ウィザードリィオンラインバランスもとれていなけば内容も薄い

ウィザードリィという古くからのゲームのオンラインゲーム化したものが本作ですが、
実際のところは、見た目だけ、雰囲気だけというところでしょうか。
私はこのシリーズをプレイしたことがないので詳しくはわかりませんが、
1つのMORPGとして評価させていただきます。

【良い点】
・スキルがツリー性のため、好きなタイプになれる。
・転職システムのスキル引継ぎがあるため、多職のスキルも使えるようになる。
　たとえば、プリーストのヒールを、ファイターに転職してヒールを引き継いで使う等

【悪い点】
・バランスがひどくとれていない。
・1ダンジョン、1層につき決闘場3,4箇所の攻略でダンジョンクリア
　代わり映えのない決闘場マップの使い回し、PT別MAPになっているため、PKに襲われる心配が
　なくなる。→現状最もLvを上げる、お金を溜めるのに優れているため、ほとんどのプレイヤーが
　フィールドに存在しなく、ひたすら決闘場を出入りするゲームになっている。→PKシステムの意味が薄くなる。
・内容の薄さ
　現在実装されているダンジョン数は6つ、攻略手順を知っていれば6時間もあれば全て攻略できてしまう。
　転職は、転職クエが未実装のため、極稀に落ちる特定MOBのドロップを狙わなければ転職できない。
・PTするメリットよりデメリットの方がでかい
　ソウルランクを上げるためのソウルポイントという経験値は、敵から得られる経験値÷100を取得できる。
　そのため、PTを組むことによって取得経験値を下げてしまうと得られるソウルポイントに大きく影響を受けてしまう。
　もちろんPTの場合追加で経験値を得られるのだが、それが100に満たない場合はデメリットにしかならない。

【総評】
バランスが良くなっても内容が薄いため、将来性なし。

バランス
ファイターンのチャージアタックが、10秒行動不能だが、次の1撃があたりさえすれば通常の数倍のダメージを与えられるため、
チャージアタック後にショックウェーブでメイジ・プリースト・シーフ、たまにファイターが1確
チャージアタック後にスイープ(範囲攻撃)でファイターも1確と、強すぎるダメージが発生する。
また、ディフェンススタンスという攻撃力が90%になるが、防御力がMAXで170%になるというイカレ性能
メイジのアクトバインド(行動不可)、ムーブバインド(移動不可)がクールタイムは90と長いものの、
効果時間が10秒もあるため、食らったら生きていられない（解除スキルは存在しない）
両方を兼ね備えるハードバインドもあるため、脅威。
シーフは、ドロップ率UPと箱を安全に開けるスキル(1回500G)がPT貢献できるが、
近接能力はファイターの全てに劣り、罠スキルは詠唱2秒、敵の足元に設置不可で
かつ、攻撃力に依存するので、ファイターがスキルを引き継いで使ったほうが強いという始末。
使えないスキルも多く、PTではマスコット的存在。(というか居場所がない)
これらのバランスからダンジョンを攻略する一般的なPTはファイター・ファイター・メイジ・プリーストの4人。

対人は、全力で逃げればまず追いかけられないので微妙。
マップの崖か何かで落ちれば死体が表示されないため、ルートされず安全に蘇生できるのも問題。

お金稼ぎは、ある決闘場をずっと回してクエストをこなして削除してのループ
Lv上げも、ある決闘場をずっと回しているのがベスト

と、色々と足りないものが多く将来性は薄いと感じました。