マビノギ戦闘はおまけ

独自の戦闘システムは、最初はとっつきにくいかも知れませんが、倒し方がわかれば面白みが出てくるかと思います。同時に、敵との戦闘がパターンになっており、戦い方とリズムさえわかってしまえば、低レベルでも高レベルでも、（戦闘時間に差はでるものの）ある程度クリアできてしまうという欠点もあります。
生産システム、コミュニケーション類はよく考えられており、戦闘よりも生産、生活、コミュニケーションを楽しみたい人にはお勧めできそうです。
基本無料とは言うものの、転生、変身、染色、アイテム投下式ダンジョンなど、他のＲＰＧにはない、あるいは先駆けとなった要素が多く、やりこむほど楽しさが増すと思いますが、反面、課金しないとその楽しみが半減してしまうのが残念です。

よいところ
1.単なるクリックゲーではない
2.メインストリーム（ストーリー）がよくできている
3.装備にレベル制限がなく、染色などでオリジナリティを出せる
4.広大なマップで、末永く遊べる
5.転生システムのおかげで、レベル上げがさほど苦にならない
6.同じ武器でも接頭辞がかわることで、効果が大きく変わる
7.楽器演奏で、好きな曲を演奏できる（このため、街中で別のゲームのＢＧＭが流れてくることもあります）
8.釣りなどは自動なので、わざわざ課金アイテムを買わなくても、放置アイテム収集などが可能
9.ダンジョンがすべてインスタンスなので、ＢＯＴと遭遇する確立が低く、また、他のプレイヤーに気を使うこともない。
10.移動が簡単。長距離移動でも、事前に目標地点を複数設定しておけば、自動で移動、右左折してくれる。

わるいところ
1.課金しないと、できることが大幅に限定される（もともと有料だったので仕方ないかも）
2.独自の戦闘システムのために、戦闘で役割分担（攻撃、魔法、回復など）がなく、どのキャラでも戦い方が同じになる
3.一部の生産が死ぬほど大変で、ゲーム内通貨で数百万～数千万の出費は当たり前
4.非常に人気があり、全チャンネル混雑状態。満員になることも多く、思ったチャンネルに移動できないことも多々。
5.グラフィックが・・・うーん
6.友達を作ったり、ギルドに入ったりせず、ソロで続けると飽きやすい
7.敵の攻撃力の割りに、プレイヤーの防御力が低すぎるため、どんな高レベルキャラでも一発食らうといきなり瀕死になることが多い。

戦闘を楽しむということよりも、のんびりと生産や買い物しながら、友達、ギルドメンバーなどとおしゃべりし、たまにダンジョンにもぐったり、狩りに行ったりという生活を楽しむプレイスタイルが向いている気がします。
もちろん、戦闘主体の人も遊べますが、先述のとおり、戦い方がわかれば低レベルも高レベルも同じなので、飽きやすいかもしれません。
最大の減点ポイントは、戦闘でキャラクターの個性を出しにくく、パーティを組む必要があまりないところでしょうか。しかし、コミュニケーションゲームだと割り切って、戦闘はおまけだと捕らえることができる人には、お勧めできます。