ディアブロなどを開発したスタッフが数年前に開発したヘルゲートですが、当時のものよりは趣きが変わっています。
様々な部分で劣化してしまっているのは開発権利が韓国企業に変わってしまい、バランス調整がされてしまったからでしょうか。ヘルゲート東京も彼らの開発ですので期待は出来ません。とはいえ、基盤はしっかりしており、そこそこ楽しい作品であるのは否めません。
システム
銃器を装備していると1人称視点に出来るため、よくFPSに間違われてしまいますが、この作品はTPSです。スキルの数が非常に少なく、派手さを求める人にとっては物足りないように感じることでしょう。
ですが、武器を直接使うスキルについては武器特性の影響を受けます。
一見、単体に攻撃するようなスキルに見えても武器にスプラッシュ効果がついているとそのスキルは範囲攻撃になります。
自分好みの装備を見つけたり、カスタマイズすることはスキルにも多大に影響することが楽しみの一つと言えるでしょう。
クラス
- ブレードマスター(武器:双剣、大剣など)
その火力においては他の追随を許さないほど高く、格上の相手であっても一方的な戦いが可能です。しかしその反面、とても防御面が不安定であり、単体や少数相手ならばともかく、多勢相手には一瞬でやられてしまう脆さもあります。
- ガーディアン(武器:片手剣、鈍器など)
その名の通り自他を守護する能力が高いクラスです。
反面、火力がとても低く、殲滅力は全クラス中最低です。
その立ち位置から多勢を相手にすることが必然とされており、被弾が多いので状態異常にもかかりやすく、常に装備に気を使うリスクを背負っています。
- マークスマン(武器:銃器全般)
銃器のスペシャリストであり、数多くの種類が存在する銃器を上手く扱い、遠距離からの攻撃に長けたクラスです。集弾率や連射速度を考慮に入れるとかなりの火力を発揮することができます。
例えば攻撃力が1の銃弾で1分辺りの連射速度が600だった場合、全て当たれば1分の攻撃力が600となります。スキルはこの射撃の能力を大幅に上げるパッシブ的なものが多く、それらを使いこなせば火力職として充分に貢献することができます。
- エンジニア(武器:マシンピストル、レーザーガンなど)
銃器の扱いはマークスマンほどではありませんが、ドローンと呼ばれるロボットを味方につけることが特徴的なクラスです。ドローンは直接火力に繋がるものが基本ですが、敵の能力を著しく低下させたり、どちらかといえばサポート役となります。
このクラスはキャラクターのカスタマイズだけではなく、扱うロボットのカスタマイズも出来る事が特徴です。自分だけのロボットを作ることができます。
- エヴォーカー(武器:マジック武器)
一般に言う魔法使いです。このゲームの敵は属性の影響を大きく受けています。
雑魚相手なら火力押しでいけますが、真の強敵相手には属性の弱点を上手く突くことで有利に戦いを運ぶことができます。他のゲームでは軽視されがちですが、状態異常は一部を除き強力であり、一気に形勢逆転へと変える事もできます。
- サモナー(武器:マジック武器)
召喚士です。エヴォーカーと同じく脆いですが、召喚獣が盾となり戦ってくれるので生存率は高めです。最初のうちは敵と間違えてしまう事も多々ありますが、召喚獣の固体能力は高く、序盤に関して言えば最強クラスです。
中盤以降は相手の特性に合わせたり、立ち回りを工夫する必要が出てきます。
総評
現在の運営状況はお世辞にも良いとは言えません。
アイテム課金制ではなく、コース課金制を受け継いだのは評価できますが、課金額は当時の3倍近くであり、日本に展開する他オンラインゲームと同じように割高となっています。イベント力も弱いですね。
当時のシステムが生きているからこその反響でしょうか。
何故この作品が廃れてしまったのか。その当時の理由を知る人にとってはこの作品の行く末も容易に想像できるのではないでしょうか。
評価
総合評価 | 2.50 |
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システム | 4.00 |
グラフィック | 2.00 |
サウンド | 3.00 |
イベント | 2.00 |
料金 | 2.00 |
運営管理 | 2.00 |
投稿者情報
投稿者 | kasasagi(41) |
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プレイ期間 | 1ヶ月未満 |
状態 | 引退 |
投稿日 | 2010年12月18日 |
更新日 | 2011年3月1日 |
ヘルゲートサービス終了
本レビューは2010年12月18日に投稿、2011年3月1日に更新され、現状と異なる場合があります。また、ユーザーの投稿をそのまま表示しているため誤った情報が掲載されている場合があります。ご自身の責任においてご利用下さい。