無課金ソロでLV90まで楽しめるゲーム
剣と魔法の重厚なファンタジーRPG。
たまに見かけるティザーでは、キャッチコピーは「大人のためのMMORPG」
そこからなんとなく察せられるように、萌えはない。
アバターも、ほぼない。
キャラメイクしても、分からない。
最終的には各職で、同じ格好(最強装備)になる。
だけど面白い。
なぜか。
それはキャラの育て方(能力値の配分)や、プレイヤーの立ち回りで、存分に個性を語れるゲームだからだ。
みな、最終的には同じ見た目になるかもしれない。けれどそれは言い換えれば、最強装備が明らかであるということ。苦難の末それらをコンプリートしたとき、言いようのない達成感を味わえる。
そしてまた別の職をやってみたくなる。
そんなゲームだ。
各職、役割がはっきりしているから面白い
対人を考えたとき、各職の火力・硬さ・回避の差は歴然で、ドラゴンナイトのコンバットとドラゴニックのコンビの前には、他職は紙切れのようなものだ。
どの職からはじめてもいいけれど、ドラゴンナイトは対人、そしてギルド戦では花形なので、一度は育ててみることをオススメ。
ソロでクエストをすすめる上では、ドラゴンナイトでなくても困らない。
LV90まではなんとかなる。
ギルドに入ったり、野良PTに入ったりして、難クエストをこなすようになってくると、各職の役割が明確になる。
バーサーカーは攻撃を受けてスキルを発生するというキャラで、立ち回り次第でドラゴンナイトより生存力は高い。つまりは壁役。
ヴァルキリーは銃を撃ちまくってシューティングゲームのような爽快感が味わえる。PTの攻撃速度UPや防御面のサポートなども請け負うことになる。
サークルは発動にかかる時間がむしろ心地よく、混戦のさなか防御力皆無で回復に翻弄する、範囲魔法を扱うというスリルが面白い。回復、火力の底上げで活躍できる。
シャドーはドットダメージとデバフという渋い立ち回りで火力の底上げに寄与する、まさに影で支えるキャラ。または、死んだモンスターを召喚して火力に寄与するというトリッキーな役割を楽しめるキャラ。
どの職も、いてもいなくてもなんとかなるが、いてくれたときのありがたみに、大小はない。そして、いざ自分が担当してみたときに、役割がはっきりしていることに気づく。
各職の能力が密接に関連しあっているから、役割を演じる楽しみがある。
バーサーカーが多くの敵を一箇所にひきつけ、サークルが離れたところから範囲魔法で攻撃&足止め&回復準備、そこへドラゴンナイトやヴァルキリーがなだれこんで範囲攻撃&個別アタック、硬いmobにはシャドーがドットダメージとデバフを仕掛ける。
これはPTでは常套の各職の立ち回りだ。
高LV域や、PTメンバーの構成では、上記に囚われない立ち回りを求められるけど、それがまた面白い。
数時間でLV30くらいになるので、気になる職を試してみるとよいと思う。
LV90までは遅い職で90時間くらい。
ストーリーも捨て置けない。
12月に大型アップデートがあって、物語の核心に踏み込んだ。
かつての英雄、現在の魔王の物語に、どんな結末が用意されているのか。
古参のわたしには感慨深い。
多くの大人に薦められる数少ないゲーム。
生産がない、オークション機能がない、エリアがせまい、オートランがないなど最新の懇切丁寧なMMORPGと比べると見劣りするところはある。
けれど、無課金最高峰の美しい世界、荘厳な音楽、スピード感のあるインスタントダンジョン、べたにかっこいい英語のナレーションなどなど、プレイヤーをはまらせその気にさせる要素はここ一年のMMORPGにはまったくひけをとらない。
そしてこのタイトルの最大の売りであるパーティを組む必然性が、MMORPGとはこういうものだと思わせてくれる。
今日現在、LV125で休憩がちだけど、ログインはかかさないゲーム。
病的と揶揄されるやりこみ要素は、その揶揄どおり、まだまだ終わりそうにないので。
評価
総合評価 | 3.67 |
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システム | 4.00 |
グラフィック | 5.00 |
サウンド | 4.00 |
イベント | 2.00 |
料金 | 4.00 |
運営管理 | 3.00 |
投稿者情報
投稿者 | 2bad4u(13) |
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プレイ期間 | 25ヶ月以上 |
状態 | 休止 |
投稿日 | 2011年2月3日 |
更新日 | 2012年11月20日 |
本レビューは2011年2月3日に投稿、2012年11月20日に更新され、現状と異なる場合があります。また、ユーザーの投稿をそのまま表示しているため誤った情報が掲載されている場合があります。ご自身の責任においてご利用下さい。