世界観
どこにでもあるような中世風ロープレ。
剣と魔法が混在し、街の外にモンスターが徘徊している。
システム
職業の概念がなく、ステ振り、スキル振りはプレイヤーの自由。
装備品には見た目以外の性能差がほぼなく、
「守護石」と呼ばれるアイテムによって守備力や攻撃力が変わる。
クエストも特に強制ではなく、ソロ狩りだけでもLvは上がる。
…と、聞くと一昔前のすんげー自由なネトゲを想像してしまう人が多いんでないだろうか。
実際のところ、守護石にしたってスキルにしたって、装備レベルが定められているし、
mob戦にしたって、高レベルの敵には絶対勝てないような補正がつくし、
低レベルの敵と戦った場合、楽勝できる代わりに経験値が入らない。
知れば知るほど窮屈なゲーム性を味わうことになる。
■主人公のLv<mobのLvとなる場合
こちらの攻撃は相手に当たらなく、敵の攻撃はほぼクリティカルになる。
■主人公のLv>mobのLvとなる場合
こちらの攻撃はほぼ必中、敵の攻撃はまったく当たらない。
つまり、その敵に勝てるかどうかは「Lv差」がすべてであり、
ステータスやスキル、装備といった戦略は実質ほとんど関係ない。
弱い敵からは経験値がもらえないため、強くなることにメリットがない。
Lvが上がっても名前だけ違う似たような敵と延々と戦わされるだけ。
モンスター
狼と狐、そして熊が多い。
なんか無差別な動物虐待をしている感じ。
属性相性やステータスに個性のあるキャラがいないため、
だいたいLvだけ見れば勝てるか勝てないか分かってしまう。
おまけに同じポイントに同じmobが一定時間で沸くタイプのため、
囲まれたりするハラハラ感は皆無。
敵を殺した後、そいつの持ってるアイテムを拾わないことにより、
次のモンスターが沸かないため、休憩もしたい放題。
スキル
単体攻撃、範囲攻撃、バフ、デバフ、回復などがある。
しかしながら、あってもなくても実感が沸かない様な微妙スキルが多いため、
魔法使いならファイアボール連打してるのが一番高効率だったりする。
前述のとおり敵キャラクターには個性らしい個性がないので
どこのマップに行っても同じ戦法が通用する。
アイテム
よく使うのは回復剤と、装備強化に使う守護石の砂ぐらい。
あとは全部「製作材料」と呼ばれるゴミ。
回復剤はクールタイムが異常に長くて価格も高いので、使えない。
製作
そもそも自分と同じレベルの敵には絶対勝てるゲームなため、
敵からのドロップ品を適当に揃えていればそれで十分。
わざわざ強いアイテムを自作する必要はまったくない。
パーティ
組む必要がない。
パーティーを組もうがソロで挑もうが、自分よりLvの高い敵には絶対に勝てない。
組んでも不味いだけなので、ソロしたほうがお得。
総評
良ゲーになれなかった微妙ゲー。
数多の「記憶に残らないMMO」のひとつとして数えられることでしょう。
せめて、Lv差によるチート補正さえなければ、
育成や戦略を楽しめるゲームになれたであろうに…。
評価
総合評価 | 3.00 |
---|---|
システム | 3.00 |
グラフィック | 3.00 |
サウンド | 3.00 |
イベント | 3.00 |
料金 | 3.00 |
運営管理 | 3.00 |
投稿者情報
投稿者 | akirachi(13) |
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プレイ期間 | 1ヶ月未満 |
状態 | 活動 |
投稿日 | 2010年5月15日 |
更新日 | 2010年5月15日 |
アイラオンラインサービス終了
本レビューは2010年5月15日に投稿、2010年5月15日に更新され、現状と異なる場合があります。また、ユーザーの投稿をそのまま表示しているため誤った情報が掲載されている場合があります。ご自身の責任においてご利用下さい。