ファイナルファンタジーXI ３年時間を戻せれば最高のゲーム

まず、移動・戦闘・物語進行全てにおいて、パーティ(６人)必須なので同程度の仲間が常時６人揃わなければなりません。
しかし表題の通り、０８年４月１日の時点ではプレイ中の人たち殆どがキャラクターの最高ＬＶ７５(各ジョブごとにとれる)まで達しており、低～中レベル帯は過疎です。
時期的にもうマズいゲームです。高齢化(笑)構造です。誰も助けてくれません。聞くは一時の恥といいますが、ヴァナディールでは「知らない奴は去れ」という閉鎖空間です。
これからＦＦ11をやろうという人は、１２人くらいのリアル友人と同時に始めないと楽しめません。
あと、広大で緻密な世界観とグラフィックには圧倒される良い点ですが、ほんとうに広大！過ぎて何をするのにも時間が取られてしまい(目的地に移動するだけでリアル２０分！)、学業をしない学生、非勤労者、ブルジョアジー以外の人には全くついて行けない世界がそこに広がっています。
一日３時間以上ＯＮしていないと、楽しくなりません。いえ、もはやそこの住人となってください(笑)。
ストーリーやクエストは豊富にあり、質も高く、とっても楽しい内容ですが、ここにもスクエア節炸裂でヒントが全くありません。町(全て動きまわるとリアル３０分消費)の全ＮＰＣの台詞を暗記し、さらに町の何倍もあるフィールドの細かなところを全チェックしても、普通では思いつかないような結論のストーリーが多々あります。
攻略本か攻略サイト前提であれば、もはやゲームと言うより苦行ですね。
８０年代にＡＤ＆ＤというボードＲＰＧが好事家の間で流行りましたが、ＦＦ１１はそれと全くおなじ緩やかな衰退の道を歩んでいるのが現状です。
もっとパワーを！もっとマップを！もっとストーリーを！
既存の濃いファンの為に次々と継ぎ足しをしていった結果、整合性の取れない、混沌とした、膨大な物量の広がる世界。
それがファイナルファンタジー１１の今の姿です。