【良い点】
ネクソン全般のゲームは音楽の質が良く、マビノギは特にクオリティが高い。
音楽で保っていると言っても過言ではない。
【悪い点】
システム
初期の頃に比べるとキャラを成長させやすくなり、スキルもすぐカンストさせることが可能となった。
昔のように気の遠くなるようなスキル修練や、高レベル帯の人に協力してもらって修練するといった必要性はなくなったと言って良い。
しかし反面、誰もがすぐに強くなれるので単純なレベルやキャラ性能で差がつきにくくなった。
ではどこで差がつくかというと、細工による装備への「廃課金」である。
課金アイテムの細工を回し、ランダム効果を装備に付属することでステータスを強化するのだ。
いわゆる”札束で敵を殴る”ゲームである。
マビノギでまともに楽しむには、廃課金をする運命となるのは覚悟しておいた方が良い。
治安
RMTや垢ハックが当然のようにまかり通っている。
垢ハックは一応運営サポートがある様だが、ほとんど機能していないといって良いだろう。
つまり、大概の被害者は「泣き寝入り」となる。
嫌なら辞める、それしか選択肢がない。
最もマビノギは数年前より過疎が進んでいるため、RMT業者やBOT等はほとんど見られなくなったが。
RMTやBOTをする側にしても需要が少ないのであろう。ただし、垢ハックは未だに横行してるのではないかと思われる。(MOMというリアルマネーが絡むユーザー間ショップが存在するため)
また、ユーザー監視(晒し)サイトが一大勢力となった。
昔はそのサイトの管理人も、違反ユーザーとして周りから白い目で見られていたが、今や一つの場所を提供してくれる”神”となっている。
このサイトが「半公式」として完全に容認されていることも、今のマビノギの質を物語っているだろう。
ユーザーの質
上記で挙げた点から、マビノギのゲームとしての質はほぼ最低辺であると言える。
さて、それでも残ってるユーザーとはどんな人達なのだろう?
彼らは引くに引けなくなった層ではないかと思われる。
どんな場所でも住めば都、現ユーザー達にとって今のマビノギは「居場所」「人生」となっていると推測できる。
彼らは、装備に廃課金をする事や、垢ハックが自然とまかり通る事等に何の疑問も持たない。
なぜなら、それらを自分たちが否定してしまうと居場所が壊れるからだ。
だから彼らは必死になって課金するし、そうすることで交友関係を保っている。
正直なところ、マビノギのユーザーの価値観は壊れていると言って過言ではない。
彼らにとってマビノギは生活、いや人生の一部であり、垢ハックや不具合、廃課金など問題ではないのだ。
いかにコミュニティに仲間入りできるかどうかが重要なのだから。
【総評】
前述の通りレベル等は早く上がるので、一人で大体のことはできるようになる。したがって他ユーザーとパーティを組む機会も少ない。
ではどういった所でパーティを組むかというと、難しいダンジョン等のエンドコンテンツがほとんど。
しかし、エンドコンテンツでは最低限細工を回した装備を持っていないとお話にならない。
つまり、
「廃課金で装備を強くしないと、強くなりきってしまった現ユーザー達とはまともに遊べない。」
そう考えて良いだろう。
もしこれからマビノギの門を叩くというのであれば、
どれだけこのゲームに早く染まり、不自然なことを自然だと感じるようになれるかが長続きするコツである。
そういうのが嫌なら一人でストーリーや雰囲気をある程度楽しんでから、スパッと辞めることをオススメする。
評価
総合評価 | 1.83 |
---|---|
システム | 1.00 |
グラフィック | 2.00 |
サウンド | 5.00 |
イベント | 1.00 |
料金 | 1.00 |
運営管理 | 1.00 |
投稿者情報
投稿者 | gerosyab(1) |
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プレイ期間 | 25ヶ月以上 |
状態 | 引退 |
投稿日 | 2020年8月1日 |
更新日 | 2020年8月2日 |
本レビューは2020年8月1日に投稿、2020年8月2日に更新され、現状と異なる場合があります。また、ユーザーの投稿をそのまま表示しているため誤った情報が掲載されている場合があります。ご自身の責任においてご利用下さい。