10年前の余興に対する考え方が蘇ったシンプルオンラインゲーム。
ドラクエ第一弾のようなシンプルさと分かりやすさがある。
戦闘は地味で目を疑うような内容だが、
目的を果すために美麗な演出がある必要もない。
そういった忘れかけていた単純で良いということを思い出させてくれる。
・序盤
LVアップに初心者ボーナスがあるゲームは多い。
しかし戦国セブンは、ゲーム内通貨もすきなだけ稼ぐことができる。
しかも、稼ぎやすい。
戦闘に勝利すれば戦利品として装備を出す敵が多いので、
単純にこれを販売するだけで良い。
販売の手間は一切ないに等しく、移動も不要でワンクリック。
都市に行かないと販売が出来ないという不満を抱えることもない。
不要物は即使用するか、販売できるのである。
・任務
どのオンラインゲームにも等しく存在するものがクエストだ。
戦国セブンにも例外なくある。
ただし便利な事に何処へ行けば何が起こるかということを、
先に、プレイヤーは知る事ができる。しかも、ほかの任務と比較しながら。
これはあるようでなかった非常に便利な機能。
移動も、一瞬である。
クリックするとすぐにMAPが切り替わり、ロード時間など、無い。
また、長い道のりを旅する場合でも、500円で移動完了。
その過程をも楽しんでも良いと思っていたが。
勿論、ここでいう500円とはリアルマネーであるはずがない。
・育成
ポチポチと画面を見ながら育成するほかに、
「修練」という育成方法がある。
これを選択することによって、
「指定した敵と最大で24回戦闘しなさい」と、
指示を出して放置することができる。
1時間と10分ほどで終了するが、終了後、敵から戦利品を複数受け取ることができる。
対象の持ち物を調査するとき、時間が惜しいときなどは非常に便利だ。
片手間で眺める際に非常に便利。
また、敵だけでなく都市内の道場で行う場合は最大で12時間、
戦闘をし続けることも可能。
ただしこの場合、戦利品はなく、
獲得できるものは経験値だけである。
・総評
不便で、無理があるようなことはほとんど感じられない。
これはできるようで中々表現できることではなく、珍しいと感じた。
しかしベタに全てに良い評価を入れることはやはり難しい。
便利で単純なその全体的な世界観は、やはり地味であり、
非常に単調だ。
その単調な世界の中でもオセロやトランプ遊びで垣間見るような、
独特の駆け引きがあり、想定外の顛末を見ることもある。
これぞ余興であるゲームの原点だといえよう。
ただし、映画のようなより深い、広大な世界観をゲームに求める人には、
出るはずの言葉も、出ないだろう。
・補足
以下、箇条書き。
よくある、「ログ流し」はない。
誰でも見ることのできるチャットスペースで会話を頻繁にする人は少ない。
ソロプレイでどんどん進むこともできている。
一回の戦闘時間が短く数がこなせる。
・精力
「精力」というステータスがあり、戦闘すると消耗。
0になると経験値がほぼ獲得できなくなる。
この精力は24時間に1度、90回復。
恐らく過剰な長時間プレイを縛るもので、健康配慮に良いシステムだと思う。
精力の減少は、1戦で1消耗と、相応に緩やか。
・状態
よくにたもので「状態」という項目がある。
俗称であるHPとは別に設けてあり、健康状態や、現在の行動状態を表示。
これにより、ログインしてすぐに何をすればいいか分からないということはほぼ、ない。
・奴隷システム
このシステムはこれまでの国産ゲームではお目にかかることがなかった。
競技場でログインプレイヤーと手合わせでき、お互いにLV20以上の状態だと、
敗者を奴隷にする戦闘を、申請することができる。
この申請に拒否権はない。
ただし、奴隷にされるまえに自らの奴隷を差し出すことはできる。
奴隷になったからといって奴隷は、すぐに不利になることはない模様。
・順位
項目ごとに順位が必ず表示される。ランク外ということはない。
純粋な質問を「内緒♪」などという気持ち悪いプレイヤーの相手をしなくてすむ。
評価
総合評価 | 3.00 |
---|---|
システム | 3.00 |
グラフィック | 2.00 |
サウンド | 3.00 |
イベント | 3.00 |
料金 | 4.00 |
運営管理 | 3.00 |
投稿者情報
投稿者 | yumeji(2) |
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プレイ期間 | 1ヶ月未満 |
状態 | 引退 |
投稿日 | 2010年7月23日 |
更新日 | 2010年7月29日 |
戦国セブンサービス終了
本レビューは2010年7月23日に投稿、2010年7月29日に更新され、現状と異なる場合があります。また、ユーザーの投稿をそのまま表示しているため誤った情報が掲載されている場合があります。ご自身の責任においてご利用下さい。