蒼天 RvR・無差別PK・大量ハックのある劣化三国無双

韓国で2007年サービス開始、その日本版。

コーエーの真・三国無双シリーズ風のアクションに、100vs100の大規模対人戦コンテンツ(RvR)をくっつけたようなゲーム。非クリックゲー。

日本に少ないタイプのゲームで、成功する可能性もあるけど
日本人に嫌がられやすい仕様も多くあって、失敗作になる可能性もあり。

操作がやや複雑なうえ、目玉であるRvR（国境戦・局地戦）に参加するとなると長時間プレイ・昼夜不問プレイを求められがちなため、ライトユーザ向きじゃない。コア（廃）ユーザ向け。
1日30分か1時間くらいのマイペースでノンビリ遊びたい・・・という人には向かない。

キャラ

4職あるけど、どれも肉弾型のいわゆる「戦士」タイプで、妖術士や魔法使い的な職は無い。

職ごとに性別固定で、しかも各職メイク時に顔だけ（変わり映えしない）4～5種類の中から選べるのみ。
装備も、同じLv帯なら全員ほぼ同じものを着ざるを得ないので、みんな同じ格好、同じ顔。

成長はレベル制で、多少ステータスを割り振れるものの、キャラ性能はかなり装備依存。

1キャラ目のメイク時に所属国を魏呉蜀の3つから選び、以降そのアカウントのキャラは全員同じ国所属になる。

操作性

キーボードとPAD両方で操作でき、キーカスタマイズもある程度できるが、操作性はどちらも良くない。
PgDnやENDキーなどあらゆるキーにもアクション操作が割り振られているので、特にノートPCなんかだと相当やりづらい。

PAD使うにしても、一部操作にはマウスを使わざるを得なかったりと、なかなかストレスが溜まる。

PvE（Mob狩り）部分

「兵士100人倒せ」などのお使い系のクエストを受けたり、MO式のシナリオクエをこなしたりしてLvを上げていく。
Mobに無双はできるものの、爽快感は三国無双ほどじゃない。

フィールドは言うなら「都市」「PvEエリア」「都市城門」「局地戦エリア」「国境戦戦場」に分かれていて
城門・局地戦・国境戦は30vs30～100vs100を行える大規模戦用の戦場。Mob狩りはPvEエリアで行う。

現状は、どこのPvEエリアでMob狩をしていてもPK出来る＆される可能性あり。
（同国PCにPKされることはないけれど、どのPvEエリアでも敵国プレイヤーと対峙する可能性がある。）
しかもPKする側には何のリスクもペナルティも無いという、PK上等システム。
果たしてこの韓国嗜好のシステムが日本で受け入れられるかどうか？

PvP、RvR

1vs1はアクション性重視、多少のキャラLv差なら覆して勝つ事も十分可能。

100vs100で戦う国境戦はなかなか戦術性もあるものの、当たり判定がアバウト過ぎるうえにラグも目立ち、攻撃が当たってるのか、どこから攻撃喰らったのかワケわかんないグダグダな乱戦になる事も多い。
そのせいか、ただ単に（ステップやコケ時の無敵時間を利用して敵陣に切り込み）範囲攻撃ぶっ放すだけ、というテクニカルも何もない戦闘になっている。
RvRがメインコンテンツであるファンタジーアースゼロあたりと比べても出来は悪い、といわざるを得ない。

国境戦は1戦に最高2～3時間かかる長丁場で、前準備も結構必要なうえ、1日最高3～4回くらい起こる事もあり、廃人でもない限りぶっ通し参加や連戦は不可能。