい。

また、戦闘中に「腕力がアップ！」「生命力がアップ！」みたいな文字が表示され、
該当のステータス（スキル）がちびちびあがっていくんだけど、
具体的にステータス上昇による恩恵はあまりなく、
「強くなったなー」と思えたのは、せいぜい武器と防具を取り替えた瞬間ぐらい。

その武器と防具もスキルが概ね10上がるごとに換装なので、
実質レベル制のゲームとそんなに大差ないような。

スキル制について

どこを伸ばしてもいいんだけど、適当にあれやこれや伸ばしていくと、
あっという間に上限の850に到達してしまうので、
ある程度考えて伸ばしていく必要がある。

強くなろうと思うと結局特定のスキルしか伸ばすことができないので、
職業制のRPGと大差ないような気もする。

総評

量産型のクエストお使いMMOに飽きた人は一度やってみましょう。
考えさせられたり、悩んだり、迷ったり、うまくいかないジレンマを味わえます。
他のゲームに慣れた人はこれが新鮮だと思う。

ただし、ゲーム自体の完成度はそれほど高くなく、
荒削りな一面もあるし、足りてない要素も非常に多い。

いまいちど、どういうものを指してゲームと呼ぶべきか考えさせられるはず。

マスター・オブ・エピック公式サイト

本レビューは2012年2月1日に投稿、2012年2月1日に更新され、現状と異なる場合があります。また、ユーザーの投稿をそのまま表示しているため誤った情報が掲載されている場合があります。ご自身の責任においてご利用下さい。