シュヴァリエサーガタクティクス往年の名SLGを彷彿とさせる期待タイトルなのだが・・・

タイトルでも挙げたとおりSLGファンには胸が躍る作品、なのだが、いかんせんシステムが渋い気がする。
以下に気付いた点を列挙してみる。

＊まず操作系統なのだが、少しややこしい

基本キャラの行動直後の向きなどはマウスカーソルのが上下左右どこにいるかによって決まる為、そこをよく考えて次の行動を決めないと敵に背後を見せたまま行動終了してしまったりする。

筆者は初プレイ時そこを理解しないまま行動したら主人公の攻撃で味方が瀕死になりそのまま乙った。

また、行動をキャンセルする場合は「CANCEL」をクリックしなければならず、右クリックはその用をなさない為、慣れない内は右クリックしてしまってからイライライしたりする。
また、慣れてからも面倒くさい。

＊攻略に関して

戦略の基本は数であるのは常道だが、このゲームは自分で手を打って増員しないといつまで経っても初期の4人からメンバーは増えない。（ひょっとしたら進めるうちにNPCが正式ユニットとして加入してくれるのかもしれないが）

だがユニットを増やす為には名声ポイントという物を貯めて募集しなくてはならず、それを貯める為にはユニットを遠征に出してポイントを稼がなくてはならない。

しかし遠征に出せるユニット人数には上限があり（初期で5人）また、最速で結果が出る物は30分からなのでまず戦術を行う為の人員をそろえる為に60分、30分の2遠征を繰り返す必要がある。（寝てる間は5時間とか）

だが、報酬は5時間でも94ポイントなのに対し募集に要する名声は200から、しかも能力値、クラスはランダムな為、ゴミユニットが来てしまったら、本当に序盤の数合わせにしかならない。

加えて大きな経験を貰えるのはストーリーに関係するキーミッションのみでフリーミッションは完全に育成の場ではなく、素材集めの場と化しているためキーミッションで死なせてしまうとそのユニットはいつまで経ってもレベルが上がらない。（死んだら経験がもらえない）

それを解決するのが課金なのだがランダム抽選に240円は少し怖い。
（安定して高い能力を持ったキャラが出現するとの触れ込みだが・・・）

＊総評

総評としては序盤から締め付けすぎだろ、という感じだが、それでも最早レベル50に達しクラスチェンジを行ってるユニットが4400体もいるというのは驚きである。（正式開始が11月頭、現在12月20日）

おそらくは廃人の廃課金による物がほとんどなのだろうが、フラッと立ち寄ったSLGちょい好きユーザーはあまりの地味な作業にポロポロ脱落して行っているだろうことは想像に難くない。

来週からログインキャンペーンで一日一人200ポイントの募集がタダで出来るらしいが、定常でももう少し、序盤の育成と人員拡充の制限を緩くした方が長続きするユーザーが多くなるのではないだろうか？

攻略したいけどユニットがない→ユニット欲しいけど名声がない→名声稼ぎたいけど遠征の制限にひっかかる→課金

という構図は理解できるが追い込みがあからさま過ぎる気がする。

ただ世界観はシリアス系で名作を思わせ、タクティクスオウガやファイナルファンタジータクティクス、ファイアーエムブレムなどの作品のファンなら楽しめるのではないだろうか？

評価

シュヴァリエサーガタクティクスサービス終了

本レビューは2011年12月20日に投稿、2011年12月20日に更新され、現状と異なる場合があります。また、ユーザーの投稿をそのまま表示しているため誤った情報が掲載されている場合があります。ご自身の責任においてご利用下さい。